錦織圭の手首故障に関する情報・考察等集約記事

錦織の故障に関する情報が、ちらほらとメディアに情報が出ているので、それを集約していきたいと思います。

新たな情報、未掲載の情報がありましたらコメント欄でお知らせください(他の記事のコメント欄に貼られたものでも可。ただし、著作権侵害をしているページ(例えば、ほぼ海外英語サイトの内容のパクリであるとか)かどうかには十分注意をお願いします。その場合、お手数でも一次情報(元の記事)を探してお知らせください。

また、故障の原因や今後の処置、復帰の時期などについても、情報が増えるにつれ考察も可能になると思われ、トライしてみたいと思います。

損傷箇所と損傷の程度

実は、公式発表のメールをいただいた直後、マネージャーのオリバー氏に以下の質問(+α)をぶつけてみました。

  • 痛めた腱は、親指側か小指側か。
  • 数週間の経過観察の結果、手術に踏み切ることはあり得るのか。
  • 日本のファンはこういうときこそ支えていくつもりである。復帰までいくらかかろうが待っているので、圭に激励の言葉を伝えて欲しい。

※ 3つめは私個人ではなく、「日本の多くのファンから」という趣旨で伝えました。

残念ながら答えは、「情報のアップデートを待て」の一言でしたが、質問しても答えが返ってこないことが通常なので、今回は返ってきただけマシです。親指側の腱か小指側の腱かで治るスピードが違うので1つめの質問を投げましたが、それだけにデリケートな問題なので明言を避けたのでしょう。(2つめの質問も同様で答えにくかったのでしょう。3つ目にはぜひ答えて欲しかったところですが、残念ながら言及なし。伝わったかどうかは不明です。)

と、思っていたら、小指側の腱の損傷だというニュースがありましたね。

結論は尺側手根伸筋腱の部分断裂。手首の小指側にある腱で、サーブやバックハンドなど手首の曲げ伸ばしをする時に負担がかかる部位だ。

錦織 今季残り全休 右手首腱部分断裂、選手生活大きな岐路に|スポニチAnnexより

知り合いの整形外科位に確認したところ、親指側より小指側の方が治りが遅いそうです・・・。
また、裂傷か断裂(完全には切れている)かによっても治りや処置方針は変わってくるそうです。

オリバー氏のメールには「tear」とあり、文字通り受け止めれば「裂傷」であり完全には断裂していません。断裂なら「rapture」を使うと思いますが、tearという単語も使われ方が広いようですので、詳しいことはやはり、数週間後、ギプスを取ってからになるでしょうか。

オリバー氏のメールでは、次の判断をするのは「in next weeks」でしたので「数週間後」でししたが、上記スポニチのリンクでは、「ギプスの期間が4〜6週間」となっています。何か追加で情報を得たのでしょうか。これについても、鵜呑みにはせずまずは参考として捉えておきたいと思います。

故障原因の推測

原因については、個人的見解として聞いて欲しいのですがサーブだと思っています。サーブのフィニッシュの形がかなり、手首を内側に折っており負担がかかりそうに見えます。

バックハンドでも手首を内側に折りますが、バックハンドは左手主導であり右手の負担はそれほどではないのではないでしょうか。

また、錦織のフォアハンドのフォームではラケットが大きく弧を描くので手首を使っているように見えますが、使っているのは主に肘でしょう。フォアハンドの場合、手首は外側に折った状態を解放してまっすぐにするだけで、負担は無いわけではないでしょうが、明確に内側に手首を折っているサーブのフォームよりは負担は小さいのではないかと推察します。

実際、サーブの練習中に故障を発生したことからも、サーブが主要因ではないかというのが私の推論です。

繰り返しますが推論ですし、私は医者でもトレーナーでもないので、鵜呑みには議論のたたき台として上記推論を使ってください。

いずれチームあるいは専門家が原因究明をして対策を打ってくれると思いますが、何らかのフォームの矯正は必須だと思われます。この際、フォームの総チェックで故障を起こしにくく、かつ効率的な打ち方を研究して欲しいと思います。

他に情報が出てくればこの記事に追加するか、大きな情報であれば新しい記事を立てます。
みなさまからも情報提供をよろしくお願いします。

手首の故障に関する一般的情報

ITF Tennis – SCIENCEANDMEDICINE
診断、ファーストエイド、回復方法、バックハンドについて、再発防止法が解説されています。

109 件のコメント

  • 連投にて失礼します。
    先ほどコメントした直後に下団さんのコメントに
    気づきました。下団さんの体験談に納得です。
    先に申し上げました「(プロの威力のある)高く跳ねるボールに対処し続けたことにより、手首等への負荷が懸り、その結果怪我を誘発したかもしれない」ということについて、
    ますますその可能性が有りそうな気がしてきました。
    団長さんのサーブ説は直接原因で、こちらはその原因を作る下地になったかもしれません。
    また、今回の裂傷以前の手首の怪我の原因でもあったのかもしれません。

    もちろんこのことは全て私の勝手な推測にすぎませんが・・。

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  • MIYAさま、下団さま
    お返事ありがとうございます。そうですよね〜やっぱり…。あの高い位置でしかも威力があって回転かかってて…なんて、想像するだけで手首に痛みが…(^◇^;)。もちろんそんな球受けたことないですけどね笑。

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  • KEIアプリで、今日大きなギプスを取って、小さなギプスになり、もっと楽になったとあります。
    手首のケガから早くも2週間とちょっと、道のりは長いですが、まずは一歩!

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  • さん,
    この記事は重要だと思うので個別記事にする予定。
    サーブとフォアでの動きの解説がありますが、いまいち理解できませんでした。
    あとは、「勤続疲労」と「金属疲労」についても。私は「勤続疲労」を使っていましたがWebの辞書にはそんな言葉はなく、吉松さんが使っているとおり「金属疲労」かつ「ようなもの」が、正しい使い方なのかも。

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  • netdashさま、

    はい、記事中の『また、手のひらを床に対して直角にし、前腕で手のひらを上に向ける動きが「回外」、下に向けるのが「回内」と言われ、テニスのサーブやフォアは、主に「回外」、「回内」、「尺屈」、「橈屈」の4つの組み合わせの動きで成り立っている。サーブは、前腕が回内から回外へ、手首は尺屈の動きで、フォアは回外から回内、橈屈の動きだ』はよく分からなかったので、是非実際にプレーされている皆様方のご意見を伺いたく。

    「金属疲労」と聞くとどうしても金属を思い浮かべてしまいますが、確かに金属⇨骨・腱に置き換えるとそちらの方が正しい言い方なのかもしれません。自宅じゃないので広辞苑とかで「勤続疲労」という言い方がホントにあるのか調べられないでが(WEBでは見かけますが)、「勤続疲労」はちょっと変だなと思ってました。

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  • 別ブログ記事で紹介されていた内田氏のAERAdot.記事「錦織圭も負傷…「ケガ人続出」プロテニス界を覆う“ブラック体質”」にある、”学術誌『Sports Medicine』”というのは、正しくは『Current Sports Medicine Reports』のことだと思います。『Sports Medicine』はSpringerが出している別の学術誌です。紹介されている、ニール・ジャヤンティ医師はテニスのスポーツ医学が専門で、ATPのボランティア医師、WTAメディカル・アドバイザーなどと紹介にあります。

    肝心の元の記事ですが、紹介された記事内容から、
     ”Racket Sports“, Jayanthi, Neeru MD, USPTA; Esser, Stephen MD, USPTA,
     Current Sports Medicine Reports: September/October 2013 – Volume 12 – Issue 5 – p 329–336
    のことだと思います。最近のオープン化の流れか、右上のView Full TextとかArticle as PDFをクリックすると論文を読むことができます。本文中では手首のケガについても議論されています。

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  • 杉山愛さんのWOWOWコラム記事です。今回初めてメッセージに返事がなかったと。ちょっと心配ですが、医者からは右手を使うのを禁じられてるかもしれないし、もともと筆不精かもしれないし。。。あと手首の使い方が気になることがあったのと、フェデラーの動きの検証が必要だとあります。そういった詳しい検証記事が日本のスポーツ・ジャーナリズムで増えればいいのにな、といつも思います。

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。