2012デ杯プレーオフ第1日:1勝1敗のスタート、錦織は肩の負傷で欠場

2012年デ杯プレーオフ、イスラエル戦は初日が行われ、両国のNo.1対No.2による2試合は1勝1敗のタイとなりました。

錦織圭はUSオープンのときに痛めたという肩の故障により欠場となりましたが、本人が会場でのコメントで日曜日の試合には出場したい意欲を表明。故障は本当だと思いますが本日の対戦が200位台の選手だったことから無理をして出場するよりは日曜日の1試合に賭ける方が得策だと判断したのではないかと推測しています。3勝0敗になれば最終日も試合しなくてすみますし、今日の錦織の出場を楽しみにしていた現地観戦組にとっては大変気の毒な決断でしたが、デ杯はなによりチームとしての勝利が目標ですし、こういうことは良くあることですのでどうかチームの事情を理解してあげて欲しいと思います。

しかしこの錦織欠場の判断が勝負の行方に微妙な影響を及ぼす初日の結果となりました。

添田豪がイスラエルのエースにしてまだ自身が勝ったことのないD.セラに対し、第3セットを取られるも勝利。幸先の良いスタートとなりましたが伊藤竜馬が自分の良さを出し切れないプレー内容と、相手の伸び伸びとしたプレーに押されてストレートで敗退。

初日が1勝1敗になること自体は可能性としてありえる組合せでしたが、No.2に対して星を落としたことは誤算でした。これで勝負の行方は最終日に持ち越されることになり、ダブルスの下馬評がイスラエル有利であることを考えれば、錦織が復帰してしっかりセラに勝ち切ることがワールドグループ残留のために重要になってきました。

逆に日本は明日のダブルスを勝つことが出来ればかなり楽になります。もし錦織の故障が大事を取っただけのものであればダブルス出場もありえるかもしれません。

(いちおうデ杯ルールブックはチェックしてルール的にダブルス出場が大丈夫そうだとは確認したのですが、もし実際に可能かどうか情報をお持ちでしたら教えて下さい。)

シングルス2試合よりはダブルス1試合+シングルス1試合の方が負担は小さいので、チーム事情によってはあり得なくはないかと。坂井監督の采配に注目です。

5 件のコメント

  •  過去対戦で伊藤が勝っているので結果論でしかありませんが、最近の
    成績を見る限りでは、杉田を出した方が良かったような気がします。

     圭のダブルス起用、私はなさそうな気がしますが、ルール上は問題
    ないと思います。過去のワールドGの実績で、類似の例があったと
    記憶しています。

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  • 添田君は、今年覚醒したことを、またまた結果で示してくれましたね(‘-^*)ok
    派手さはないけど、地道な努力が花を開いた素敵なお手本になってます(*^.^*)
    伊藤君は、急に出番が回って来たので、緊張していましたね(;^_^A
    WOWOW観戦組ですが、画面からも伝わってきました(=゜ω゜)ノ
    明日のダブルスは、チャレンジャーなので逆にのびのびとプレイできるかもね
    カモーン!!チームジャパン(≧∀≦)
    現地で応援、よろしくです

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  • 添田選手はたとえ1セット奪われても大丈夫、と安心して応援していられます。
    今までのデ杯での経験が生きているかな。
    そんな添田選手も、昨日の第一試合はプレッシャーを感じてた、といいます。
    デ杯で、有明、勝たねばならぬ第一試合は、緊張しますよね。

    竜馬は、彼のいいところが出せず残念。
    相手選手は長身、サーブでプレーを組み立てるタイプ。
    バックハンドも振り抜きが早く、
    彼のプレースタイルに有明のサーフェスがバッチリあっちゃった。
    気持ちよくプレー出来ちゃったんじゃないでしょうか。

    竜馬、ダブルスでリベンジだっ!!

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  • ダブルス、負けてしまいました。残念ですが相手が1枚、上でした。素人の考えですが、日本もダブルス専門の選手を作ればいいんじゃないですか。そしたらもう少し対等に試合ができそうな気がします。
    (あくまでも素人考えです)
    気を取り直して、明日の錦織選手、添田選手に期待したいです。
    絶対に勝ってくれると思います。、

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  • ダブルス、残念でした。選手も、応援も、がんばった!と思います。相手が一枚上手でした。
    明日も、応援いってきます!精一杯応援してきますp(^_^)q

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。