全仏を10倍楽しむためのフランス語講座 | 錦織圭を鼻血が出るまで応援し続けるブログ
6 月 2nd, 2008

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全仏を10倍楽しむためのフランス語講座


全仏オープンも4回戦まで進行し、だんだんと佳境に入ってきました。

そこで全仏オープンをもっと楽しむための企画を考えてみました(当社比10倍)。

題して「全仏を10倍楽しむためのフランス語講座」。

フランスは自国の言葉に対するこだわりが人一倍(国一倍?)強い国として知られています。

テニスの試合でも当然、100%フランス語でコールが行われます(コール以外でまれに英語が聞こえてきたことがある気がしますが・・・)。

審判が全員フランス人とは思えませんから、みんな基本的なフランス語を勉強するのでしょうか?それにしては発音もいい人が多いです。

それとも全員フランス人なんでしょうか?誰か知っていたら教えてください。

というわけでフランス語のコールによって雰囲気出しまくりの全仏オープンなわけですが、聞いている方はなんだか分からない場合もあると思うので、まとめてみました。

左から、フランス語表記/あえて日本語で表わすとどうなるか/どう聞こえるか、の順です。

フランス語をカタカナで表記することには限界があるので、突っ込みはしてもいいですけど優しくお願いしますね。

1.カウント

0・・・zero/ゼロ/ゼロ あるいは ゼホ
15・・・quinze/キャーンズ/キャーンズ あるいは キャンズ
30・・・trente/トラント/トント・トホント・タント
40・・・quarante/キャラント/キャホント・キャント
Game・・・jeu/ジュー/ジュー あるいは ジュ

15-0・・・キャラントゼロ/キャホンゼホ
30-15・・・トラントキャーンズ

など。

15オールなどはちょっと違います。

15-15・・・15 A/キャーンズ・ア/キャンズア・キャンザ
30-30・・・30 A/トラント・ア/トランタ・トンタ

この「A」は何?って思われると思いますが、15 à 15 (英語で言うと15 to 15)の2つ目の15が省略された形です。

40-40は英語ではご存じdeuce(デュース)ですが、フランス語ではégalité(エガリテ)。英語で言うとequalityです。

スコアがequalだからequalityというわけですが、égalité(平等)はフランス国家3原則(自由・平等・博愛)の一つでもあります。何か関係あるのでしょうか。

それからアドバンテージはavantage(アヴァンタージュ)です。似てますね。

avantageの後に選手名。なぜか女子選手の時だけ「マドモワゼル」「マダム」を付けます。

2.ゲームカウント

ちょっと厄介です。

ゲーム数は数字に「ゲーム」jeuを付ければいいのですが「何 対 何」の「対」を表す「à」がらみで発音がちょっと変化します。

まずは数字

1・・・un/アン/アン
2・・・deux/ドゥ/ドゥ
3・・・trois/トロワ/トロワよりトワの方が近い
4・・・quatre/キャトル/キャット・キャッなど「ル」はほとんど聞こえない
5・・・cinq/サンク/サンク、場合によってはサン
6・・・six/シス/シス

1-0・・・un jeu à 0/アンジューアゼロ/アンジューアゼロ(ゼホ)

これは簡単・・・

2-1・・・deux jeux à un/ドゥー・ジュー・ザ・アン 

「ドゥージューアン」にはなりません。jeuが複数形になってjeuxとなり、続くàと一緒に発音するためです。

つまり jeuxà と、ひとまとまりで発音するため「ジューザ」となります。

以下、2ゲーム以上だと同様です。

3-2・・・trois jeux à  deux/トロワ・ジュー・ザ・ドゥ
5-3・・・cinq jeux à  trois/サン・ジュー・ザ・ト(ロ)ワ

cinqは単独では「サンク」なのですが、後に名詞が続くときは「ク」が取れることが多いです。

cinq jeuxは「サンジュー」と聞こえるはずですが、外国人審判だと「サンクジュー」って言うかも。

「Nadal leads, 5 games to 3」のように「リード」を伝える場合は、

Nadal mène 5 jeux à 3・・・ナダル メンヌ サンジュー ザトロワ

のように言います。mener=leadで、mèneはmenerの活用形です。

とりあえずカウントはこれだけ押えとけば分かると思います。

3.番外編

あまり思いつきませんが・・・今思いつくのはこのくらいです。

・観客がうるさい時

Silence, s’il vous plaît.・・・シランス・シルブプレ/シロンス・シルブプレ

silence=英語のサイレンスですね。シルブプレはご存じ、pleaseと同義です。

Be quiet, please.に対応します。

他に, Les jouers sont prêts.・・・レ・ジュワー・ソン・プレ
(女子選手の場合 Les joueuses sont prêtes.・・・レ・ジュワーズ・ソン・プレット)

ってのもあります。英語で言うと Players are ready. です。

・席につかずうろうろしている観客がいるとき

Prenes vos places・・・プルネ・ヴォ・プラス/ポネ(プネ)・ヴォ・プラス

Take your seatsです。

また思いついたら書きます。

【追記】
セットの数え方

セットはmanche(マンシュ)です。

1stセット=premier manche/プルミエ・マンシュ (マンシュとモンシュの中間的発音)
2ndセット=deuxième manche/ドゥージエム・マンシュ
3rdセット=torisième manche/ト(ロ)ワジエム・マンシュ
4thセット=quatrième manche/キャトリエム・マンシュ
5thセット=cinquiième manche/サンキエム・マンシュ

第5セットのことをファイナルセット=manche finalと言うかどうかは知りません。

タイブレークはjeu décisif(ジュー・デシジフ)=決定するゲーム、と言いますから

manche décisifというのかも知れません。

マッチポイント=balle de match (「マッチのボール」、そのまま)

サーブがネットに触れたとき=filet(フィレ)と副審が言います。フィレ=ネット

サービス=service、綴りは英語といっしょですが「セルビス」

など。

キリがないですね。やめときます。

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  • 18 Responses to “全仏を10倍楽しむためのフランス語講座”

    1. 団長、お言葉ですが、裏大会とおっしゃっていた割に、気合いが入ってませんか。
      今夜は音量を上げて、観戦を楽しみたいと思います!

    2. 審判の中でも英語訛りのフランス語でコールしてる人はちょっと違和感有りますね。

    3. フランス語は英語と違って規則にのっとっているから、ある意味わかりやすいですよね。でも、覚えることがとても多い・・・・

      ガスケのユニフォームは赤・白・青ばっかりで、フランスに対する愛着を感じます。ガスケみたかったなぁ~・・・・・・・

    4. すご~い
      netdashさんフランス語専攻だったんですか?

      はやく全仏終わって全英こないかな~ww
      とりあえず、ロジャーくんとナダルの決勝は見るか~。

    5. だんちょ、物知り過ぎっ!!
      さすがは我らが御輿ぢゃ♪
      俺ぁ、いい肥やしになるぜ・・・! 「男樹」より

    6. >Nosaさん
       い、いやそんなことはありませんよ・・・(きょろきょろ)

      >SIGMAさん
       今日のフェデラーvsベネトー戦の審判はかなり訛ってました。でもあのくらいだったら移民でフランス本土にいるから・・・。

      >gomisawaさん
       活用が30種類ほどあります。しかも不規則に活用するものほど重要な動詞である傾向が強いという。嫌がらせです。
       それからなんでブラウスが男性名詞でネクタイが女性名詞なんだ!!

      >reikkoさん
       言ったでしょう。フランス好きであると。
      大学の時はドイツ語でしたが、ほぼ知識0と言っていいと思います。
      あくまでフランス語に特化して知っているという感じです。

      ロジャーくん負けるかもしれませんよ。なんかプレーが良くない。

      >種丸さん
       神輿ですか?重いですよ。

    7. 今、シャラポアがサフィーナにフルセットで負けたようなので、
      ちょっとすっきりしました。

      さて、団長さんのフランス語会話講座で、
      キャンゼホ
      の意味も分かったので、
      全仏、勝ち残りの人たちの試合を楽しもうと思います。
      割と好きな人が残っているのが嬉しいです。

    8. まめぞう Says:
      6 月 3rd, 2008 at 1:21:54

       団長!勉強になりました。
       女子選手にマドモアゼル、マダムをつけるのは以前からお気に入りでしたが、そうえいば、男子はムッシュとか言いませんよね。なんでだろ。。。
       ところで、フランス語で「カモン!」に当たる言葉って、「アレ」でしたっけ?!
       全仏といえど、選手は国籍にかかわらず「カモン!」て叫んでる人が多いよなー、とちょうど思っていたところだったもので。
       テニスを見ながら、各国の選手の口から発せられるお国言葉に耳を傾けるのもまた楽しいですね。
       ちなみに、圭くんは試合中に声を出すことってあるのでしょうか?!私はデルレイしか見てないので聞いた覚えがないのですが。
       ナダルが「バモス!」を有名にした?!ように圭くんが気合の入った日本語を世界に広める日を夢見ています(笑)

    9. >siriusさん

      シャラポワ負けましたか。これで電波を占拠されずに済みます。
      シャラポワが嫌いと言うより、シャラポワで騒ぎすぎるマスコミが嫌いですね。

      >まめぞうさん

      Allez(アレ)でいいです。
      なぜかcome onじゃなくてgoなんですよね。フランス語では。

      面白いのは、日本語で「クソッ!」=英語S h i t !=フランス語M e r d e!ですが(検索エンジンのNGワード対策でスペース空けてます)

      いずれも「う ん ち」という意味なんですねー。

      言語の壁を超えてのこのすごい一致は何?と思って感動する今日この頃です。

    10. 団長!すごすぎっ!!!!!
      さすがフランス生まれのフランス育ち!
      僕なんざー、日本語でも精一杯です。
      来週、いろんなテニスコートからフレンチでコールの声が聞こえてきたりして。そうしたら僕なんざゲームどころじゃなくなってしまう。(涙)
      ところで今週の表大会のsurbitonCH天気悪そうです。
      今日の錦織は第6コート、第4試合のダブルスです。

    11. takolinさん、私は日本生まれの日本育ちですよw
      またまた情報ありがとうございます。
      またダブルスも出るんですね。

    12. 団長さん、すばらしいフランス語講座です。私は、あいさつのサバしかわかりませーん。
      アレ、はエナンがよく言ってましたね。そういえばエナンが離婚してもマダムと呼ぶ人とマドモアゼルという人とバラバラでしたね。まめぞうさんが言ってますけど確かに男子はムッシュってなぜ言わないんですかね。不思議。

      マリアさん、エナンの呪いで負けたのかも・・・、なんて。サフィーナがんばってますね。お兄さんがイマイチですから。

      圭君、今回もダブルスに出るんですね。やる気満々君ですね。

    13. わりと濃いテニスファンの中では一番有名なのは某テニス雑誌の連載のタイトルにもなっている〝エガリテ〟でしょうか。
      エナンの〝アレ〟も好きでしたが・・・。

      フェデラー、アンチッチ戦から上昇カーブでくるかと思いましたが・・・。ベネトー相手にあんなに苦しむとは・・・。
      これはますます今年もナダル楽勝かなぁ・・・(遠い眼)。

      シャラポワが負けて放送時間を占拠されることはなくなった・・・と思いきや、どっちみちQFからはあまり関係ないですからね・・・。WOWOWは全豪がかなり良い放送カードだったのに、今回また元に戻ってしまいました。
      netdashさんにお願いなんですが、WOWOW、NHKどちらでも
      1.日本人女子
      2.シャラポワ
      3.ウィリアムズ姉妹
      4.ヤンコビッチその他の女子の試合orフェデラーの試合
      5.その他の男子の試合
      みたいな放送の優先順位ですが、本当にこんな順位で需要があるのか疑問なので、ここでアンケートをとっていただきたいです。

      ここでWOWOWにお願いです。
      女子はもうイワノビッチの初優勝決定でOKなので、もう女子の放送はいいです。女子の放送時間分、フェレール-ステパネクなどの放送されなかった男子の試合を放送してください。お願いします。

      僕の中で今年の全仏女子の試合はチャクフェターザがなんかジャイ子みたいな人に負けた時点で終わったので・・・。

    14. みなさんは試合で大事なポイント取ったとき、落としたとき、
      それぞれなんて叫びますか?

      ちなみにわたしは取ったときは 「よしこい!」
      決められたときは 「・・・」
      自分のミスのときは 「も~!」とか「あー!」とかかなw

      パパがスペインに試合にいった時は、
      みんな「カモーン」とか「ノー」って言ってるので自分も自然に
      「カモン」「ノー」って言うようになったらしいです。

    15. 初コメです、こんにちは

      すごいフランス語詳しいですね!!

      ポイントやゲームの数え方はある程度知っていましたが
      深いところまでデーィプに解説してもらい感謝です!

      フランスの血が流れているのですか??

      あと、もしよかったら相互リンクお願いします
      私のほうは貼らしていただきますのでよろしく
      お願いします

    16. 40Love/USA Says:
      6 月 3rd, 2008 at 16:31:10

      Netdashさん、素晴らしいフランス語講座ありがとうございます!

      私、かなりの審判オタクなのでお答えしますが、今日のフェデラー対ベネトウ戦の主審は「モハメッド ヤラニ」というアラブ系のスエーデン人で実はATPの専属主審(世界で10人弱しかいませんが)の中でもトップの1人です。世界中の大きな大会で決勝戦の仕事を多くしてます。

      GSには世界中から主審と線審が集合しますので、もう発音は様々、みんなそれぞれって感じです。あと、選手と同じ国の主審は避ける事になっているので、第三国の主審を使います。

      去年の全米では確か総勢約260人の審判(主審と線審を含めて)のうち、約50人が海外から採用されています。全仏も同じような数字でしょう。テニスの世界は選手だけでなく審判もとても国際的な所が大好きです!

    17. >mimiさん
       マドモワゼルは若い女性、マダムは大人の女性
       マダムは結婚していようがしていまいが関係ありません。
       若くても大人の女性はマダムと呼ばれることもあります。
       したがってマダム=おばさん、ではありませんので、かえって
       「マドモワゼル」と呼ぶ方が失礼にあたる場合もあるそうです。

       というのが教科書的なところですが、実際に25~28歳くらいの
       「マダム」と呼ばれてもおかしくない女性(独身)に聞いて
       みたところ、「私はマドモワゼルよ」とみんな言っていました
       ので、その辺の女性心理は日仏共通かもしれません。
       難しいところです。

      >katsuさん
       お願い了解しました。今は話題豊富な時期で記事ネタに事欠かない(というか、書くのが追いつかない)ので、少し時間ができた時にもやってみます。
       NHKやWOWOWに電話して要望するってのもありだと思いますよ。
       私はNHKに、鈴木貴男のウィンブルドン1回戦(2003年)を放映しなかったことを抗議したことがあります(クレイマーと呼ばないで・・・)。
       そのおかげとは思いませんが、2回戦は放映されました。
       視聴者の声が大きければ絶対動きますし、そうじゃなくても当事者に問題意識すらない場合は、貴重な意見になり得ますので直接言ってみる価値はあると思います。

      >reikoさん
       つい「カモン」って言っちゃいます。言った後恥ずかしくなります。そのせいで2回目からは「よし」に変わっちゃいます。

      >cozyさん
       どこを切っても日本の血しか流れていませんw
       相互リンクのお申し込みありがとうございました。
       張っておきました。

    18. reikoさんに反応しちゃおうっと!
      日本人ならやっぱり「よっしゃーー!」ははずせませんね。
      決められたときは小さな声で「なんだ、あのまぐれは!」
      自分がみすったらもちろん相手に「ナイスショット!」と言って自分のせいにしない。あと「がはは!」と笑ってごまかすのも多いですね。

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