全仏に向けて暗雲立ちこめる残念な敗戦(2013ローマ2回戦)

2013 Roma Masters 1000
2nd Round
Jeremy Chardy def. Kei Nishikori [16], 6-4,6-1

脇腹か、太ももか、恐らくその両方の故障の影響で元気ないプレーに終始した錦織圭。全仏が不安になる内容の敗戦を喫してしまいました。

1stセットこそゲーム数は競ったものの、錦織のポイントのほとんどはシャルディのミスによるもの。動きが鈍く、返球も浅くなりそこをシャルディに攻撃され、常に後手を踏む展開になりました。

2ndセットはさらに状態が悪化し、いつもの攻撃的なテニスは影を潜めたまま、ブレイクポイントも掴めず辛い敗戦となりました。

全く勝てそうな雰囲気のなかったこの試合を見て、思い出したのは2008年ストックホルム準決勝のソダーリング戦でした。

あのときは膝でしたが、故障を押して出場した中、同様に見せ場も作れずあっさりと敗れた点が共通しています。

あのときは私の発言が原因でブログが大炎上しましたが、基本的に考えは変わっていません。

つまり、出場するなら勝ちに行かないといけないし、それができなければリタイアした方がいいのではないか、というものです。

今、同じことを書いたらどのようなことになるのでしょうか。おそらく当時よりは私の考えは受け入れてもらえるのではないかと想像します。

もちろんプロである以上、できるかぎりプレーして観客を楽しませる必要があるでしょう。勝つ見込みが低いと分かっていてもプレーしなければならないときはあります。

しかしそれは最低限の頑張りができる状態のときの話で、今日の錦織はそこまでの頑張りが効かない状態だったように見えました。

故障したこと、勝てなかったことは仕方なく、まったく責める気にはなりませんが、今日のような状態で出場する必要はあったのかなと思いました。

出なければならない、あるいは何か意図があって今日のような状態で出るのであれば、やはり「何か」をしなければならないと思います。厳しい状態の中、いろいろトライしてみて仕方なくリタイアする方が、こわごわと最後までプレーすることより良い、と私は思いますが、皆様はどうお考えになるでしょうか。

恐らく、錦織は自分なりには頑張ったのだと思いますが、少なくともシャルディにとっては実戦の中であれだけ自由に打つことができ、楽な試合だったのではないでしょうか。

マレーが負けたため3回戦はグラノジェルスとシャルディの対戦となりました。また昨年のこの時期は欠場していたため、得たポイントがまるまる加算されるという状態でした。そんなチャンスに故障してしまったというもったいなさもありますが、それ以上に、単純に今日の試合は見ていて辛かったです。

ATPポイントも大事だし、強い相手に勝つことも大事ですが、何より錦織が元気にプレーしているところを見ることこそがファンの楽しみであり、喜びです。ただ、元気がないところを見せるだけのプレーになってしまうようなら、思い切ってリタイアなり欠場するなりして、次に備えてほしいと思います。

54 件のコメント

  • 圭君のブログ、更新されてました。けがの事は触れられてないです。
    ケガに触れられてないのが余計気になりますねえ。
    全仏までに何とか良くなってくれるとうれしいです。

    怪我をするのはしょうがないとして、試合中けがを少なくする方法としては、やっぱりサービスの向上があげられそうですね。(素人考えで恐縮です。)
    ポイントが取りやすくなって、体も相当楽になると思うのですけど。
    2010年にラファがサービスがすごく良くなったことがあって、それは、ほんのちょっと誰かにコーチングを受け、グリップの握りを変えたとかなんとか、小さなことで良くなったとのことでした。(後にそのコーチングがトラブルになって訴訟沙汰になったらしいですが。)

    そんな風にどなたかスペシャリストのおかげで、急にサーブが良くなる時が来るといいなといつも思っているんですけど。

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  • 圭くんファンの皆さまは圭くんに何を望んでいるのでしょう?
    圭くんはとてもよくやっていると思います。

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  • 圭君が今存在してくれていることに、まず感謝しています。圭君がいなかったら、このブログもないわけですし、真剣にGSのことを見る人も少ないでしょう。見ても、一般的にみるでしょう。

    圭君については違うのです。本当に日本人を励ましてくれているので、感謝しながら胸をどきどきさせて見ているのです。昔から「ウィンブルドン」をみてきましたが、他人事のように見てきました。圭君が世界の15位にいるなんて、日本人にとっては「夢のまた夢」なのです。本当に生きる勇気を与えてくれているのです。

    だから、なにも無理なことは望んでいません。圭君が健康で元気にプレーできること、その結果本来の実力を出して、もっと上にいけたらうれしいなあ・・・・くらいです。圭君への期待が彼を苦しめないよう・・・気を配っています。

    圭君のお父さんが言っていたこと以上のことは、望んでいません。世界で羽ばたいている圭君を見ているだけで幸せです。そういう幸せを日本人にくれたのです。どれだけ感謝しているかわかりません。

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  • 圭君には、グランドスラムを勝って欲しい。
    是非№1になって欲しい。
    そう思います。そのために、一人のサポーターとして彼に声援を送ります。
    その一方で、彼は既にトッププロ。不甲斐ない戦いをすれば、批判に晒されるのは仕方ないこと。
    厳しいけど、それが現実だと思います。
    まあ、試合中の態度に対する批判などは、高校球児に坊主頭を要求するような、古いタイプの日本人的感覚で同意でいませんが。

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    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。