【レビュー完成】5本のマッチポイントを凌ぎ、ヘロヘロの死闘を制す!(2016マイアミ準々決勝)

2016 Miami (Masters 1000)
Quarterfinal
Kei Nishikori[6] def. Gael Monfils[16]

お互いヘロヘロになるまでもつれた試合でした。最後は両者とも力を振り絞って戦いましたが、紙一重の差で錦織が勝利。
錦織はもう少し楽に勝てたと思いますが、そうさせなかったモンフィスの粘り(とポルナレフショット)を讃えたいです。

とにかく、勝つことが大事でした。サーブがもっと入れば、とか攻め球のミスが、とかはあります。ありますが、最後のあの段階まで来たらもうそんなの関係ない、負けたくないそれだけだったと思います。見た目はモンフィスの方がグロッキー状態でしたが、錦織も同じくらい体はきつかったと思います。(この試合見て分かったのは、5セットマッチをプレーできる選手でも3セットでこれだけ疲労するということは、試合の長さに合わせて体力を出し切っているんだなあということです。)

究極の負けず嫌い、錦織圭に敬礼!です。

もう出なければなりませんので、一回この状態でアップして、まだ夜にでもレビューを書きます。

試合後インタビュー

Q.鳥肌が立つ勝利でした

A.そうですね、最後まで集中してMPも何本もセーブしました
最後は体力もメンタルも厳しかったので1本ずつ集中してやりました

Q.ファンに一言

A.応援ありがとうございました
とてもいい内容で勝てたので明日の準決勝も頑張ります。

【4/2 0:30追記】

1stセットはサービスゲームが上手く行かず、併せてモンフィスの予想外の攻撃性に悩まされ落とします。
しかし2ndセットに入ると積極的にネットを取る作戦で主導権を握ると、モンフィスが徐々に攻撃力を失っていきます。
ファイナルセットもその勢いのまま1ブレイクアップで4-2。すでにモンフィスは体力を大きく削られており、最初の攻撃的なプレーは影を潜め、守備的なプレーを強いられます。
しかし錦織に凡ミスが出た一瞬の隙を突き、30-30からカウンターのフォアハンドパッシングショット(ポルナレフショット)。
ここで息を吹き返し、再び足が動き積極性を取り戻します。
押される錦織はプレッシャーのかかる第10ゲーム、4-5 0-40と絶体絶命のピンチ。しかし冷静でした。
モンフィスも最後のエネルギーをかけてプレーしていたのでギリギリの状況。
足を動かし、打点に入り、回転をかければ確実に取れるはず、あるいはそんなに全てのショットが入ってくる状況でもないはず、という予測があったように見えました。
モンフィスにしてみれば安全に返してミスをしてくれてもいいし、錦織がリスクを取りづらい中、1本思い切ったショットを打って入ってもいいしで取れる作戦はあったものの、その両方を実行し両方ともポイントに結びつけることができませんでした。
最後まで分からない勝負ではありましたが、タイブレークは残ったエネルギーの差が出た格好になりました。
モンフィスはスライスを多用し、基本的に繋ぐことしかできない状況になるまで体力を消耗していました。
1本1本集中し、決して諦めなかった錦織の執念が最後の最後で実を結んだ格別の勝利。
「今年の錦織はひと味違う」を再び証明した試合となりました。

戦術としては、ピンチを迎えてもモンフィスがディフェンシブにブロックリターンをしてくると見るや、サーブ&ボレーで切り抜けた選択が光りました。
相手が元気な時、相手の意表を突くことを主眼に置いたサーブ&ボレーはリスクも伴いますが、このサーブ&ボレーはリスクの低い最高の選択でした。
ストロークでも高い確率でポイントは取れたとは思いますが、2本、3本と打っていくとミスの可能性も高まります。
極めて冷静な判断でしたね。視野を失っていなかった証拠だと思います。

103 件のコメント

  • 応援フード、
    去年の上海のときに、ニックキリオス=憎きお酢、ということでww酢の物を考えたのですが今回はそれプラス、どなたかのアイディア、「切り干し大根」を加えてみました。
    実は、すっかりらお君と思い込んでいたのでwwラ王が転がっておりますwwww

      引用  返信

  • 崖っぷちからの大逆転!本当に凄い試合でした。私も朝からヘロヘロになりました。
    ファイナルセット途中から、気分が悪くなり(月曜からの睡眠不足のせいかも💦) 試合後は、ちょっと休んでから、何とか仕事に行くことができました。応援してただけなのに恥ずかしい…(^_^;)

    体力の全てを出しつくし、闘い抜いた二人、両者とも素晴らしかったです。
    試合後のハグにも感動😭😭
    本当に言葉では、言い表せないほどの熱い試合でした👏👏

    モンちゃんのためにも、Fまでいってほしいです!!
    今日は、早く寝て体力万全で明日も全力応援します*\(^o^)/*

      引用  返信

  • ネットを挟んでお互いを讃え合うハグはとてもいい感じでした。

    「外国人」というステレオタイプ、「体臭」という極めて個人的なことを、冗談でもこのような場で話題にするのはあまりにナイーブでしょう。

      引用  返信

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。