錦織圭の快進撃続く、ベルディヒ撃破(2011バーゼル1回戦)

更新遅れましてすいません。

バーゼル1回戦、錦織圭は第4シードのベルディヒに対して錦織らしい逆転勝利を収め、2回戦に進出しました。

2011 Basel ATP500
1st Round
Kei Nishikori def. Thomas Berdych, 3-6,6-3,6-2

幸せな時間が続きますね。アジアシリーズでの活躍が相当自信になったのでしょう。クアラルンプール以降の勝った選手がすごすぎます。

ベルディヒ(7位)
ツォンガ(8位)
アルマグロ(11位)
ドルゴポロフ(18位)

この短期間にまとめてこれだけの強豪に勝ったことは初めてのことです。錦織よ、あんたは強い!どんどん調子に乗っちゃってください!

正直、私は今大会は苦しいと思っていました。ベルディヒとは錦織は2009年ブリスベンで対戦し、会心のテニスで勝利した相手ではありましたが、その後のベルディヒの活躍は素晴らしいものがありましたし、上海で痛めた足首も100%の回復ではないという情報がありました。

その予想を良い意味で裏切るこの活躍。今回は映像を見ることができませんでしたが、実況掲示板を見ると、最初のサービスゲームはブレイクされたもののその後のキープは盤石で、ストロークも徐々に支配してプレッシャーをかけていくことができたようです。

ただ、これで「錦織圭、覚醒か?」かといえば、それに対しては慎重でありたいと考えています。
単なる好調と本質的な実力アップを見分けるのは難しく、相当に後にならないと分からないものです。

このペースでの勝利が続けばトップ10入りもそう遠くはないでしょうが、これが通常だと思うにはまだサンプル数が少ない。

人間というものは直近の傾向が今後も持続するという錯覚を抱きやすいものです。しかし現実にはそう簡単に行かないことが往々にしてあるものです。

ですが確実に「それ」に近づいていることは確かで、1回勝つごとに、今まで「可能性」であったことが「現実」のものとして目の前に証明されていく今の過程は、ファンとしてこれ以上のない喜びです。

トップに登り詰める選手にはほぼ例外なく「爆発的に伸びる時期」があるもので、今の錦織がその時期を迎えている可能性もあります。しかしそれが分かるのはもう少し後になることでしょう。

その可能性を期待しつつ、まずは1戦ずついい試合をしていくことが大事であり、それが出来ていれば目先の勝敗はそれほど重要でない(ランキングの心配が大きく後退した)と思います。

2回戦はセッピとの対戦。「ベルディヒに勝ったのだからセッピには楽勝」とは行かないと思っておいた方がいいでしょう。錦織がいいプレーをするかどうか、その1点だけに注目したいところです。
(でも放送はないみたいですね。残念。)

16 件のコメント

  • なるほど~とふあふあ気分に良いブレーキが効きました笑
    本当にそうだと思います。
    「トップに登り詰める選手にはほぼ例外なく「爆発的に伸びる時期」があるもので、今の錦織がその時期を迎えている可能性もあります。しかしそれが分かるのはもう少し後になることでしょう。」
    静かに(嘘!かなり騒いでいますが)見守りたいです。

    私もベルデイヒ戦、勝つのは難しいと思っていました。
    錦織、勝利者インタビューで「(また)Slow startだったが。~」
    と。。問われないうちに先に答えたのかしら~笑

      引用  返信

  •  私も団長さんと同様、本質的な実力アップ or 一時的な覚醒
    について大きな関心をもっています。

     ただ、仮に一時的な覚醒だった場合でも、少なくとも今大会中、
    楽観的には来週のパリMSまでは覚醒は継続しているだろうと
    みています。

     だからこそ、この時期にいけるところまでいっておいてほしい!

     覚醒期間の見極めという意味では、来シーズンの初戦(ブリス
    ベン?)が最大のポイントだと思っています。

      引用  返信

  • 団長、記事うpお待ちしておりました!!
    お仕事がお忙しい中、ありがとうございますm(_ _)m
    この試合はGAORAで放送があったのですが、まだ見れていないということでしょうか?
    映像を見た者として、断言します。圭は、いままさに突き抜けている真っ最中です。
    「勝ちかたがわかった」とメールしたそうですが、本当に別人に変身しちゃいましたよ
    昨日も、なんとベルディヒ相手に最大の武器であるフォアのまわりこみやバックのダウンザラインを使うことなく逆転し、最後は相手にミスの山を築かせて、まったく頑張らずにさらっと勝ってしまいました。
    底の見えない末恐ろしさを感じずにはいられなかったです。
    確かに、テニスに絶対はなく勝ったり負けたりはあるでしょうが、完全覚醒して、いよいよトップ10に向かって突き進み出したのは間違いないと思います。
    あ〜なんてしあわせなんでしょう(≧∀≦)

      引用  返信

  • よかったー。団長さんのお言葉が読めてうれしかったです。圭君の試合の後は、団長さんの解説が欲しい!映像、ご覧になれなかったんですね・・圭君強かったです。試合後もとてもクールでした。なんか次のステップに向かっている感じでした。それが険しい山道でも、団長さんや皆さんと一緒に圭君を応援していきたいと思います。

      引用  返信

  • 団長、いつも的確かつ鋭いコメント有難うございます。いつも楽しみに拝見しております。
    今週も一回戦やってくれましたが、私も団長のご意見と全く同じです。確かに、上海のツォンガ戦以降、勝つための何かを摑んだような気がしますが、覚醒したとはまだ言い切れないと思います。
    今日のサッピ戦も、どんなテニスをしてくれるか楽しみにしていますが、ついこの前までの圭くんだと素晴らしい試合の後、人が変わったようなテニスをしていたこともしばしばありました。
    今回は、その良い試金石だと思います。ここのところの試合を維持できればよいですが。
    ただ、いままでと一番変わって来たのかなと感じるのは、テニスの内容もさることながら、試合中や試合後の表情です。感情の起伏が程よく抑えられ、じっとチャンスをうかがうというしたたかさとも言い換えられる自信にみなぎった表情です。
    実に頼もしいのです。
    こうした表情や内容を見ると、覚醒しはじめたのかなと感じます。いずれにせよ、間違いなく数段はステップアップしているのは間違いありませんが、今日のサッピ戦、なんとか頑張って欲しいです。
    世界のトップと堂々と渡り合っている圭くんに脱帽です。今週も良い夢を見せて欲しいです。

      引用  返信

  • 私は観戦歴が短いにわかですが、コリコリさんご指摘の件には意味を感じます。ショーとしての価値が高いと主催者が判断した、それ以外には考えられないですよね。

      引用  返信

  • 団長様 こんにちは

    私は昨夜、録画しておいたガオラの放送を見たのですが、「圭 大好き!」さんのおっしゃる通りの素晴らしい、そして安定した勝ち方でした。終わった瞬間も淡々としていて「さぁ次だ!」と気を引き締めているかのように落ち着いていた事が印象的でした

    ちなみに、団長様は昨日のガオラの放送は入手なさっているのでしょうか? 余計なお世話かと思いましたが、もしご入用でしたらメールを頂ければ、ディスクにダビングして、すぐに郵送させて頂きます(←この部分は倫理的にマズイと思われますので、お手数ですが削除お願いします)

      引用  返信

  • 管理人さん、お忙しいところ本当に更新お疲れ様です。

    ベルディヒ戦、無理してでも見ておけばよかったと後悔しています。
    最近のショットの調子の推移、そして怪我の具合を自分で確認でき
    なかったのが心残りです。

    自分が思う錦織選手の状態を自分のブログでも書いてみましたが、
    やはり推測の域を出ないので、今日こそはライヴで観戦したいものです。

    本日の夜が待ち遠しいです。

      引用  返信

  • やはり、皆さんと同じでだんちょのコメントがないと勝った気がいまひとつしません。これで二回戦にいけます。あまりに好調だと、かぶとの緒を締めたくなりますよね。私が締めてもしょうがないんだけどw

      引用  返信

  • 団長さん、みなさん、こんにちは。(長文ですみません。)

    私は、ベルディッチ戦、まともに観戦できたのは1stセットの終わりと3rdセットだけですが、3rdセットを見る限り、錦織君は確実に「化けた」と思っています。
    私は大学時代、技術はあるのになかなか勝てなかった選手が、あるちょっとしたきっかけを機に、突然怒涛のごとく勝てるようになることを、「化ける」と表現していましたが、時々そういう選手を見かけました。
    化ける理由は色々あると思いますが、技術が短期間で飛躍的に伸びるという事よりは、やはり、試合中の気持ちの持ち方等のメンタル面の変化が大きいのではないかと考えております。

    もともと錦織君は脱力して体幹の回転力を上手く連鎖させて腕に伝える打ち方をしていましたが、ベルディッチ戦の3rdセットを見る限り、以前にも増して体の力が抜けてリラックスしており、その為に、腕の振りぬきもよく、ボールがよく伸びてベースラインぎりぎりに深く入るので、ボールのコースはそれ程きつくなくてもベルディッチがベースラインより後ろに釘付けにされ、差し込まれた状態で打たされ、ボールをコントロールしきれないような状態になっていたように見えました。
    そのため、錦織君側からすれば、余裕を持ってまずはしっかりと打ち合い、相手の甘いボールを待って確実に攻めに転じられていたように感じます。
    時折、ボールが浅くなってしまい、相手から先に攻められると、やはり切り返し、特にフォアハンドに強く振られた時の切り替えしには、相変わらず難がありましたが、そういう場面になることがとても少なかったと思います。

    つまり、以前から取り組んできたショットの安定性の向上が達成され始め、ラリー中に以前にも増して余裕が持てるようになり、リラックスできることで、ショットの威力も深さも増してきた。そのため、攻め込まれることが少なくなり、余裕を持って攻められるようになったので、攻めにも安定性が生まれてきてミスが少なくなった。
    こんな風に私は考えています。

    もちろん、いい状態が持続しないのがテニスの難しさであり、楽しさでもあるので、まだまだトップ10に入るには時間がかかるかもしれませんが、きっと錦織君は、ナダルの予言「トップ5」を達成してくれると期待しています。

    長文失礼いたしました。

      引用  返信

  • 団長さん、初めまして!えがらしです
    ここ1ヶ月は錦織圭の試合が連続して見られるので毎日がドキドキワクワクです!ファンとしては嬉しい限りです
    僕もテニス経験者なのですが彼のバックハンドが魅力的ですね。スマートに相手を揺さぶるあのバックハンドがたまりません(笑)そして甘い球が来ればズドン!と突き刺さるような重たいフォアハンド!
    今日もそんなプレーが見られることを祈ります( ´艸`)
    応援頑張りましょう!!

      引用  返信

  • 団長さんのコメントが待ち遠しかったですw
    今日、ふわふわさんは来ないと思われます。
    集中がハンパなかったベルディヒ戦のミスの少なさにも
    びっくりしましたが、今大会もまた快進撃をやってくれそうな
    感じですよね~~ww
    どんな試合をしてくれるんだろうw

    また掲示板でみなさんと応援したいと思います。

      引用  返信

  • 団長さんのコメントが待ち遠しかったです。お忙しかったのですね。

    ひま人のわたしは、GAORAで録画を見ました。結果を知ってからの観戦はやはりちょっと緊迫感に欠けますが、皆さんのご指摘のように錦織選手の冷静な対応に成長を感じました。ガッツポーズがあるわけでもなく、淡々と状況を受け止めている、という印象です。

    確かにこれから、ずっと同じ好調を維持できるかというと何の保証もありません。次の相手は48位ぐらいでしたが、難敵には違いありません。とはいえ、次にブレークあたりを倒して(DRAWでの話)、ジョコビッチと対戦してくれるのが当面の夢です。

    そこで、番狂わせを演じたりして。そうなると、大化けですね。
    ワクワクするなあ。

      引用  返信

  • 記事ありがとうございます。これで次の試合に臨めます。

    鼻血さんの記事では、試合運びやラリーの組み立て方などに触れてくださるので助かっています。私は全く疎くて、ベルディヒ戦はかろうじて、解説が戦略とか駆け引き中心に話される佐藤さんだったのでよかったんですが、これからの試合は、またよく分からないままになると思います。
    今回は錦織が頭をすごく使っていることがわかりました。(本能だけでやってると思ってました。)ウィニング・アグリーを最近読みましたが、実践されているようです。

    テニスの観戦って時間がないとできませんよね。
    今日は観られるといいですね。

      引用  返信

  • 団長さん、はじめまして。あいと申します。
    以前から錦織選手に期待して楽しみにしていました。
    活躍をすごいと思って楽しんでみているだけなので
    こちらで解説をしていただき、さらにすごさを感じてまた楽しめます。
    ありがとうございます。

      引用  返信

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    ABOUTこの記事をかいた人

     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。