男子テニス35年短史

コナーズがネットすれすれの弾道の攻撃的テニスで登場すると、ボルグがそれをトップスピンでネットの遥か上を通して返した。

その球でベースラインに釘付けにされるのを嫌がったマッケンローがネットに出ると、レンドルが高速ストロークでパッシングショットを放つ。

ベッカーはパワーで、エドバーグは俊敏さと技術でそれに対抗した。

しかしやがてサンプラスがすべてのショットを自在にあやつり君臨する。そして時代は戦国時代へ。

ヒューイットが全部拾って一時代を築こうとするも、テニス界のレベルアップの波は止めようがなく、打ち抜かれる。

そこに登場したフェデラーがパーフェクトなテニスを展開、絶対王政を謳歌するも最大のライバル・ナダルが急成長。王者争いはヒートアップ中----。

こんな感じに短くまとめてみました。あの選手もこの選手も・・・と思いましたがそこは大胆にカット。

こうして見ると、テニスというのはそれまで主流だった技術やスタイルにちょうど対抗するような感じで新しい技術やスタイルが登場し、それが繰り返されることによって「螺旋状に」レベルアップしてきたことがわかりますね。

例えばマッケンロー→エドバーグやボルグ→レンドルの間にはスピードアップが見られますし、ヒューイット→ナダルの間にもショットの質に大きな変化が。

そして今やオールラウンドにプレーできないと勝てなくなってきています。このままテニスがレベルアップを続けたらどうなってしまうのでしょう。

ベースラインの内側に入ってドライブボレーのみでラリーが展開されたりするのでしょうかw

2 件のコメント

  • さすがーーーー!
    テニス歴の、 鳥瞰図 濃縮版 ですね。
    感動しましたーーーーーーーーっ!  ウオッツ

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。