錦織圭の手首故障に関する情報・考察等集約記事(2017年10月18日更新)

 錦織の故障に関する情報をこの記事に集約します。

 新たな情報、未掲載の情報がありましたらコメント欄でお知らせください。
 他の記事のコメント欄に貼られたものでも可。ただし、著作権侵害をしているページ(例えば、ほぼ海外英語サイトの内容のパクリであるとか)かどうかには十分注意をお願いします。怪しい場合は、お手数でも一次情報(元の記事)を探してお知らせください。

また、故障の原因や今後の処置、復帰の時期などについても、情報が増えるにつれ考察も可能になると思われ、トライしてみたいと思います。

損傷箇所と損傷の程度

公式発表のメールをいただいた直後、マネージャーのオリバー氏に以下の質問(+α)をぶつけてみました。

  • 痛めた腱は、親指側か小指側か。
  • 数週間の経過観察の結果、手術に踏み切ることはあり得るのか。
  • 日本のファンはこういうときこそ支えていくつもりである。復帰までいくらかかろうが待っているので、圭に激励の言葉を伝えて欲しい。

※ 3つめは私個人ではなく、「日本の多くのファンから」という趣旨で伝えました。

残念ながら答えは、「情報のアップデートを待て」の一言でしたが、質問しても答えが返ってこないことが通常なので、今回は返ってきただけマシです。親指側の腱か小指側の腱かで治るスピードが違うので1つめの質問を投げましたが、それだけにデリケートな問題なので明言を避けたのでしょう。(2つめの質問も同様で答えにくかったのでしょう。3つ目にはぜひ答えて欲しかったところですが、残念ながら言及なし。伝わったかどうかは不明です。)

と、思っていたら、小指側の腱の損傷だというニュースがありましたね。

結論は尺側手根伸筋腱の部分断裂。手首の小指側にある腱で、サーブやバックハンドなど手首の曲げ伸ばしをする時に負担がかかる部位だ。

錦織 今季残り全休 右手首腱部分断裂、選手生活大きな岐路に|スポニチAnnexより

知り合いの整形外科位に確認したところ、親指側より小指側の方が治りが遅いそうです・・・。
また、裂傷か断裂(完全には切れている)かによっても治りや処置方針は変わってくるそうです。

オリバー氏のメールには「tear」とあり、文字通り受け止めれば「裂傷」であり完全には断裂していません。断裂なら「rapture」を使うと思いますが、tearという単語も使われ方が広いようですので、詳しいことはやはり、数週間後、ギプスを取ってからになるでしょうか。

オリバー氏のメールでは、次の判断をするのは「in next weeks」でしたので「数週間後」でししたが、上記スポニチのリンクでは、「ギプスの期間が4〜6週間」となっています。何か追加で情報を得たのでしょうか。これについても、鵜呑みにはせずまずは参考として捉えておきたいと思います。

故障原因の推測

原因については、個人的見解として聞いて欲しいのですがサーブだと思っています。サーブのフィニッシュの形がかなり、手首を内側に折っており負担がかかりそうに見えます。

バックハンドでも手首を内側に折りますが、バックハンドは左手主導であり右手の負担はそれほどではないのではないでしょうか。

また、錦織のフォアハンドのフォームではラケットが大きく弧を描くので手首を使っているように見えますが、使っているのは主に肘でしょう。フォアハンドの場合、手首は外側に折った状態を解放してまっすぐにするだけで、負担は無いわけではないでしょうが、明確に内側に手首を折っているサーブのフォームよりは負担は小さいのではないかと推察します。

実際、サーブの練習中に故障を発生したことからも、サーブが主要因ではないかというのが私の推論です。

繰り返しますが推論ですし、私は医者でもトレーナーでもないので、鵜呑みには議論のたたき台として上記推論を使ってください。

いずれチームあるいは専門家が原因究明をして対策を打ってくれると思いますが、何らかのフォームの矯正は必須だと思われます。この際、フォームの総チェックで故障を起こしにくく、かつ効率的な打ち方を研究して欲しいと思います。

他に情報が出てくればこの記事に追加するか、大きな情報であれば新しい記事を立てます。
みなさまからも情報提供をよろしくお願いします。

手首の故障に関する一般的情報

ITF Tennis – SCIENCEANDMEDICINE
診断、ファーストエイド、回復方法、バックハンドについて、再発防止法が解説されています。

故障後の経過の記録

日付等は徐々に埋めていきます。

8月○日 シンシナティの練習中、サービスを打った際に右手首に故障を発症。
8月○日 IMGサイドより故障についての発表あり。
・・・
9月○日 ロビー大橋氏の元でリハビリをしていることが判明。

9月○日 公式アプリの画像で、ギプスが取れたことを確認。

10月○日
ベルギーに渡ったことが判明(クライシュテルシュのアカデミーに滞在)
主治医はDr. Frederik Verstreken。数多くのテニス選手の手首を診察してきたらしい。 禮さんによる詳しい主治医情報

10月17日 ボールを打ち始める(ただし、子供用のオレンジボール)

187 件のコメント

  • 連投にて失礼します。
    先ほどコメントした直後に下団さんのコメントに
    気づきました。下団さんの体験談に納得です。
    先に申し上げました「(プロの威力のある)高く跳ねるボールに対処し続けたことにより、手首等への負荷が懸り、その結果怪我を誘発したかもしれない」ということについて、
    ますますその可能性が有りそうな気がしてきました。
    団長さんのサーブ説は直接原因で、こちらはその原因を作る下地になったかもしれません。
    また、今回の裂傷以前の手首の怪我の原因でもあったのかもしれません。

    もちろんこのことは全て私の勝手な推測にすぎませんが・・。

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  • MIYAさま、下団さま
    お返事ありがとうございます。そうですよね〜やっぱり…。あの高い位置でしかも威力があって回転かかってて…なんて、想像するだけで手首に痛みが…(^◇^;)。もちろんそんな球受けたことないですけどね笑。

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  • KEIアプリで、今日大きなギプスを取って、小さなギプスになり、もっと楽になったとあります。
    手首のケガから早くも2週間とちょっと、道のりは長いですが、まずは一歩!

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  • さん,
    嬉しいお知らせ、ありがとうございます(≧▽≦)
    一歩前進ですね!

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  • さん,
    この記事は重要だと思うので個別記事にする予定。
    サーブとフォアでの動きの解説がありますが、いまいち理解できませんでした。
    あとは、「勤続疲労」と「金属疲労」についても。私は「勤続疲労」を使っていましたがWebの辞書にはそんな言葉はなく、吉松さんが使っているとおり「金属疲労」かつ「ようなもの」が、正しい使い方なのかも。

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  • netdashさま、

    はい、記事中の『また、手のひらを床に対して直角にし、前腕で手のひらを上に向ける動きが「回外」、下に向けるのが「回内」と言われ、テニスのサーブやフォアは、主に「回外」、「回内」、「尺屈」、「橈屈」の4つの組み合わせの動きで成り立っている。サーブは、前腕が回内から回外へ、手首は尺屈の動きで、フォアは回外から回内、橈屈の動きだ』はよく分からなかったので、是非実際にプレーされている皆様方のご意見を伺いたく。

    「金属疲労」と聞くとどうしても金属を思い浮かべてしまいますが、確かに金属⇨骨・腱に置き換えるとそちらの方が正しい言い方なのかもしれません。自宅じゃないので広辞苑とかで「勤続疲労」という言い方がホントにあるのか調べられないでが(WEBでは見かけますが)、「勤続疲労」はちょっと変だなと思ってました。

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  • 別ブログ記事で紹介されていた内田氏のAERAdot.記事「錦織圭も負傷…「ケガ人続出」プロテニス界を覆う“ブラック体質”」にある、”学術誌『Sports Medicine』”というのは、正しくは『Current Sports Medicine Reports』のことだと思います。『Sports Medicine』はSpringerが出している別の学術誌です。紹介されている、ニール・ジャヤンティ医師はテニスのスポーツ医学が専門で、ATPのボランティア医師、WTAメディカル・アドバイザーなどと紹介にあります。

    肝心の元の記事ですが、紹介された記事内容から、
     ”Racket Sports“, Jayanthi, Neeru MD, USPTA; Esser, Stephen MD, USPTA,
     Current Sports Medicine Reports: September/October 2013 – Volume 12 – Issue 5 – p 329–336
    のことだと思います。最近のオープン化の流れか、右上のView Full TextとかArticle as PDFをクリックすると論文を読むことができます。本文中では手首のケガについても議論されています。

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  • 杉山愛さんのWOWOWコラム記事です。今回初めてメッセージに返事がなかったと。ちょっと心配ですが、医者からは右手を使うのを禁じられてるかもしれないし、もともと筆不精かもしれないし。。。あと手首の使い方が気になることがあったのと、フェデラーの動きの検証が必要だとあります。そういった詳しい検証記事が日本のスポーツ・ジャーナリズムで増えればいいのにな、といつも思います。

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  • 錦織選手がツイートでリハビリ中の写真を載せています。喜ばしいことにギプスが取れてますね。ラケットを握るのはまだ先だと思うので、ゆっくり待ちましょう。

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  • 写真をみると錦織選手の手首リハビリの機器が、後ろのボールに突き刺さってるように見えますが、実はそうではなく(笑)、手首の屈伸運動の器具なんだと思います。リハビリ器具は後ろの写真から(圭に因んで?)アメリカのカリフォルニアに本社があるKeiserという会社みたいですね。錦織選手が付けている器具はすぐに見つかりませんでしたが、消防士のトーレニング・試験用器具まであります。

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  • ダンテ・コーチが、アルゼンチンのラジオCancha 1 Radioでのインタビューで語った記事はこちらです。コーチになった経緯やチャンコーチについても述べていますが、要点は、
    ◯ 手首のケガはテニス選手によくあるもので、モナコ、クライシュテルス 、ベンチッチと同じだ。腱を包むgasa(ガーゼみたいな組織のこと?)が折れて位置がずれた。注意してリハビリせねばならず、ベルギーに行った。
    ◯ ツアー復帰はAOの後だろうと理解している。早い方がよいがそうならないと思う。1ヶ月かそこらでボールを打てるようになるだろう。
    なので、10月になってボールを打ってなくて、11月にボールを打ち始めても、2ヶ月後のAOで5セットマッチを戦うのはたぶん難しいだろう、という予想だと思います。

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  • さん、ありがとうございます。ご紹介の記事をざっと読みました。
    そのあとでradioypunto.comのDANTE BOTTINI, ENTRENADOR DE KEI NISHIKORI: “SOMOS MUY DIFERENTES PERO FUIMOS APRENDIENDO MUTUAMENTE”「錦織圭のコーチ、ダンテ・ボッティー二が語る:僕らは(文化の面で)大きな違いがあるが、お互いから学びあってきた」というインタビューを聞きました。

    インタビューの中で錦織選手について「ツアー復帰はいつごろになりそうか?」
    との問いかけに対し、
    「おそらく全豪オープン後になりそうだ。もっと早い復帰を願ってはいるが、GSは5セットマッチだし、厳しいのではないか」と答えています。

    また、José Morgadoさんというポルトガルのジャーナリストが自身のツイッターで上記インタビューを引用しており、
    追記で「錦織選手は ニューヨークオープンとアカプルコへのエントリーは確定している」と述べています。

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  • 禮さま
    ダンテコーチのインタビューご紹介ありがとうございます。やはり全豪後ですね。先週のチャンコーチのお話でまだラケットを握っていないとのことでしたので、ブリスベン、全豪は無理だろうなと思っていました。じっくりしっかり治して不安がなくなってからの復帰が良いですね。
    錦織選手のいない楽天はやはりどこか寂しげです…。しかし楽天側も今年は色々と頑張っているようです。いつまでも錦織選手の人気におんぶに抱っこでは先は見えません。テニスは面白い!と思える仕掛け作りも大切ですよね。日本テニス協会もSNS頑張ってほしいです。情報はスピード感が命ですから!

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  • だいあんさま、

    ありがとうございます。いざという時に頼りになりますね!こちらはフランス語からの類推で何となく言ってることは分かった(ような気がした、笑)のですが、細かいことはサッパリでした。「腱を包むgasa」というのはよく分かりませんでしたが、たぶん腱鞘のことで、腱は鞘に収まっており、その鞘が折れてポップ音がしたのだと思っています。

    錦織選手の今年のポイント1885pは、今年の状況からすると(ATPポイントと順位は例年動かないという経験法則に従ってないですが)23位相当なので、年末30位以内に入っていないといけないコミットメントはたぶん大丈夫なはずです。失効ポイントを差し引いても、ニューヨーク、デルレイビーチ、アカプルコには30位くらいで臨める見込みです。

    あとエントリー・プロテクションですが、錦織選手のケガは8月13日(日)。来年2月11日のNYまでちょうど6ヶ月となり、エントリー・プロテクション(ルールブック9.03F)の執行が可能です。プロテクション・ランキングは、ケガをしてから最初の3ヶ月の平均なので、8月14日9位、10月2日14位がこれまでの状況(ケガから1ヶ月半経った)、11月13日に23位とすると、平均で15位くらいになります。ただし、シードはもちろんその時のランキングに依るので、プロテクション・ランキングはシードには直接関係なく、あくまでもエントリーのプロテクションす。この意味では、30位でもギリギリDA可能なので、プロテクション・ランキング15位の後利益はあまりないのかもしれませんが。それともあるのかな?

    小生は個人的には、11月にラケットを握ってから2ヶ月後にオーストラリアン・オープンで5セットを戦うのはちょっと無理があるのではないかと思います。なので2月の北米ハード・コートで復活を目指す(南米クレーまたはハードはなし)のは、自宅の近くでもあるし、理にかなっていると思います。

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  • 禮 さん、だいあん さん、ありがとうございます(`・ω・´)ゞピシッ!
    正直、春の北米MS2連戦に間に合えば御の字かな・・・くらいに思っていましたので、ニューヨークとアカプルコで復帰出来そうなのは、朗報ですね~\(◎o◎)/!

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  • プロテクション・ランキングについては、ニューヨーク、デルレイビーチ、アカプルコには30位くらいで自力でDA可能、IW&マイアミはドローがでかいので(復帰後にポイント獲得できなくても)こちらも自力でDA可能なので、あまり直接の後利益はないかもしれません。さらに、コミットメントは取れるだろうから、ATP500には手続きさへちゃんとすれば出場できるはずです。まあプロテクションの期間があるので、保険のためにプロテクション取っておくのですかね。

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  • ATP250なら参戦メンバーによってはPRランク(プロテクション・ランキング)を使わなくても、DAはもちろんシード参戦できる大会もあるかもしれませんね。

    ただ仮に年末30位であっても、全豪以降の復帰が濃厚とのことですから、2018シーズンが始まれば次々と2017シーズンのptが失効し、ランクは下がり続けます。フォーラムでも議論してたのですがPRは使用回数に制限がありますし、春のMSやATP500などに使っていくことになりそうですね^^

    まだ正式に復帰が決まったわけではありませんが、こんな話題ができるぐらい順調に回復していることが嬉しいです♪

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  • すぅー さん、それは西岡選手です(`・ω・´)ゞピシッ!
    春のMSは96ドローですので大丈夫ですし、コミットメントプレイヤーは500大会へは優先的に本戦DAします。
    錦織選手がPRランキングを使うとすれば、夏の北米マスターズ以降ですかね~(`・ω・´)ゞピシッ!

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  • あっ・・・、先に指摘されてしまった^^;コメしてから西岡選手の話と混同していたことに気付き、お詫びと訂正しようと慌てたのにぃぃ~(笑)
    錦織選手は来年もコミットメント・プレーヤーですから、500のエントリーは心配する必要ないですよね。

    皆様、大変失礼いたしました(__)

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  • 今日は。
    錦織選手の来季についてはこちらでお話しでしたか。あちらこちらの記事やトピックに散文的にご紹介していて申し訳ありませんでした。

    昨日のブライアンズの意味深な呟きですが、やはりNY250のエントリー発表でした。大会側が正式に錦織選手出場を発表。大会公式SNSより。あと公式HPも。
    https://twitter.com/NewYorkOpen/status/915639803080736769
    http://www.newyorkopen.com/

    ついでに昨日別記事でご紹介したアカプルコ500の公式SNSと公式HPを。もう壁紙にも登場。
    https://twitter.com/AbiertoTelcel/status/915271825134940161
    http://www.abiertomexicanodetenis.com/es/

    錦織選手もリツィしているようですが、あくまでも出場する意思があるということで。間に合うかどうかは不明ですし。
    ただNYは、IMG肝入りのメンフィスの移転先なので重視するのかなあと。

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  • 今日は。
    もう今更かもしれませんが、禮さまがご紹介くださったダンテ・コーチのインタビュー記事、英語版がUPされていました。UBITENNISより。
    <Kei Nishikori Set To Miss The Australian Open, Says Coach>
    http://www.ubitennis.net/2017/10/kei-nishikori-set-miss-australian-open-says-coach/

    興味深いのは錦織選手、ウソかマコトか「このATPツアー週に5つ目のタイトル(メンフィスで4つでNYで1つ)を獲得できると思えるのは素晴らしい」と。やる気満々です。嬉しいですが決して無理はしないでくださいね。

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  • さん、原文のスペイン語をフランス語に機械翻訳されたのですね。記事の内容はご理解のとおりです。西⇔仏、西⇔伊、仏⇔伊、西⇔葡など、ラテン語由来の言語どうしなら、翻訳ソフトによる直訳でも(多少の不自然さはあるにしても)だいたい理解できる場合が多いですよね。

    錦織選手のけがに関するダンテコーチのコメントについて、英語とスペイン語バイリンガルの同僚に訊いてみたら
    「gasaは英語でいうgauzeで、ガーゼ状のfibrous tissue(繊維組織)を意味し、おそらくtendon sheath(腱鞘)を指すのではないか。自分は医学の知識がないので確信は持てないが」という答えでした。
    この点も禮さんのご推察と同じですね。 さ・す・が。

    いずれにしても1日も早い「完全復活」と「さらなる躍進」を願うばかりです。全豪オープンで錦織選手の勇姿が見られないと知って一瞬、落ち込んで意気消沈した私ですが、下団さんやすぅーさんの前向きなコメントを目にして、また団長さんの楽天OPレビュー記事を読んで、大いに慰められました。ありがとうございます。

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  • 私は全豪オープンは無理しないでいてほしいと思っていたので、陣営が慎重な判断をして本人のはやる心を抑えてくれていることに安心しています。いきなり5セットマッチはこちらのハラハラ感が半端ないでしょうから。それでGoサインが出れば全力応援ですが…。
    それよりも、2月から大会にエントリーしていることの方が思ったより早くて嬉しいです!手術は予定通り回避できたということですね。楽しみです!

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  • だいあんさま、

    「gasaは英語でいうgauzeで、ガーゼ状のfibrous tissue(繊維組織)を意味し、おそらくtendon sheath(腱鞘)を指すのではないか」とのこと、ありがとうございます。はい、スペイン語とはイタリア語はフランス語に直してますが、これらの翻訳の分かりやすさは>英語>>日本語ですね。

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  • 錦織選手のランキングの見通しについてまとめておくと、

    1)コミットメント(ルールブック1.07C)

     錦織選手の今年のポイント1885pは、今年の状況からすると年末に23位相当なので、コミットメント・プレーヤーの30位以内はたぶん大丈夫。コミットメント・プレーヤーはツアー・ファイナル、全てのマスターズ1000、ATP5004試合(1試合は全米以後)の出場義務が生じるが、ATP500は書類さへ整えればメインドローに自動イン。なので2018年のプレーは大丈夫だろう。

    2)エントリー・プロテクション(ルールブック9.03F)

     6ヶ月以上のケガの場合は、エントリー・プロテクションを申請することができる。錦織選手ののケガは8月13日(日)だったので、(多少の日数のズレはありますが)来年2月11日のATP250ニューヨークまでちょうど6ヶ月。プロテクション・ランキングは、ケガをしてから最初の3ヶ月のランキング平均。8月14日9位、10月2日14位、11月13日23位(予想)から計算すると、平均は15.2位となるので、15位前後のプロテクション・ランキングとなる。ケガのため6ヶ月以上12ヶ月未満プレーしなかった場合、このプロテクションを1)最初のシングルス9試合とダブルス9試合、または2)復帰した最初のイベントから9ヶ月間適用できる。プロテクション・ランキングの有効期限は3年間。再びケガをした場合は、9ヶ月ルールを「凍結」することが可能。シードはもちろんその時のランキングに依るので、プロテクション・ランキングはシードには直接関係ない。

    錦織選手は、失効ポイント(ブリスベーン、全豪)を差し引いても、来年2月のトーナメントにはその時点のランキングで30位くらいで臨める見込み。各トーナメントの、参加人数(Total Accepted)と直接登録人数(Direct Acceptances)は、(ルールブック7.08B)
     ニューヨーク      (ATP250, TA28, DA19-21, Q4, WC3, SE0-2) ?
     デルレイビーチ     (ATP250, TA32, DA23-25, Q4, WC3, SE0-2)
     アカプルコ       (ATP500, TA32, DA23-25, Q4, WC3-4*, SE0-1)
     インディアン・ウエルズ (MS1000, TA96, DA78-79, Q12, WC5, SE0-1)
     マイアミ        (MS1000, TA96, DA78-79, Q12, WC5, SE0-1)
    なので、ニューヨークとアカプルコで錦織選手の参加がアナウンスされたということは、DAはムリだと思われるので、ワイルド・カードを出す(約束をした)ということなのでしょうか??もしくは、プロテクション・ランキングを行使する必要があるかと思われます。IWとマイアミは、DAの数が多いので大丈夫です。万が一それまでに復帰してなかったり、復帰しても不調ならランキングはさらに落ちますが、まあさすがにそれはないと思います。

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  • 錦織選手の予想ランクを各トーナメントのエントリー日付(トーナメントの42日前)でみると、以下のようになります。ニューヨーク、デルレイビーチ、アカプルコにはDA人数(19−21か23−25人)に僅かに及ばず、従ってプロテクション・ランキング(15位予想)の使用かWCが必要となります。これで合っているでしょうか。

     トーナメント      トーナメント エントリー 予想ランクキング
     ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ニューヨーク      2.12   1.1   23位 
     デルレイビーチ     2.19   1.8   26位
     アカプルコ       2.26   1.15  26位
     インディアン・ウエルズ 3.06   1.22  26位
     マイアミ        4.19   2.5   30位
     ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    よく勘違いしますが、コミットメント・プレーヤー(前年30位以内)になると、ATP500は自動的にメインドローにアクセプト(ルールブック1.07E, Commitment Player Entry Exception – Top 30)されますが、グランド・スラムやマスターズ1000はランキングが落ちていたらDAにはならないと思います。

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  • 実際にはATP250とかのカットオフはずっとランクが下の方なので、DAはまあ問題ないかと思います。アカプルコはATP500なので、コミットメントになっていればDAです。まあさすがにIWやマイアミまでポイントが稼げないということはないと思うので、プロテクション・ランキングは申請しておくにしても、多分必要ないかと思います。

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  • ツイッターにあげましたので見て下さった方もいると思いますが、先ほどチャンがアメリカのTennis Channelに電話で出演し、圭の怪我について語ってくれました。訳は以下の通りです。

    「来年も圭のコーチをする。今手首のリハビリ中だが毎週医師の所に戻る度にとてもポジティヴな結果だ。怪我直後の診断から我々が想像したよりも大分状態が良いので勇気づけられている。来年早々に戻る予定だが充分な時間がある。すでに体の他の部分のワークアウトは始めていてそれはとても良いことだ。僕はこのことを圭のキャリアの第2部のスタートと考えている。怪我を100%克服し、もうキャリアの中では一切手首の問題は起きないようにするほどまで取り戻したい。2018年はもっとハングリーにもっと集中した圭になれるよう。そして、より良く、より大きなものを彼から引き出したい。」

    多くの選手が手首の怪我をしているが、圭に関してはすぐ戻りたがっていない?戻らせないの?
    →「もう絶対に完全に100%になるまで戻らせない。そのために残りのシーズンを休んだのだから。手首においては100%でなければいけないのです。もし途中で戻って怪我をしてまたやり直すなんて絶対ダメ。医師やフィジオと共に用心しながらそのことに取り組んでいる。圭の背中を押す時をきちんと見極める。まだその段階ではないが、ここぞと言う時に最大の警戒心をもってそれをする。」

    アジアのテニスが熱いが→「多くのアジア人が凄い可能性を秘めている。そう感じたのが理由で圭のコーチになったのだ。」

    以上でおしまいです。だいぶ長く語ってくれました。そしてチャンの電話インタビューにこれだけの時間を割くという判断を下したテニスチャンネルの、圭への関心がいかほどかもこのことから読み取れると思います。

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  • 今日は。
    ゆきんこりさま
    チャン・コーチのコメント内容ご紹介有難うございます。何と心強い、そして120%信頼のおけるお言葉でしょう! 「圭の背中を押す時をきちんと見極める」と。ええ、ええ、十分見極めてくださいませ。そして手首が100%になるまでいつまでも待ちます。
    アジア・テニスの未来、日本テニスの未来、そして錦織選手の未来にここまで真摯に取り組まれていることを大変有難く思います。チャン・コーチ、毎日どこにいらっしゃるのか教えて頂きたい。決して足を向けて寝るワケにはいきませんもの!

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  • ゆきんこり さん、ありがとうございます(`・ω・´)ゞピシッ!
    相変わらず、錦織選手の評価が日本国内で低いのは嘆かわしいことですが・・・(ΦωΦ)
    こういった情報は本当に嬉しい、と言いますか、錦織選手の価値を正当に評価してくれるもので貴重ですね٩( ”ω” )و

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  • ゆきんこりさん、いつもいろいろな情報をありがとうございます。
    順調に回復しているというチャンコーチの言葉は本当に心強いです。

    下団さん
    何のしがらみもなく、純粋にテニス選手として高く評価してくれているのは嬉しい事です。
    日本ではいろいろなものがくっついて必要以上に上げたり下げたり・・信頼できる記事は少ないように感じています。

      引用  返信

  • ゆきんこりさん、ありがとうございます。
    錦織君をほんとうに大切に思っている、チャンコーチの言葉に、心静かに、錦織君の復活の時を待つコトができそうです。紹介していただき、大安心いたしました。

      引用  返信

  • ゆきんこりさん
    錦織選手に関する最新情報ありがとうございます。
    チャンさんの力強い言葉に感動しています。そして錦織選手のキャリア第2部のスタートを楽しみに待っています。

      引用  返信

  • ゆきんこりさん、チャンコーチの情報ありがとうございます。順調に回復しているようでよかった!
    完全回復してからの復帰、というのも皆の希望どおりですね。
    チャンコーチ曰く「第2部スタート」が待ち遠しいです。

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  • みけ さん、現在開催中の楽天オープンでの、高橋選手、内山選手の健闘に対して、「純日本育ちの杉田選手の活躍が勇気となって、純日本育ちの高橋選手、内山選手の活躍につながっている・・・」みたいにインターネット上で語る方々もいらっしゃいますが・・・
    そういった方々は、IMG卒業組や太郎選手等は恵まれた環境にいる、みたいな論調の方々でもあるようですが・・・(ΦωΦ)
    杉田選手の飛躍のきっかけは、三菱チームのイタリア合宿、そこでのボブ・ブレッド氏からのアドバイス、コーチの紹介を受けたのが大きいですし、内山選手も中1から、あと1年でIMG卒業まで頑張っていたのですが、最後の関門がクリア出来ずに無念の帰国となりました。今はスペイン拠点で頑張っています٩( ”ω” )و
    添田選手の飛躍も、イタリア人コーチのとの出会いが大きかったですし、現状の日本男子テニス界では、世界へ挑戦する以上は、どこかで海外へ、そして、外国人コーチの助けを借りることになります。
    訳の分からない、論拠も不確かな情報、持論を語る前に、しっかりと選手達の素晴らしいテニスを見なさい(-_-)/~~~ピシー!ピシー!と言いたくなります(`・ω・´)ゞピシッ!

      引用  返信

  • ゆきんこりさん!安心できる情報ありがとう( ´ ▽ ` )ノ
    なにより、錦織選手自身もチャンの下で大船に乗った気持ちというのかな…
    安心して今、できることに集中して取り組んでいると思います(⌒▽⌒)
    第2部スタートかあ……ワクワクするなあ。
    このような情報があれば、私たちも夢を描きながら待てますね。

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  • ゆきんこりさま
    最新の詳しい情報をありがとうございます!
    チャンコーチの力強いプラスのオーラ満載の言葉、錦織選手のみならず、私達にも勇気を与えてくれますね。錦織選手をよく理解してくれて、信じてくれて、ありがとう。チャンコーチで良かった!きっと今も更なる高みを目指して着々と準備を進めていることでしょう。
    何の不安も無い万全の状態で、第2部のスタートをきってほしいです。

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  • ゆきんこりさま
    いつもいつも貴重な海外情報をありがとうございます。チャンコーチの力強い言葉は嬉しいですね。錦織選手が次にトーナメントに出て来るときは100%の状態!なんと安心感のある言葉でしょう。
    その時を楽しみにじっくり待ちます。

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  • 錦織選手がリハビリテーションのトレーニングをしているのは、ベルギー東部の小都市ブレー(人口約1万5千)の郊外にあるKim Clijsters Academy(元女子シングルス1位のキム・クライシュテルスのアカデミー、オリバーさんコネクションか)のようですね。リハビリも施設内にあるGroep SAMのようです。圭アプリの写真にあった「毎日数時間Samさんのセラピーを受けている」というのは、オステオパシーが専門のSam Verslegers氏(経歴をみるとドクターを持っていて、ナダルを診たこともあると)のことですかね。というかグループ・サムという名前はたぶん彼に因むので、ちゃんとしたセラピストの治療を受けている(当たり前か!)、ということだと思います。オランダ語圏だと思いますが、周りの雑音がない静かなところでじっくりトレーニングしているようです。こういった情報を流していいのか分かりませんが、キム・クライシュテルスのインスタグラムやアカデミーのフェイスブックにも錦織選手の写真やトレーニング風景が載ってるし、たぶん陣営が容認しているのだと勝手に解釈。

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  • 今晩は。
    禮さま
    錦織選手情報については、私もどこにコメントしてよいやらわからず、9/18付デビスカップ記事のタイトルに「そして錦織がアプリでトレーニングを公開」という文面があるので、そちらでコメントしていました。
    クライシュテルズ・アカデミーの件、アカデミー公式インスタ動画等もそちらでご紹介し、被ってしまいました。
    失礼致しました。

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  • 禮さま情報ありがとうございます。
    まずは「オステオパシーってナンジャラホイ?」から始まりました(^◇^;)。
    まだまだお勉強が足りないおば(か)はんです。

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  • 時系列的に、過去の情報をまとめたいので、皆様ご協力をぜひとも。
    とにかく今はベルギーでクライシュテルシュのアカデミーにいるということですね。
    その前はロビー大橋氏のところですよね。

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  • 今晩は。
    団長さま、時系列的に間違いないかと。
    詳細には、ハリケーン・イルマから逃れて、シカゴのロビー大橋氏のPIM(Perfomance In Motion)に2週間滞在、その後ベルギーに渡りジャガーさんの現地法人をご訪問し車をレント、クライシュテルズ・アカデミー入りし現在に至る、です。

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  • 前テニス選手のFilip Dewulfのオランダ語のブログGRAVEYARDTENNISによると、「世界的に有名なVerstreken医師が、キム・クライシュテルスとヤニナ・ウィックマイヤーのオステオパシストであるSam Verslegersの元でのリハビリテーションを勧めた」とありますね。なので上の調査は合ってました。

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  • 著名な手首の専門医Dr. Frederik Verstrekenですが、所属は1999年以来アントワープのMonica病院(論文の所属はここ)とアントワープ大学病院となっており、錦織選手が治療を受けたのはそのどちらかかもしれません。もちろん詳細は不明です。これもオリバーさんコネクションなのかなあ。

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。