錦織の芝適性に対する考察

 いつも芝のシーズンになると、錦織の芝適性についての議論が盛んになります。ここで改めて考えてみたいと思います。
 過去、何度か私も記事中で言及していますので、振り返って見ます(長いです)。

しかし、錦織の芝適性は決して悪くないというのが私の持論です。
確かに一部の芝が得意なプレーヤーというものが存在し、彼らは大変危険ですが、
芝が苦手というか、慣れていないプレーヤーの方が多いです。
ビッグサーバーに有利とも言われますが、錦織のサーブも芝の力を借りてビッグサーブと化すので、相対的な有利不利を考えないと正しい評価ができません。
速攻を重視する錦織にとっては、上手く使うと大きな味方になるのが芝というサーフェスだと思います。

世界最速サーブを倍返しで打ち返せ!2016ウィンブルドン1回戦 vs. グロス | 錦織圭を鼻血が出るまで応援し続けるブログ

「錦織の芝適性について書きます」といったまま結果が出てきているので後出しになってしまいそうですが、私見を述べると錦織は結構芝でもイケルと思います。
ベストサーフェスはハードコートですが、芝だと極端に跳ねる球は来ないので、跳ねるセカンドサーブには対処しやすいし、自分のサーブは「意外と決まる」ってことでサービスで気分が乗ってきやすい。
その分、相手のサーブも良くなるのですが芝の恩恵を受けるのは相手だけでなく錦織もである、ということです。

高い打点からの強打は得意な錦織ですが、「高すぎる球」は得意ではない。195cmのプレーヤーと比べるとストライクゾーンの位置はどうしても低くなってしまいます。芝のバウンドはその差を緩和してくれますのでその点ではやりやすいはず。

2015ハレ準々決勝 ヤノビッチ戦結果 | 錦織圭を鼻血が出るまで応援し続けるブログ

得意なサーフェスとは言えないと思いますが苦手とも言えないと思います。
サーブを返しづらくなりますが、錦織のサーブにも恩恵がありますし、テンポの速いテニスでガンガンストロークが決まれば気分が乗ってくるかもしれません。

ウィンブルドンでは

2008 ジケルに敗戦 腹筋肉離れによるリタイア
2009 参戦なし
2010 ナダルに敗戦 これは仕方ない
2011 ヒューイット(芝が得意)に敗戦 4セット目取れればいける雰囲気はあった
2012 デルポトロに敗戦
2013 セッピ(5セット男)に5セットで敗戦
2014 ラオニッチに敗戦 4セット目取れればいける雰囲気はあった

いずれの試合もふがいない敗戦はなく、まだ芝適性は未知数なところがあるんじゃないかなと思います。

鼻血の徒然草(2015/6/4)ジョコビッチがナダルに勝利ほか、全仏準決勝からの展望など | 錦織圭を鼻血が出るまで応援し続けるブログ

 ほぼ、過去の記事で言い尽くされていました・・・。私の結論は、「決して苦手ではないはず。上手く芝の特性を使えば、得意サーフェスにもできる」です。
 これまでのGSで最も成績が出ていないのは、怪我が多い時期だということが最も大きいでしょう。2008、2009、2015、2016と4回も怪我が原因で敗退または不出場となっています。
 クレーで特に強い選手、芝で特に強い選手が存在する中、錦織は比較的サーフェスの得手不得手の幅が小さい方ではないかというのが私の持論です。

 芝が錦織のプレースタイルに与える影響を考えてみます。

メリット

  • サーブが決まりやすい
  • 攻撃ショットが決まりやすい
  • ボールが高く跳ねない
  • 速い展開は好きな方

デメリット

  • サーブを決められやすい
  • フットワークが使いづらい
  • スライスを持ち上げにくい

 他にもありそうだったら教えてください。

 サーブを決めやすく、決められやすいというのは矛盾しているようですが、メリットデメリットどちらが勝るかということですね。ラリーを作って調子を上げていくのが錦織のスタイルではありますが、今は故障リスクや体力消耗を考えたら、ショートポイントが多い方がありがたいと思います。サーブだけで終わる試合はフラストレーションたまってダメですけど。
 サーブについては最近効果を増しているスライスサーブと相性の良いサーフェスであることもメリットかと思います。

 サーフェスが速いことは、グリップの厚い錦織のフォアにとっては難しくなる要因ですが、バックハンドにはあまり影響がないと思います。それよりもバウンドが高くなりすぎないメリットが大きいと思います。特にセカンドサーブに対するリターンミスを減らす効果があります。1回戦を見る限り、フォアも気持ちよさそうな打点の高さで打てていました。ボールの高さって非常に重要なファクターで、サーフェスの速度と同じくらい影響するんじゃないかと思っています。

 フットワーク、特に反転するフットワークが使いづらいサーフェスではありますが、速い展開は好きな方ですし、クレーで高い弾道で後ろに押し込まれ、パワー勝負になるよりは前陣速効型で勝負できる芝の方が、「間に合いさえすれば」、合っていると思います。これも、慣れの問題。年々、良くなってきています。(それだけに怪我が悔やまれる)

 錦織はスライスも上手いですし、ネットプレーを混ぜることも全く問題ない。先手必勝のこのサーフェスは、攻撃型の錦織と意外なほどマッチしているのではないか・・・経験とともに、芝マスターへの道を歩んでくれることを実は少し期待しています。

43 件のコメント

  • 久しぶりの投稿です。
    団長の意見に、『激しく同意!!!』です。

      引用  返信

  • 団長、私も“激しく同意”です~❗😍😍😍💪💪⤴️⤴️❤️
    特に今年は、おスギという強い味方があらわれたので、バンバンおスギの芝フットワークを伝授してもらってください❗😉👍💕⤴️⤴️
    あら不思議❗芝が得意になること、間違いない❗😆👍➰❤️⤴️⤴️
    ひさびさに、爆発する圭を見たいぞ~❗😆💕✨⤴️⤴️←怪我に気をつけて、ゴー・ゴー・ゴー❗o(≧∇≦)o❤️⤴️⤴️

      引用  返信

  • 良く分かりませんが怪我しやすいしそこまで勝ててないのであまり得意ではないのではというのが私の考えです
    ここをこうすれば~と研究ももちろん大事ですがここまで結果が出てないので不得意である何かがあるのでは・・・

    こういうネガティブ発言はあれですが

    ここでケガをしてしまったらその後のハードコートシーズンに差し支えがありますので無意識、意識的?にカラダをかばっちゃってるとかあるのかも・・・

    芝が終わったら2ヶ月くらいオフとかなら爆発的に結果を出せるかも・・・??

    うーん、難しいですね

      引用  返信

  • 芝が苦手…というより長丁場のクレーシーズンで勝ち残れるようになってしまったが為に身体の疲れや故障を抱えたままの芝シーズンへの突入が原因じゃないんですか?もちろんフットワークとかもあるとは思いますが、主たる原因ではないと思います。

    とはいえ芝=怪我→棄権というイメージがついてしまっている事は否めないので、ここは何が起こっても動ずることなく応援したいと思います。

      引用  返信

  • 芝を踏む shoesの 底と 芝との 接点が馴染んで来た様に 感じるので 今回は 安定して来ましたネ!とするとbody の方にも 無理が来ていない様な気がします! 対 Stakhovsky 戦 を期待して 観察シタイです。
    杉田選手は芝上で 非常に上手く噛み合ってますネ 基本的な テニスの動きと共に!

      引用  返信

  • 修造さんも、「圭は芝での苦手意識がとれれば、活躍できるサーフェス」といっていました。過去の失敗(あまり活躍できていない、ケガなど)でどうしてもメンタル的に「芝が苦手」という感覚にとらわれているということだと思います。何かしらきっかけがあれば、もしかすると大きな飛躍を遂げる可能性のあるサーフェスだといえます。テニス天才肌、勘や小技も得意な錦織くんはサービスアンドボレーをうまく取り込み、錦織芝専用テニス・早い展開でのテニスを確立していければ、もしかしたら他のサーフェスよりも錦織くんのよさを発揮できるところかもしれませんよね。

      引用  返信

  • @節穴 さん

    お久しぶりです~。

    私も昨日の試合を見ながら同じようなことを思ってました。
    フットワークが芝ならでは、の感じになってきてるな~と。

    フェデラーのフットワークをお手本にしてもらいたいですよね。
    ガツガツ走って止まるのではなく、軽やかに、でもしっかり上から芝を踏んで、縦横無尽に走り回って欲しいです。

    芝適正はフットワークといかに早いポイントで決められるかにかかってくるかと。
    後は当然ですが、ビッグサーバーを相手にした時のリターンの確率を上げることでしょうか?

    まあ、要は団長とほぼ同じ意見なんですがw、これがハマって怪我をしなければ、十分上を狙えると思います。

    2014年のラオニッチ戦のように、センターのファーストサーブを何本も見送るようなことにはならないで欲しいですね。

      引用  返信

  • 自分もプレー的に芝適性は結構あると考えますが、
    すべてのメリットを飲み込んでしまう最大のデメリット
    が怪我しやすいかと思います。

      引用  返信

  • 団長さまの書かれるデメリット、サーブが決まりやすいというのはその通りだと思います。
    スライスを持ち上げにくいのもそうで、ものすごく滑りますけど、昨日の試合に限ってはこれが強みになってましたね。バックのスライスのアプローチでエース取るなんて、フェデラーでも滅多にないのでは?
    フットワークは、きのうバックのクロスのエースはあまりに早かったんでチェッキナートが取れなかったですが、その前に細かくステップ踏んで打点をきちっと調整していたがためのエースでした。
    クレーのように足を滑らすことはできないけれど、フットワークも当然重要で、これまで早期敗退していたのはこれが原因かもしれないですね。
    ただ私もROMさんのように、クレーシーズンの疲労が影響していたと思うので、元気に動けばむしろフットワークはたいがいの選手より強みになるんじゃないかと思います。体軽いですし。

    だから芝は他のコートと同じか、うまく馴染めば少し得意ぐらいになるんでないかと思います。
    ただビッグサーブに対しきちっとリターンできる前提で。
    アガシのリターンとよみが参考になるかもしれないですね。

      引用  返信

  • お久しぶりの投稿です。

    芝の適正、今回が一番わかる大会になるんじゃないでしょうか?
    ブラウンのコメントによると、かなり遅いサーフェスらしいです。
    なので、フットワークが生きないでしょうか。
    昨日、カルロビッチ大先生も負けてしまいました。

    とにかく緒戦を見た感じだと、つい期待してしまいます。

    臀部の痛みはあるものの、クレーでの疲労感も少ないし、ここ数年で一番調子よくWBを迎えられていませんか。
    それに、すっきりした前向きな良い顔をしているのも◎です。

    フレンチの時は、ずいぶん悲壮感がでてたのに。。
    フレンチで自信を取り戻したこともあるだろうし、体調もそれに比べて良さそうです。

    まずは、QFに進むことを最初の目標として、ケガなく終わって欲しいです。

      引用  返信

  • 笑われるかもしれませんが、以前からの芝いいんじゃね派として、少し書かせてください。
    芝での怪我をなくすためには、無理して踏ん張らない、深追いしない、ですよね。
    ランニングショットも、予測が立ってウィナーが取れれば走り抜けられるので怪我はしませんが、無理に追ってやっと届いても、返されて急に方向転換をする時が危険です。
    だから、相手のいいショットや予測が外れた時は、グッジョブ出して見送るのがベスト。
    後で倍返しすればいいのですから、そして、それができるのですから。
    フェデラー選手のフットワークがかっこよく見えるのは、走らされているのではなく、自分で主導権を握って走っているので、美しく見えるのだと思います。
    その分、あっさり見送ることも多いですよね。そのテニスが芝でのお手本。
    クレーでは守備のためのフットワークが重要になりますが、芝ではそれこそが危険!
    「無理に守らなくても勝てる自信」を、揺らぎなく持ち続けられるかが、怪我無く終える鍵なのではないかと思います。
    そして、それができれば、パワーに頼らない「省エネ忍者テニス」の完成に近づける!
    なんて勝手に夢想しています^^

      引用  返信

  • 相手の調子や力量にもよるのでしょうが、昨日のスライスはコース、ペース、深さ、とっても武器に見えました。Strong pointかな〜、と思って見てました。

    サーブ&ボレーはどうなんですかね?グリップ厚いとボレーは苦手とかあるんですかね、昔はちょっとやりずらそうに見えたこともあったですが、最近は流れるようで美しい。Federerとまではいかないですが。

    あとドロップショットは結構武器になるようにも見えましたが、多用はしない方がいいんでしょうかね。
    昨日は、相手を下げてドロップも決まってたりして、まあ、相手の調子もあり自在テニスだったので今後の参考にはならないのかもしれませんが。

    調整力が高い、が発揮されると芝の1st Weekはアドバンテージあるのかな!

      引用  返信

  • 私も、巷で言われているほど苦手なコートではなく、錦織の早いテニスに利用できるようになれば、見方になるサーフィスだと思います。昨日の試合も、サーブを上手く使って、弱点を小さくしていたように思います。問題は、腰や膝などの古傷とどう折り合いをつけられるかだと言えるでしょう。アガシのGS初優勝が、ここであったのは、心強いのですが・・・。

      引用  返信

  • 錦織圭、は跳ねるコートより滑るコートの方が適正があると思います
    芝では錦織圭、のスライスはかなり有効ですね
    早い展開でネットプレーも上手く噛み合えば、いいところまで行くんではないでしょうか
    しかし、昨日は、相手が相手だったので、皆様、絶賛されてますが、あんまり参考にならんのではないですか
    正直、普段の練習でも、芝の場合、錦織には相手にしてもらえないんではないですか
    最初から相手は蛇ににらまれたカエル状態でしたもの
    (  ̄▽ ̄)
    相手が強くなっても、今日のように安定してサービスがキープできるかなんでしょうね
    チリッチやラオニッチ相手に先にサービスをブレイクされたら苦しいです
    それと、今年はタイブレークの勝率が悪い
    タイブレークは比較的勝率が良かったはずなんですが、今年は悪い
    チリッチ、やラオニッチ相手にどんな試合してくれるか楽しみです
    それまでは負けてほしくないない

    しかし、伊藤選手には勝って欲しかったな
    同級生の杉田君が頑張ってるから刺激をうけてるはずだし、老け込むのはまだ早い
    あの当時、仕事の帰りや休みはほとんどジュニアの練習や試合観戦に費やしてたけど、あの世代の子達がこんなに、世界で活躍し今、まさに全盛期を迎えようとしてるのが、嬉しいです
    杉田選手も今日、勝ってください
    すいません、、最後はかなり、脱線しましたm(__)m

    デー杯一筋
    さん
    日本の将来は明るいんではないですか
    ブラジルとは錦織圭、抜きでも勝てないかな
    抜きでは無理か(゜ロ゜)
    西岡選手
    がいればな

      引用  返信

  • 団長さんはじめ、みなさんのそれぞれの考えが興味深いです(⌒▽⌒)
    同じテニスという競技だというのに、ハード、クレー、芝でそんなに
    違うとは!
    観戦初心者としてはますます面白く試合をみることができるように
    なりました(^ー^)ノ
    芝に不慣れな選手が相手の昨日の試合だけでは、なんとも言えませんが、
    節穴さんが言われたように、私も次戦はその辺りをしっかり観察したいです。
    …………………って、試合の展開によっては無理ですけど(⌒-⌒; )
    ebicciさんの言われた錦織選手の表情については私も同感です(⌒▽⌒)
    前向きないい表情してますよね。明らかに全仏の時と違うように感じます。
    自信…ですかねえ。
    はあ〜、このWBでその進化の一端が見られたら幸せ〜♪
    楽しみ、楽しみ。

      引用  返信

  • 過去、何度か私もコメントしていますが、振り返って見ます(長いです)。

    1)Eloレーティング

    トップ10について、Tennis Abstractの2017-07-03付の各Eloレーティングをソーティングして順位を調べると(”Eloハードは”発音しないでください、笑)、

           Elo総合 Eloハード  Eloクレー  Eloグラス
    ジョコビッチ  1     1     2      1
    フェデラー   2     2     6      3
    マレー     3     3     4      2
    ナダル     4     4     1      8
    デルポトロ   5     5     9      9
    錦織     6     8    7     10
    ズヴェレフ弟  7    18     8     13
    ラオニッチ   8     7    13      7
    ワウリンカ   9     9          30
    ツォンガ   10    10    15      
    キリオス   11     6    21     19
    ティーム   12    23          56
    ゴファン   13    15    10     36
    ベルディヒ  14    12    11     14
    チリッチ   15    19    17      

    ロペス    24    49    37      
    西岡     48    36   136    137
    杉田     57   124    92     39
    ダニエル  116   111   115    124

    などとなっています。なので錦織選手はハード、クレーも含めてグラスも悪くなく、すばらしくバランスがよいです。Big4のうちジョコビッチ、マレー並みに非常にバランスがとれた選手、だと思います。

    下位シード選手で芝コートが得意なのは、チリッチ、ツォンガ、ロペス、ラオニッチ、デルポトロ、ミューラー、ガスケ、ズヴェレフ弟、ベルディヒ、マイヤー、カルロビッチ、ハース、コールシュライバー、メドヴェデフ、イズナー、トミッチ、マユらです。

    テニスオーストラリアのStephanie Kovalchikさんが解析した、今年のグラスコートのサービスとリターンのスタッツの解析があり、上記の芝巧者が上位を占めています(我らが杉田選手も!)。初日にワウリンカを破ったメドヴェデフのスタッツが一番よかったりします。

    2)サーフェス

    ウインブルドンのサーフェスについてもコメントしましたが、錦織選手自身がハレで「ハレはウインブルドンよりも速くて跳ねない」と言っていたし、ウインブルドンでも複数の選手が今年のウインブルドンは遅いと言っているようです。ウインブルドンはもっと跳ねると思っていたのですが、反撥を決めるグラスの下が柔らかいという話があり、今年はバウンスしてないのかもしれません。GSはMSと違ってCPIデータが出てこないので比較できないのですが、補正したサービスエースの数で比較すると2016年はウインブルドンはAOよりも遅かったという解析もあります。歴史的にウンブルドンは速く、決勝の平均ショット数が他のGSの3−4に比べて2くらいと低かったのですが、近年WBが遅くなって平均ショット数が他のGS並みになってきたというThe Grass is Slowing解析もあります。特に2001年にそれまでの70%ライ+30%Creeping Red Fescue(オオウシノケグサ )ミックスから100%ペレニアル・ライグラスになってからが顕著で、明らかに芝の入れ替えと相関があると思います。なので、ウインブルドンが遅くなっているのは確かなようです。錦織選手のCPIストライクゾーンは、マイアミ、トロント(モントリオール)、シンシナティあたりのCPI=30(Medium-Slow)-35(Medium)くらいでしょうか。

    なのでウインブルドンが錦織選手のプレースタイルに合ってきているのは確かだと思います。ネットプレーは進歩しているし、最近よく使う逃げていくスライスサーヴも有効ですね。

    3)ウインブルドン&芝が錦鯉村の観戦スタイルに与える影響を考えてみます。

    メリット

     サーブが決まりやすいのでブレークできずタイブレークになりやすく、大先生の試合みたいな心臓発作が起きそうな緊迫した試合が堪能できる。
     ふかふかの芝生は歩いたら気持ち良い(らしい)。裸足で試合したいくらい。
     真っ白のユニフォームはテニスの王道で、R🌟Mさまにはロジャーがますます王子様に見えてしまう(小生には錦織選手が松岡修造に見えて仕方ありません)。 

    デメリット

     サーブで5秒でポイントが決まってしまうので試合が全く面白くない。芝の未来はあるのか?
     ただでさへ同じメーカーの選手同士の対決だと見分けがつかないのに、真っ白のユニフォームだとさらに誰が誰だか分からない(ユニフォームの色のセンスだけで選手の実力を評価するウチの嫁談)。
     名物のイチゴはそんなに美味しくないらしい。どうやって食べるのかと聞かれた選手はシュガーでとか答えるなか、サーは「指で」と答えたらしい。さすがだ。
     チケットが並ばないと取りにくいらしい。

    by ハモ@一部団長さんの著作権侵害

      引用  返信

  • @鱧さま
    訂正入れます。私はあくまでも「ロジャーさまのテニスのファン」であり、見た目でキャーキャーはないのです。なので白いウェアのロジャーさまをみても「王子」とは思ったことがありません。ウェアが白かろうが、赤かろうが、黒かろうが、踊る様なフットワークと華麗なフォームが見れればそれで幸せ〜╰(*´︶`*)╯♡

      引用  返信

  • 鱧さん

    日頃から観察眼を鍛えてらっしゃるんですね。
    全部理解できたか自信ないですが😲、いいとこ取りすると今年はサーフェスが遅いので
    チリッチに対してもチャンスがあるかなと。

    1セット先取のダニエル選手も頑張ってますね。

      引用  返信

  • 太郎ちゃんの試合が見たいのに、台風でwowowが見れません。涙。皆さんのお宅は、見れてますか?

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  • @ナンシーさん

    首都圏ですけど問題なく見られますよ〜
    オンデマンドでもダメでしょうか?

      引用  返信

  • @stteffiloveさん

    動揺して、オンデマンドのこと忘れてました。ありがとうございます!
    無事に見られました〜。いつの間にか、ブレークバックしてるし!

      引用  返信

  • @あけび さま、
    いつもの悪い癖でコメントを校閲するのに一旦書いてから時間切れで消したり書いたりしてるので、コメントが前後してスミマセン。正確に言うとウチの嫁さんの評価基準は、テニスシューズも含めた全身のカラーコーディネートです。RGのナダルの明るい紫色(日本人には多分似合わない)+オレンジ色(シューズ)とか良いとか言ってました。ジョコビッチはステテコじゃないやラコステが似合っているとか言ってました。小生は、錦織選手がクレーで着てた明るいオレンジ色のシャツと濃紺のパンツ、その組み合わせのシューズとか似合ってるなと思ったのですが。あと、WBの優勝セレモニーでフェデラーが着たクリーム色がかったセーターとか欲しいなと昔思いました。そういへば、クレーで骸骨マークを少なくとも7個くらい身につけて、背中には虎とか大蛇(?)を身につけてたフォニーニのWBのユニフォーム、どうなったのでしょう。まさかの白い大蛇の透し彫りとか。

    @stteffilove さま、
    はい、トップハーフは(膝の問題があったにせよ)芝が苦手なワウリンカが1Rで敗退して、錦織選手のドローが4Rワウリンカかティームだったらなあと今だに引きずってますが(笑)、難所の4Rチリッチを勝ったら、QF(比較的グラスは得意としていない)ナダル、SF(今の状態の)マレーは以外と展望が開けるのではないかと思っています。現在の調子&実力では、チリッチのほうがナダル、マレーよりは強いのではないかと思ってしまいます。マイヤー&ジョンソン、できるだけチリッチを削っといてくれ〜、です。

      引用  返信

  • 怪我や疲労が抜きでも、やっぱり錦織は芝は苦手で、特にトップ10級が相手の場合はメリットがあまりメリットにならず、むしろデメリットが大きくなる印象があります。

    サンプルとなるのは、少し古いですが2012年のWB、ロンドン五輪のデルポトロ戦と2014年のラオニッチ戦です。

    サーブについては、いずれも相手のサーブではチャンスがほとんどない一方、錦織のサーブでは1stがまとまって入らない時間帯があり、そこでブレイクされていた感じがします。芝の補正があっても錦織のサーブは取れないほどではなく、特に2ndは狙い撃ちされますが、相手のサーブはフラット系やスライス系が2ndであっても非常にリターンに苦労していた気がします。

    ストロークについては、芝だとむしろラリーが続くことが少なくなり、リズムをつかむ前にビッグフォアハンドで1発で決められる印象が強いです。バックのラリーから得意の展開力を生かす前に決められてしまうので、結局、ラリー戦を支配できなかった感じがします。

    今回は勝ち進めば4回戦は芝でも好調のチリッチなので、怪我なくても勝つことは相当至難でしょうが予測を覆して(いつか)ベスト8まで進んでくれることを願っています。

      引用  返信

  • 禮さん(スミマセン!私はやっぱり禮さんで)ご丁寧に返信ありがとう
    ございます。ユニフォームやシューズのセンスあれこれはありますが、
    WBの全身白は、神聖な感じはありますが、両選手の見分けが難しくて(⌒-⌒; )
    今も太郎選手の試合、上から写した映像でボールのゆくえはわかりやすくて
    いいのですが、帽子も被っているし(前後の違いはあれど…笑)思わず拍手したら
    相手の選手だったり…(⌒-⌒; )
    錦織選手はフォームとかでピンときますが( ̄▽ ̄)
    あれれ、太郎選手…踏ん張りどころ、がんばって!!!

      引用  返信

  • @rankingさん

    私は、圭くんは芝特性あると思っているのですが、仰るとおりサービスゲームキープが問題ですね。芝では特になかなかブレーク出来ないのが普通なので、自分のサービスゲームキープが必須です。極端にいえば全部タイブレーク勝負でいくくらいの気持ちでサービスゲームに集中!でいいのではないかと思います。

    昨年のマイアミSFキリオス戦の第2セットは「タイブレークにいくと思っていた」と言っていましたが、最後ブレークして7-5で勝ちました。タイブレ勝負と思っていたからなのかサービスゲームが素晴らしく、確か5ゲームがラブゲームキープだったと思います。

    この時のようにサービスゲームを出来るだけ早くキープ出来れば、ブレークチャンスも来ると思うんです。サービスゲームに集中が出来れば、トップ選手といえどそうそうブレークできるものではないと思います。

      引用  返信

  • ワウワウオンデマンドで杉田の試合が始まっています!

      引用  返信

  • ハイドロゲンのスカル💀のウェア、

    可愛いな♡大好きです💕

    WB用に透し彫り、あったらいいな👍

    ハモさん、ROMさんが仰るように、よろしくお願いします🙇🏻

    素敵な奥様(全仏ですっかりご夫妻は顔バレしてますので)のウェアに対する色彩センスは素晴らしい👏フェデラーのあのクリーム色のセーターは、私も素敵😍と思いました。

    錦織選手の芝適性に関するスレなのに、テニスの技術的な事はわからないので、つまらないコメント、スイマセン💦

    テレビ観戦だけのミーハーが見る👀ところでは、芝との相性は悪くないような…。

    わおわお、尾崎選手、頑張れ〜💪

    あっ!オンデマンドで杉田選手の試合が始まっているのですね!

      引用  返信

  • なんと、次に見とけリストに、スタコフスキーってあるなぁ。
    次勝ったら、芝適性あり、決定かなw

    がんばれー!

      引用  返信

  • テレビで尾崎、スマホで杉田、忙しい。
    尾崎、ファイナル・インです👏

      引用  返信

  • ハイドロゲンのテニスウェア、シャツ一枚で錦織選手モデル6枚位買えます。ダニエル太郎が着てたときはその倍だったかと。どういう計算したらそんな価格になるんだろ?

      引用  返信

  • 🙇🏻尾崎、杉田両選手の応援は、フォーラムなんですね💦失礼しました。

    尾崎選手、残念でした。

      引用  返信

  • 尾崎選手、残念! いい所までいってたのに。で、お杉さまは2セット・アップですか! 破竹の勢い、いや破杉の勢いですか!(笑)ファイナルは圭くんに習ってベーグル・コースですかね。

      引用  返信

  • ドルゴポロフ選手途中棄権です。右脚押さえてた?今日はクリザン選手も途中棄権。
    芝はやはり怪我しやすいのでしょうか…。

      引用  返信

  • 仙人さん、おめでとう GS初勝利!
    本物だ~!
    本物でからATP優勝出来たんだけどね(*^-^)ニコ

      引用  返信

  • 杉田はもう日本の芝職人といっても良さそうですね!いや、芝仙人といった方が良いのでしょうか…

      引用  返信

  • 破杉の勢い@かたこりさん

    芝職人・芝仙人@ポリ袋さん

    ベーグル焼杉@FUMAさん

    👍😎👍

      引用  返信

  • 杉田の次の相手は 又 マナリーノに成ると思います! フェリロペの左足 怪我具合わるそうデス!リターンマッチ!

      引用  返信

  • 錦織くん、芝への適性云々の話ですが、やはり参考になるのはアガシだと思います。
    ・ニックボロテリーテニスアカデミー
    ・プレイスタイルが非常に近い(テンポの早いラリーが売り)
    ・いつも肝心なところで負けてた(期待が大きいときほど)。試合の展開も、いつもハラハラドキドキ系。
    ・調子のよいときほど意外に負ける
    ・バックハンドが安定かつフラットで武器
    ・フォアのグリップが厚い

    最後の点については、アガシのフォアは年々薄くなり(髪の毛も)、独自の球筋を生かして勝ち始めました。若い頃はもっとグリグリスピンだった記憶あり?
    年を重ねるにしたがって、コンパクトで省エネの打法に変わって行き、GSでも勝てるようになりました。
    サーブも同様。若いうちはスピンサーブ主体だったのが、よりシンプルなフラットを打つようになったように見えました。

    数年前、有明のチャレンジテニスを見られた方は良くわかると思いますが、アガシの弾道はひくく糸を引くようなフラット…。錦織くんのそれとは明らかに違って、深く入ると相当威力がありそうでした。

    だからいつも錦織くんの試合を観るときはアガシを重ねて見ています。
    アガシコーチやってくんないかなー!。

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。