残念・・・あと1歩ジョコビッチを崩せず。しかし内容はハイレベル(2018ローマ準々決勝)

2018 Rome (Masters 1000)
Quarterfinal
Novak Djokovic[11] def. Kei Nishikori, 2-6,6-1,6-3

今日こそはと思って臨んだ試合だったので結果は残念でしたね。
でもジョコビッチ、先週よりさらに強かったですよ。
今大会の勝ち上がり方を見ても、完全復活近いのでは。

ファイナルセット、錦織は粘りを見せましたが2ndセット以降はずっとジョコビッチペースでした。
むしろ1-6で落とした2ndセットの方が錦織のプレーは良かったと思います(セットの最後を除いて)。

マドリードより差は縮まったし、そんなにもったないミスは多くなかったように思います(スマッシュの大凡ミスはありましたが、あのミスは大勢に影響はないと思います。)

結果はとても悔しい。勝てるチャンスもあった。でも、実力で負けた気がします。お互いに自分の力を出し切った状態での勝敗ですから・・・。仕方ないとも言えるかと思います。

決して、もったいない敗戦ではなかったと思います。

ポイントは実はセカンドセット序盤だったと思います(後述します)。

ファイナルセットは、大熱戦だし錦織にもチャンスはあったけど、先ほど述べたように終始、ジョコビッチペース。
錦織は精一杯付いていっていたと思います。

過去の対戦で何回もやられたように、錦織のウィナー級の球をカウンターでより厳しいところに返してきます。
ちょっと前の錦織だと、そのカウンターにすぐやられていたところが、今日は相当に粘っていました。
カウンターに打ち勝って決める場面も数多くあった。
でも、ジョコビッチがそれ以上のショットを繰り出してくるんですよ。

錦織には疲労が出たように思えます。
2ndセット終盤までフルパワーで勝ちきろうとしたのに、返されて返されて徐々に押し返され、心身ともに疲れた。
プレーは悪くないのに1-5というスコアになった。そこでWSOしてファイナルセットに気持ちを切り替えようとしました。

でも、いつもなら切り替えれるはずが完全には切り替えられなかった。ファイナルセットはそれまでよりミスが増えました。
簡単な球の簡単なミスではありませんでしたが、左右に振られたときの精度が下がりました。
これはフィジカルの問題だと思いました。

逆転の錦織、ファイナルセット勝率歴代1位の男とか言われますが、ジョコビッチやフェデラーに対してはファイナルセット負けが目立ちます。
これはやはり、フィジカルだと思うのです。
彼らとの対戦は異常なほど体力を消耗します。
フルパワーで打って、それが返ってきてまたイチからやり直しになるわけですから。
かといって繋ぎに行くと今度は逆襲されます。攻めも守りもできるのがジョコビッチの強みです。

2015 Rome QF Novak Djokovic 61 36 61
2014 ATP Finals SF Novak Djokovic 61 36 60

この2試合が、追いついたが体力を使い果たして、またジョコビッチがファイナルで入れ替えてきてスコアで差を付けられた敗戦。
体力の消耗は同じですが、このときよりは肉薄していますよね。

2016 Rome SF Novak Djokovic 26 64 76(5)

このときは本当に惜しかったですよね。互角の戦いでほんとにあと1本でした。今日はここまでの接戦ではありませんでしたが、食らい付き方はこのときに近い物があったと思います。

ジョコビッチも体力的にきつかった様子が見え始めていましたが、ストロークの精度がジョコビッチが上で、ジョコビッチのボールがコーナー一杯やライン際に先に来るので、錦織の方が振られてしまいますよね。
するとジョコビッチに取って楽な球が来るので、ますます振りやすくなるという循環です。

端的に言えば錦織の方がボールが内側に入っていました。
ジョコビッチやナダル以外であれば今日の錦織はかなり高い確率で勝てると思います。
そういう意味で希望は大変持てる試合でした。

2ndセットのポイントを振り返ります。
1つ前の実況記事に、詳しい試合の経過が載っていますので適宜参照しながら読んでみてください。

まず、1stセットの錦織は完璧でした。
コールシュライバー戦のいいイメージのまま入る事ができ、完全に試合を支配していました。
あのまま6-2,6-3くらいで勝ちそうでした。
そこをジョコビッチが強引な感じで自分のレベルを上げ、流れを壊してしまいました。さすがです。

そして2ndセットに入るわけですが、第1ゲームのジョコサーブで2本の凡ミスが出ます。いずれもほんの僅かで感覚は悪くありません。でも1stセットにはなかったミスでした。
その後BPを奪いますが、ジョコビッチは1stサーブをワイド一杯に入れ、アプローチしてスマッシュ。錦織にはノーチャンスでした。
このBPよりもその前の2本のミスが痛かったということです。
せめて1本に抑えておきたかったですね。
でもここはジョコビッチのサービスゲーム。まだ致命的なミスではありません。

続く第2ゲーム、ブレイクされたのですが錦織がミスしたわけではなく、ジョコビッチがリターンから攻めてきました。
ここも痛いゲームではありましたがジョコビッチを褒めるべきだと思いました。

まだこの時点では錦織のプレーレベルは保たれており、十分挽回のチャンスがあるように思えました。

それを裏付けるように次の第3ゲームでBPのチャンス。
ここでこの試合初めて、「もったいない」と思えるミスが出ます。

たった1本です。このミスがなければ試合は違ったものになっていたかも。
ここで1ブレイク差ながら0-3です。

「あれ?さっきまで完全に錦織ペースだったのに・・・?」

まさにジョコマジックです。このあたりからジョコビッチのミスが減り、ショットの威力と精度が上がっていきます。
そして第4ゲームでは錦織が初めてミスを固めてしまい0−4。ストレートで勝てる望みが大きく後退しました。

ここからはジョコビッチのプレーが冴えまくりです。
錦織も次のゲームをブレイクバックして諦めない姿勢を見せるんですよ。
0−4でしたが私はまだWSO(わざと セット 落とす)してはいけないと思いました。
クレーコートですし錦織のプレーもまだまだ良かったですから、1ブレイク返すとジョコビッチにプレッシャーを掛けることができると思いました。
そしてその通りになり、今度こそジョコビッチを追い詰めることができるかも、と思いましたが、

次の第6ゲームでのジョコビッチが良すぎた。

錦織をベースライン後方に下げておいてドロップショット。
フォアのストレートウィナー級をさらにストレートで返す。読めるわけがない。普通はそこに来ない。
ここも錦織のミスは0ながらブレイクされてしまいました。

この段階で錦織はかなり消耗していたと思います。

この状態でのファイナルセットのあの頑張りは特筆ものでした。

デュースが何回も行き来するゲームばかりが続き、3−3のデュースのとき大きな赤文字で、「ここ勝負所!!!」と書きました。
BPを握りましたが、勝負したバックDTLがネット。

これが最後のチャンスでした。

第2セットの序盤をどこか1つでも取っていればなあ。
ファイナル3-3のこのミスも紙一重ですよ。
勝負するところまでは持って行った。
でも、ショットの精度で下回った状態での長いラリーの連続だったので、いつかは捕まった可能性が高い。
ジョコビッチが気落ちしない限りは。

現状、出せる力は出したと思います。
本当に、なんで錦織の時はいつも強いのと思っちゃいますが、叩き続けて壊れない壁はないと思います。
次の1回がその壊れるときかもしれない。

悔しい気持ちはものすごいですが、内容的には前進です。全仏に向けてテニス的な不安は大きく後退しました。
ロペス戦、ディミトロフ戦、コールシュライバー戦といい試合を3つ揃えた後で、完全復調近いジョコビッチとこの試合です。
大会を通じて良いプレーをすることが出来た。
2017年の状態はすでに超え、2016年の状態に近づいていると思います。

あと1歩、あと1歩です。
全仏でその1歩を詰める可能性を大きく感じました。
いい大会でした。

287 件のコメント

  • 今回の試合は、圭が絶対勝つ!と思って応援していました。。
    負けがショックでなkなかここへ来られませんでしたが、さすが団長だぁ。
    ありがとうございますしたm m

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  • はじめて書き込みさせて頂きます。既出の表現かもしれませんがジョコビッチvs錦織というのは錦織vsフェレールの上位互換だと思います。BIG4をはじめとした超トッププレーヤー達は錦織選手と戦う事で試合中にドンドン調子を上げる事が多く、かつて錦織選手がフェレール選手と戦った時に鮮やかなプレーを気持ちのいいように連発していたのが今でも思い出されます。昨日の試合もそうでしたが、大事な所でジョコビッチ選手に全ての部分で少しずつ上をいかれてしまうのが悔しいですね。フェレール選手を応援しているファンも錦織選手に対しては同じ気持ちなんでしょうけど。

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  • 悔しい悔しい悔しすぎる‼️この悔しさを共有せずにはいられなくまた投稿しました。
    私は技術的な事は一切言えないので、首から上の顔つき目付きで判断させていただきますね😃
    錦織くん本当に良い顔してましたね。今までのようなどこか気後れしたような所は一切感じられなく、今日はやってくれる‼️と感じました😃それだけに結果は本当に悔しい。
    ジョコビッチが観客を味方に付ける場面が何度かあり、ズルい‼️ひどい‼️…と思いましたが、それだけ彼も苦しんでいるとおっしゃっていたように、二人ともギリギリのラインでの神経戦だったのですね😃
    最終セットの、ジョコビッチのカッと白眼を剥き出した顔を見て……あー(・o・)あの憎ったらしい全盛期のジョコビッチが帰ってきちゃった⤵️と思い、さすがに負けを覚悟しました。
    勝敗の差はやっぱり体力ですかね〰️⤵️神経戦では負けてなかったから。あれでもし勝ってもブルトーザーのようなナダルと戦わなくてはいけないから、それはそれで大変でしたね💕
    錦織くんて本当に「眠れる獅子を起こす」名人なんですね〰️⤵️全豪のフェデラーみたいに…あーあ😞
    全仏に向けて、サイボーグのような身体をあげたい‼️お願い神様🙏

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  • 敗因について少し踏み込んだ朝日新聞記事です(会員登録すれば無料で読めるはず)。ジョコビッチ自身が「僕らのプレースタイルは似ているから」と。パフォーマンスで僅かながらジョコビッチが上なので、接戦ですが難しい試合になりますね。ATP記事では、錦織選手が「彼は(第2セットで)戦略を変え始めて、第1セットよりずっと良いプレーをした」と語っています。ビデオ見直してみると、第1セット終盤からジョコが調子を上げ、第2セットに試合の最初に切れ味鋭かったアングルショットが影を潜め、錦織のフォアさんが言われるようにバックハンドのクロスの打ち合いから先にDTLを打たれて、苦手の振られたときのFHエラーのシーンが多くなったように思います。それでも、第3セットにはまた先手を取るシーンもあったと思います。第3セットの第8ゲーム(ジョコの神業オンラインショット2本)でブレークできてたら試合の行方はまだ分からなかった、ハイレベルな試合だったと思います。また惜敗ですが、次の機会にもこんな手に汗握る試合を期待したいです。たった4ヶ月前に深刻なケガから復帰したことを考えると、少なくとも第1セットを観れただけで、余は満足(+満腹)じゃ、でした。ここまで手首の不安が全く見られないことは朗報で、これで手首の故障に苦しんだ2017年を通り越して2016年レベルに戻ったことは確かだと思います(2014年、2015年だという異論もありかと思いますが、笑)。今回昨年のローマの90Pを上回る180Pを獲得したし、ローラン・ギャロスには疲労蓄積せずに行けるとポジティブに捉えたいです(小生は優勝するならローラン・ギャロス派です、ただしナダルを自分で破るか他力本願で、笑)。

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  • 今日の錦織は、リターンサイドでの4球目、サービスサイドでの3球目など、過去のジョコビッチとの対戦で自分からコースを変えて仕掛けるショットのリスクを少しだけ減らしたせいで、自分からミスをしてポイントを与えてジョコビッチを楽にするパターンが非常に少なかった。そこは(2ndセットラストゲームを除いて)ファイナルセット中盤まで出来ていたと思います。

    ジョコビッチのサービスゲームで絶えず最大限のプレッシャーを与え続けていたので、ジョコビッチは2ndセットからかなりリスクを負って弾道の低く速いボールをベースに攻め続けないといけなく、非常に高い集中力の持続による精神的疲労を与えられていて、錦織は2ndをたとえとられても、ファイナルセットでジョコビッチの集中力が切れてミスが出る時間帯で勝負する戦略だったように見えました。

    ただファイナルセット中盤になると、錦織の方にも精神的疲労からくる集中力の持続の難しさと、身体的疲労から軸足の踏ん張りがきかず手打ちになった伸びのない返球を相手に攻撃される場面が出て来ました。

    ジョコビッチもNo.1だったころに比べると集中力の持続時間が短いように見られ、錦織のしつこさに先にミスをしてしまう場面もときどき見られたので、ファイナルセット3-3の最大の勝負所で、錦織がアドレナリンを出し一時的に疲労に無感覚になって最高の集中力と体のキレを取り戻す力があれば勝てると思って見ていたのですが、集中力を上げる余力があったのはジョコビッチの方でした。

    非常に肉薄した試合でしたがその差は依然としてありました。

    ただ錦織は自分の犯したミスから集中力を切らしてしまう場面は以前の対戦よりは明らかに少なく、切り替えて集中力を長時間持続する能力は高まっていると思います。疲労がピークに達した時にそこからさらに一段プレーレベルを上げる力をつけることがマスターズとグランドスラムでの優勝には必須と思われます。

    そしてその力は今回のような試合の積み重ねからいつか手にするものなのでしょうね。

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  • 団長様、いつもありがとうございます。

    うーん、悔しい‥
    1セット目にかなりのエネルギーを使っていたので、2セット目以降は、
    力が湧いてこないような印象でした。その中でも、今できることをやろうという
    強い意志が感じられましたが‥
    ビッグサーブが無いのは本当に辛い‥その上、サーブに苦手意識が有るのが、打つ時の仕草で、だだもれです😭
    サーブ前の深呼吸が、肩の力を抜くためと言うよりは、ため息のように見えます。
    セカンド叩かれるのわかってるから、セカンド打つの嫌だオーラが出てるような。
    そこはもちょっとポーカーフェイスでやってほしい😭
    リターンゲームでこんなに相手にプレッシャーかけれる人はいないのにな。
    ジョコビッチだって、結構ダブフォルトしたり、プレッシャーは感じてた様だけど、
    やはりさすがの元ナンバーワン、他の選手の様には崩れないですね。

    団長様の言うように、フィジカルの問題があるなら、サーブの改良以外では、プレースタイルをフェデラーの様に、中に入ってより速い攻撃をどんどん仕掛けて、省エネで勝てる方法を模索するしか無い様な気がしますが。

    こんなに努力する選手は他にいないと思うのに‥
    うーん、やっぱり悔しい😭

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  • zeugさん,
    素晴らしい分析!(◎_◎;)
    ものすごくよく理解できます。
    最大の勝負所で、アドレナリンで疲労に無感覚になって最高の集中力と体のキレ
    を取り戻す力があれば…のところですぐ思い浮かぶのが2016USOマレー戦です。
    高いレベルにある選手にこそ体験できる感覚……今回はジョコビッチ選手が錦織
    選手を上回ったということですね。ここまでの試合での疲労の差ともいえるかも。
    zengさんの言葉から錦織選手の可能性がはっきり見えます。
    ジョコビッチ選手も今回のような積み重ねがあっての今があるように、錦織選手
    も何敗しようが、接戦を繰り広げてその経験を積み重ねていくことですね♪( ´▽`)
    やけに嬉しい示唆でした。

    前述でけんじさんが悔しいのは悔しいけど、長期的展望に立てば順調すぎるほど
    順調。今は短期間の結果より、怪我なく高いレベルで戦える状態を見守るべきと
    書いていらっしゃいますが、本当にその通りでこの間見せ続けてくれている高い
    レベルの戦いをしっかり見守り応援し続けたいと思います。
    錦織選手本人の言葉からも勝利の可能性が見えていただけになおさら悔しいとい
    う手応えを得て全仏に向かっていける(しかも結果的に少しだけ長い休養を得て)
    ことは、最高に近い形だと思います。ますます応援しがいがありますね✌️

      引用  返信

  • ジョコとクレーでのナダル以外ならだれでも勝てそうな気がするのだけど、その二人と確実当たるという…(^^;
    あ、デルポトロとフェデラーがいるな…

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  • 錦織「あの審判、多分やめた方がいいですね。審判に流れを変えられた部分もあった」

    まさか錦織がそこまで言うとは…
    ディミ戦でもありましたし今回のも本人の中で相当大きなポイントだったんですねー
    しかしほんとベルナルデスはよく選手と揉めますな

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  • 第一セットの段階で今日こそはジョコビッチに勝てると確信してまきたが、まさかの逆転負け
    かなり引きずってましたが、団長のコメントを見て立て直しました(笑)
    次、というかジョコビッチにリベンジできなくとも全仏でいい結果が出れば、うまくいけば優勝狙えるレベルに戻ってきただけでOK
    マスターズ優勝なしで、いきなりグランドスラム優勝。いちざゃないですか。

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  • >本当に、なんで錦織の時はいつも強いのと思っちゃいますが、

    まったく同感です。
    とは思いつつこれが相性というものなのかなと思います。
    錦織もジョコビッチも「打ち合い上等」のプレーヤーで、互いにストロークを重ねながら相手と自分の調子を測っていくタイプだと思います。ジョコビッチにとって相手がフランス人のように唯我独尊タイプだと、場合によっては変なペースに巻き込まれて調子を崩して負けることもありえるかと。
    また錦織にとって相手がビッグサーバータイプだと正確なストロークと虚を突いたドロップショットなども使いどころがある。
    これが錦織対ジョコビッチだと、似た者同士なのでものすごーく真面目に互いの実力を出しあい、場合によっては互いに調子を高めあうこともある。そういう試合になると。そして最後の最後は紙一重の差でフィジカル、経験に分のあるジョコビッチの方に勝利が転がり込む。
    今日のゲームを見ていてそんな印象を持ちました。

      引用  返信

  • 負けたけどお互い全力を出した良い試合でした。
    これまでのジョコビッチとの対戦でもトップクラスの接戦ですね。
    錦織も勝てる試合だったので悔しいといっていますが、
    ラリーはほぼ互角、少しの集中力の差だけで紙一重だったと思います。
    ジョコビッチは大事な場面で早いミスはしない
    錦織が少し弱気になってミスが出てきた時を見逃さず、畳み掛けるように押してミスさせる
    そういう戦略というか気持ちというかその差だけだと思いました。
    技術的にはこれといって差を感じない、BHはむしろ錦織のほうが上と見えました。
    ただ前からこれは同じで、やっぱりそのちょっとの差がなかなか超えられない。
    会見でジョコビッチも認めていたように、ファイナルセットの第8ゲーム、
    ラリーではおされていたけど何とかキープできたのが勝因と。
    あそこでブレイクバックできてたら錦織が勝っていてもおかしくない。
    終始どちらが勝ってもおかしくない試合だと思う。
    確かに、セカンドセット以降はジョコビッチペースで進んでいたように見えたけど、
    2,3セットともにジョコが先にリードしてるのに、サービスゲームでのDFの多さ、おされて下がって弱気なミスがあったり
    それで簡単にブレイク許した場面もけっこうあったし、余裕がある感じは全くなく
    ストロークやリターンで今日は質が高くミスも少なくしっかりついてきていた錦織に
    かなりプレッシャーを感じてるのが明らかにわかりました。
    ジョコビッチは自分とプレーが似ていてイタチごっこのようだと言ってたようですが
    ジョコビッチは錦織とやるときはショットのスピードも威力も一段上がってると感じてました。
    それだけ少しでも隙を見せるとやられるという警戒からでしょうね。
    負けるときはラリーで優位に立てず連敗してることで、錦織はジョコに対してメンタル的な壁があるんだと思います。
    今日のような内容の試合で勝ってブレイクスルーできたら、もう負け続けることはなくなり
    勝ったり負けたりになれるような気がしてます。
    ジョコビッチもこのギリギリの試合を体感したあとで次こそは負けるかもしれないというプレッシャーが少しはでてくるのでは。
    でもジョコビッチの集中力とメンタルはやっぱりすごいです、感服。

      引用  返信

  • あけびさん,
    僕も試合を見ながら2016の対マレー戦、ただし錦織が負けたデビスカップ戦の方を思い起こしていました。この試合は2016USOでマレーに勝利した試合と並んで、錦織の最高峰の試合の一つだと思っています。

    マレーは錦織にツアーファイナルでストレート負けした2014年オフ以降、5セットマッチファイナルセットの疲労のピークでさらに一段プレーレベルを上げる精神的、肉体的負荷をかけた練習を陰で積み重ねた結果、その後の活躍があるのだと思います。ジョコビッチもそれ以前からそのような極限の負荷をかけた練習を行っていたと思います。

    それほどの強度の練習を積み重ねて身体を壊してしまうリスクは誰にとってもかなり高く、ナダル、マレー、ジョコビッチでさえも長期離脱を経験しています。危険な賭にトータルで勝って並外れた戦績を手に入れたのがビッグ4と呼ばれる彼らです。

    話を戻すと、マレーは表面的な感情表現の浮き沈みの割には、85%以上のプレーレベルを5セットに渡って維持し続ける能力が高いと思います。

    一方ジョコビッチの年間を通しての強さは、絶えず相手のショットを10%程度上回る必要最小限のリスクしか負わずにミスを減らし、勝負所でリスクを負って攻撃力を増す余力を絶えずキープできているところにあると思います。同時に彼は試合の中でリラックスする時間を必要とする選手でもあるように見えます。今日のように絶えずプレッシャーに耐え続けるような試合展開は苦手だと思います。

    相手の調子や戦略をその場で感じ取って戦術を変える引き出しはフェデラーと並んでジョコビッチは豊富だと思います。相手の弱点を見つけ出してそこを突ける、という意味ではジョコビッチは錦織を得意とし、錦織はフェデラーを得意としていると思います。

    錦織は引き出しの多彩さではフェデラーと並ぶレベルにあり、そこが強みですが、戦術を実行し続ける忍耐力、集中力の長時間の持続、大会を通して85%以上のプレーレベルを維持し、大会後半に向けてそれを上げていく能力がビッグ4に及ばないというところではないでしょうか。
    体力に対する自信は2014年に比べると劣っている分、経験から来る忍耐力、意識して集中力を維持する能力は徐々に成長させている。

    総合力で過去最強だった2016年を超えるシーズンになるように期待しています。

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  • 団長様、おばっち様
    悔しい、悔しい負けの現実を目の前にして、悔しさの次に思ったのは、団長様はどう考え、おばっち様がどう感じたかでした。団長様は、錦織愛に溢れた詳細にして的確な理系的分析を展開され、心から納得し、希望を持つことができました。同様に、おばっち様の文系的直感的分析にも感銘を受けました。「要するにスピン量なんだ」という観点から、手首の負担を考えればこれで良かったんだ、と。「今日の結果は個人的に満足です。これでダメなら、どころか、これで勝利のめどが立ったのだ」と。このような言葉に接すると、すぐに他人の言におろおろしてしまう頼りない錦織ファンは、勇気百倍になりますね。

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  • 「やっぱり相性ってあるんだな」と思わずにいられませんでした。
    最終セットは体力削られて、その分少しミスさせられてしまった感がありました。でもこういう接戦を重ねることで体力もどんどん戻ってくるにちがいありませんね。
    ジョコビッチ選手は本当に錦織選手には強いですね。
    ほかの選手にはころっと負けることもあるのに
    錦織選手に対しては鬼のように強い。
    ここまで負け続けるとさすがに「苦手意識を持つな」と言われても
    無理かもしれませんが、苦手意識をなんとか払拭してほしいです。
    この試合を観て私が感じたのは、「ジョコビッチ選手以外の相手には
    もう負ける気がしない」ということでした。
    っていうか、負ける時は負けるまもしれませんが
    「ジョコビッチは錦織圭の唯一の天敵」という気分になりました。
    (クレイのナダル選手もフェデラー選手もここまで天敵感は無い、と
    個人的には感じています。)
    ジョコビッチ選手が負ける時ってけっこうミス量産してることが多いので、相手のミス誘発テニスができると勝機があるかも・・、とも思うんですが・・。錦織選手はジョコビッチ選手にまともに正面から当たり過ぎてるような気もします。でも勝つために自分らしさを封印して
    嫌らしいテニスをするのも錦織選手の性格には合わないかもしれませんね。

    とはいえ、全仏に向けてすごくいい状態になってきてるのはまちがいないですね。ドロー運さえよければ大爆発もあるかもしれません。
    ドロー運の神様に願掛けしようかな・・。

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  • zeugさま

    2018/05/19/ 11:09:11のコメントに賛同致します。

    錦織選手がこれまでの対戦から修正して、仕掛ける時のミスを減らしチャンス場面で落ち着いて攻撃に転じ、逆にジョコビッチ選手の集中力を削っていった場面が、この試合では数多く見られたと思います。そこでは主導権を握れていました。
    ただ、同時に錦織選手自身の集中力をも削り、精神的な疲労が肉体的な疲労を加速させたことも否めなかったと思います。

    >ただ錦織は自分の犯したミスから集中力を切らしてしまう場面は以前の対戦よりは明らかに少なく、切り替えて集中力を長時間持続する能力は高まっていると思います。
    そしてその力は今回のような試合の積み重ねからいつか手にするものなのでしょうね。

    仰るように私が可能性を感じるのは、今回ミスが続いてしまう時間帯が少なく、何度も上手に切り替えて集中を仕切り直してポイントに結びつけていた点でした。これはやはり錦織選手がこれまでトップで凌ぎを削って培ってきた力だと思います。
    『瞬時に切り替えて集中し直せる力』
    もしかして、これが勝者のメンタリティと関係してるのかな?と思いました。だとしたら、これを繰り返していけばMSやGSも取れる日も必ず来るって思います。
    あとちょっとのピースをもう少しで手に入れようとしているのが今の錦織選手だと思います。
    楽しみで仕方ありません!

      引用  返信

  • 第2セットの序盤だったと思うのですが、錦織選手のボールがアウト(観ていて普通にアウトだなと思いました)になったのに、ジョコビッチ選手がインと認め、すぐにボールの跡を足で消してしまったそのあとに、錦織選手が呆れたように笑っていたシーンがありましたよね。
    あれは本当にインだったのでしょうか。それとも、ジョコビッチ選手の単なる誤審でそれがバレるのを嫌がったのか、ゲームの流れを変える戦略だったのでしょうか。
    わざと相手にポイントを渡すようなことはしないと思いますが、ジョコビッチ選手としてはやや劣勢でしたし、それ以降も観客を味方につけるような行動もしていましので、会場の雰囲気を自分有利にしていこうという意図があったのかなぁなどと思っています。
    いろいろ記事を探し回っているのですが特に触れているものがみつかりません。
    夜中だったので記憶違いでしょうか。
    どなたかわかる方いませんか??

      引用  返信

  • 江戸マイクさん,
    感覚的にラインに乗っていたと感じたんだと思いましたが、認めることで観客からパワーを得る。
    なるほどです!
    観客からの応援のパワーは、ギリギリのところで「独り」で戦うテニスでは非常に重要ですよね。
    それを痛いほどわかっているジョコは観客をよく煽る。

    錦織が唯一ジョコに完勝した全米準決勝。
    プレーを見るとお互いに良いのは同じだった。

    「じゃあ何が違ったのか?」

    ただシンプルに、錦織が観客の応援パワーを1番もらっていた試合だった。

      引用  返信

  • 久々の投稿になります。
    昨夜の試合は見れなかったので、目が覚めてすぐこちらを開いて結果を知りました。
    残念でしたけど、私もこれでよかったのかも、と思ってます。
    錦織選手本人は勝てる試合だったと言ってること自体がすごいことですよね。
    復帰後でここまで行けたら、ここまでのテニスを見せてくれたら、もう十分です。しっかり休んでほしい。
    わたしも優勝するなら全米!派です。
    まだまだ無理は禁物。焦らず着実に。
    まだ5月です!

    深夜の応援でみなさんの疲労も蓄積されてるでしょうから、ゆっくり休みましょう。特に団長様〜!!今回も冷静かつ的確な分析、そして何より錦織愛に満ち溢れた記事に泣かされそうになりました。ありがとうございました!
    全仏もケガなく、実りある大会になりますように!

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  • 5-1くらいの劣勢段階でのジョコと錦織の表情の違いが対照的だった。
    錦織の時ジョコが強いのはそれだけ圧力を感じていないってことでしょ。
    全米で準優勝した時のように左右に振るのではなく前から圧力をかけるようなプレーは
    もう研究されて使えないのかな?

      引用  返信

  • 残念でしたがあまり悔しくはありません。見ていて負ける気はしませんでしたけど、勝てる気もしなかったんですよね。
    何ていうか特別な感じ、苦手意識があるのでしょうか?どなたかもおっしゃていましたがジョコさんは圭くんの上位互換のような、というのを圭くん自身が思ってしまっているのではないかと感じました。特別な選手といえばナダルさんもそうだと思うのですが、ナダルさんとの時はその事が試合に影響しているようには感じられません。プレースタイルが違うからではないかと。
    ジョコさんとの時はどうしても意識してしまうのでしょうか?

    もっと思いきって前に出る、ネットプレーを増やすというのもどうかと思うのですが、ジョコさんに対してだと難しいのでしょうか?

    何はともあれ素晴らしい試合だったのは間違いないです。悲観的になる必要は全く無いと思います。まだ5月ですよ❗私は全米か、楽天くらいまでに戻ってくれればいいなと思っていたので、今現在のこの状態は奇跡のようなものです。ゆっくり見守っていきたいです。

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  • aoiですさん,
    賛同ありがとうございます。今回の錦織はジョコビッチに精神的にな余裕を与えない戦術が実行出来ていたという実感はあったと思うんですよね。
    あと自分の理想のテニスを追い求めすぎて、それが出来ないことでストレスをためて自分から集中力を切らすことがなかった。これは経験から成長できた部分でしょう。

    今大会の錦織の収穫としてはフォアの順クロスの攻撃的ショットに幅がでて相手を崩すパターンが増えたことが上げられると思います。

    スピン量の多いサービスライン付近から鋭角に切れていく従来からのショットに加え、高い打点からスピード重視で打ち込み深さは多少浅くても時間を与えず相手を崩すショット(ディミトロフ戦でも有効でした)、ベースライン付近のコーナーにスピードのある決め球(カウンターである場合はさらに効果がアップ)、さらにそのコーナーに高く弾むスピン量の多い、相手をコート外に押し出すショット。

    これらを意識して使い分けていて、安定したバックハンドベースの戦いに加えてて相手に錦織のフォアを怖がらせることで攻撃の幅が広がっていました。

    昨夜のジョコビッチで関心したのは、バックハンドのラリーが続く局面で、錦織からバックハンドのコーナーを深く攻められた時の返球で、一番距離が長いショットにも関わらず、速くバウンドして伸びるクロスを錦織のバックハンドのコーナーからサイドラインに近いあたりに返球して、一球で攻撃に転じていたことでした。

    追い込まれた体勢であれだけのエネルギーをボールに伝えられるのだから、ディフェンシブに見えてやはり並外れたパワーを備えたプレーヤーだと思いました。

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  • ジョコビッチ選手のプレーは錦織選手の上位互換という捉え方に妙に納得してしまいます。
    ジョコビッチ選手が最近負けたエドマンド選手やクリザン選手のようなパワーヒッターとの試合では、ラリー戦に持ち込む前にハードヒットされて決められる場面が多かった気がします。錦織選手はパワーヒッターではなくコースを突いたカウンターショットが持ち味の選手、ツアー屈指のストローカーの2人がラリーを重ねていくうちにお互いのストロークの精度が上がっていき、際どいカウンターショットが決まる!…そんなポイントが多い試合は見応えがあります。
    ジョコビッチ選手より錦織選手の方がより攻撃的で天才的なひらめきには長けていると思いますが、サーブ力、フィジカル、メンタル、経験値で少しだけ上を行くジョコビッチ選手になかなか勝ち切れない…そんな風に思えます。だからこそ、上位互換のジョコビッチ選手の壁を打ち破ってほしい!…その先に新たに見えてくる世界があるような気がします。
    2人の試合は観ていて本当に面白い。ビッグサーブや一発で決まる強烈なショットも魅力的だけど、個人的にはレベルの高いストローク戦にこそテニス観戦の醍醐味を感じるので、錦織選手だけでなくジョコビッチ選手も大好きな選手、負けは悔しいけれど、2人のハイレベルな試合を観られることは本当に幸せ。私が錦織選手とテニス観戦にハマるキッカケは2014全米SFなので、錦織選手があの時のようにジョコビッチ選手の壁を打ち破る日が来たら、、きっと感慨ひとしおだろうな〜〜。

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  • やはりジョコは 壁かなあと 落胆していたところ、「叩き続けて壊れない壁はない」という団長さんの言葉に励まされました。それを信じます。

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  • zeugさん,
    私の拙いコメントに返信ありがとうございます。しかもさらにイメージできる
    内容がたくさんありました。big4が今の地位にいるのは、その陰でリスクを伴
    う精神的肉体的な負荷をかけた厳しい練習を乗り越えて、疲労がピークのとき
    にさらに1段ギアを上げられるようになった結果…。
    あのタフさを支えるのはこんなケアなのか!と驚いたのが、試合後のクールダ
    ウンの仕方でした。それは想像を超えていて、マレー選手は氷風呂に、ナダル
    選手はパンツ一丁で冷凍庫の中(サウナのような部屋)に入るというものでした。
    本人たちはそれが相当に辛いようでした。ですよね………辛いに決まっている。
    錦織選手はそんな厳しい世界の中で戦っている( ̄ー ̄)
    たとえ負けた時であっても、選手に対しリスペクトした考え方をしたいと思います。
    2014年→2016年→2018年と大きな成長の節目なのかなと漠然と感じていました。
    経験からくる忍耐力や意識して集中力を維持する能力は徐々に成長させているとい
    う言葉は、今大会を通して実感しています。2018年の飛躍を私も期待しています。

    昨日の敗戦を受けて1日経ち、たくさんの方々が様々な視点でポジティブに考察し
    たり感想を述べたりするのを読むのはとても楽しいです。錦織選手に対する愛あれ
    ばこそ♪( ´▽`) 飛躍の過程をみなさんと楽しみ、見守っていきます。
    錦織選手だけでなく、こちらも休養が必要σ^_^; しばし生活のリズムを立て直して
    (笑)体調の維持管理に励み全仏に臨みたいと思います。

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  • 昨夜は悔しくて悔しくて、、、眠れないと思いつつ試合後にすぐに布団に入ってしまいました。そんな中、団長様は冷静にしかも素早く記事をアップしてくださってありがとうございます。ファーストセットの出来は素晴らしく、圧巻でした。でも、ジョコビッチ相手にすんなり勝てるとも思っていませんでした。セカンドセット以降は、終始ジョコビッチに押され気味で試合は進んでいましたが、錦織選手も相当にファイトし、踏ん張っていました。こんなに頑張っているのに、またしても勝利の女神様は圭くんに微笑んでくれなかった😭なんでなのーって叫んでました!
    でも、まだまだこれからです。今年は、復帰の年。私たちファンの予想を遥かに上回る早さで活躍してくれているので、見る方も勝手に期待しすぎちゃいますね。
    皆さんのコメント読んでようやく落ち着きました。こんなにもワクワクさせてくれる錦織選手に感謝です。良い戦いができたこと、手首の不安がなかったことも大きいので収穫も多い大会でした。いつか絶対に強いジョコビッチに勝って、両手を挙げる錦織選手を観れると信じて、これからも応援を続けたいと思います。

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  • あと一歩、マジに惜しかった。
    でも12連敗ってのは、悔しい。
    体格で劣る錦織が他の人に勝てるのは、それ以上に他で勝ってるとこがあるから、ですよね?
    ジョコビッチとか強い相手とか、他で勝ってるとこが無い相手だと、結果は、見ての通りでしたね。
    つまり体格で負けたんだと思います。
    シューズのインソールほんの少し高くしたりとか、ラケット1センチ長くしたり、とか、そう言う対策も必要なのでは?

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  • 昨晩は、睡眠時間が3時間半、今日の午前中は仕事中も頭がジンジンしていましたが、午後の仕事が一段落して、ようやく落ち着きを取り戻しています。皆様もそうかと思いますが、錦織選手が勝った試合の翌日は、多少の睡眠不足でも快調に仕事が進むのですが、負けた翌日は疲れがどっと出ます。特に昨晩は、一度掴みかけた勝利が、指一本ずつ無理やり開かされて最後ポトリと滑り落ちるという感覚でダメージが倍増しました。でも団長さんがおっしゃるように、今大会、客観的にみると錦織選手は、全仏に向け、4試合ともとても良い試合をしてくれました。全仏まで1週間、また徹夜で応援できるよう、自分の仕事をまずは頑張ろうと思います。気落ちするな圭。気持ちも新たに全仏でまたジョコビッチ選手とナダル選手に挑もう。私達の心はいつもあなたと共にある。

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  • こんなハイレベルのテニスを見られるとは想像していませんでした。
    本当に凄いものを見た気がする・・・。
    私もレビュー記事を書きましたが、とにかく言いたいことがあり過ぎて1記事ではおさまらなそうです。
    https://yuri-san.com/tennis133/

    これはもう、完全復活と言っていいでしょう。
    あんな試合ができるなら、もう手首も大丈夫ですね、きっと。
    全仏が楽しみです。

    江戸マイクさん,
    あれは実はアウトだったんですよ。
    でもその後同じように逆に錦織が認めたのが外れてたというポイントもあって、お互いに間違ってポイントを譲り合った形になりました。w。
    やっぱりホークアイは必要ということで。

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  • 今晩は。
    錦織選手、ジョコビッチ選手戦敗戦&ローマQF敗退残念でした。
    一夜明けて、やっと落ち着きました。悔しい気持ちと嬉しい期待が複雑に交差する、実に不思議な結果ですね。
    と申しますのも、皆さまのコメント内容がこんなに押しなべて一致している。負けて悔しい悔しい、けれどジョコビッチ選手相手にこんな血沸き肉踊るプレイを展開し、負傷前と変わらぬ、いえそれ以上のポテンシャルをもって我々ファンを魅了してくれた嬉しさ。その嬉しさが悔しさを紙一重で上回った、そんな気がします。
    きっと今後、錦織選手はまた一段ステップ・アップ、必ずや今季中にどこぞのタイトルを手にしてくれることでしょう。大いに期待です。

    ちなみに私は、彼がGS制覇するならやはりUSO派です。
    と言いながら毎年RGも密かに期待。「マイケル、貴方が17歳で制したRGを、ボクはやっと○○歳で制しました。遅くなってゴメンね。本当にありがとう」と照れながら優勝スピーチする錦織選手を毎年夢見ています。○○には1つずつ加算してます、毎年(笑)

    来ました、内田暁さんコラムです。
    <ジョコビッチに負けたけど…。錦織圭の落胆は「勝てたはず」の裏返し>
    https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/tennis/2018/05/19/___split_21/

    ジョコビッチ選手曰く「圭の速いリズムと展開力が、自分の集中力と闘志を引き上げてくれる」…。
    このコメントが、昨日の結果の全てを物語っています。

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  • あきさん, yuriさん,
    疑問に答えていただき、ありがとうございます。
    勝敗への影響の程度はわかりませんが、ほかにもネット極の怪しいジャッジもあったので、使えるものならホークアイ導入した方が、スムーズに進行できるでしょうね。

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  • 昨日の3回戦を見た影響もあり、試合開始直前にソファーで寝落ち。
    目が覚めたら2ndセットのはじめ。
    そこからはジョコさんのストロークが凄かった。
    ジョコさん完全復活なのでしょうか? 相性なのでしょうか?
    スコアは差が付きましたが、あと少しと思わせる錦織選手でした。
    残念だったけど、錦織選手は完全復活宣言しても良い内容ですよね。

    さてジョコさんに勝つには何が良いのでしょうか?
    1.ストロークで上を行く力を付ける。
    そんなことが簡単に出来るはずがないか。
    2.サーブの強化。
    これも難しい。ひょっとしたらサーブの強化で手首を痛めたのではないかとも思ってます。

    と言うことで
    2ndサーブだけでも何とかしたい。2ndでポイントを取られ過ぎなので。
    対ジョコさん専用の厳しいセカンドなどいかがでしょうか?
    ダブルフォルトが増えても、トータルでポイントが稼げればいいと割り切ってしまえば、練習次第で何とかならないですか?

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  • 何故、錦織はジョコビッチに勝てないのか?

    サッカーの話で恐縮ですが、サムライブルーサッカー日本代表がワールドカップドイツ大会の直前にヨーロパ遠征があり、ユーロではそれなりに強い各国のチームを連覇して期待が高まりました。
    ところが、そんな時期にさえ中米、南米のチームには、勝ちきれないような独特の漠然とした不安が漂いました。

    ジョコビッチに対する錦織も同じような印象があり、今回のゲームで第一セットをほぼ完璧な内容で錦織が取った後もこのままでは終わらないような不気味な予感見たいものが感じられました。
    日本のサッカーが中南米の国を苦手としている理由の一つに日本のプレースタイルがヨーロッパに比べて中南米のスタイルに似ているからと言われているようです。
    もしかしたら、(テニス素人の勝手な印象ですが)錦織とジョコビッチのプレースタイルが似ていてジョコビッチが一枚ウワテだからなのかとぼんやり思っていました。

    と、今朝、ジョコビッチ戦の敗戦に傷心と寝不足の朦朧とした頭でこんな記事を見つけました。
    『なぜ錦織圭はジョコビッチに勝てないか ジョコに聞いた』 (朝日新聞デジタル)以下、引用
    「ケイ(錦織)のプレーは速い。相手に時間の猶予を与えない。だから、こっちも集中力が高まる。反応しなきゃいけないから」更に「僕らのプレースタイルは似ているから」

    だ、そうです。
    ならば、どうしたらいいか。
    テニス愛と錦織愛に溢れて密かに尊敬している団長様や錦織自身が出せない答えを私が持っているはずもなく、ただ必死に応援するしかありませんが、いつか、その答えを錦織が引き出す日を信じています。
    もしかしたら、その日が来たとき錦織がBIG○○の真の一員としてプロテニス界に君臨する日になるかもしれません。

    それにつけても、この空虚感はなんでしょう。
    多分それはジョコビッチに敗戦したという事実より、毎日ワクワクして見ていた錦織を明日から、少しの間、見ることができないからです。

    早く始まらないかな全仏。

      引用  返信

  • 皆さんのコメントを見ていると、昨日の悔しさをまだ引きずっているのは自分だけではないなと思いました。昨日は本当に悔しくて悔しくて寝れず、今もなかなか力が出ません。でも、一番悔しいのは錦織なのですから、我々はただただひたすら全力応援しかないと思います。それにしても、昨日のジャッジは、ないと思います。試合の流れを大きく変えた判定であり、怒りというより、むしろ、こんなことで錦織のこれまでの努力を無にされてしまうという、何とも言えない脱力感を感じてしまいます。全仏オープンでは、優勝を勝ち取って欲しいですし、そうなるよう心から応援します!頑張れ錦織!

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  • 団長様のつぶやき、
    >なんで錦織の時はいつも強いの
    とのお言葉に私も完全同意します!
    錦織選手のプレーが強いジョコビッチを引き出しているというのはあると思います。錦織選手が同等の高い能力を持っている選手だからこそ、2人の試合ではジョコビッチ選手自身のプレーレベルも格段に上がっているように見えます。
    禮様とjun50様が紹介してくださっている朝日新聞デジタルの記事の中で「…ケイと自分は頭脳派同士、駆け引きも楽しめる。」というジョコビッチ選手の言葉が興味深いです。トップ選手の中でも、試合を通してハイレベルなストローク戦を繰り広げられる相手は限られている。あとはマレー選手とか。試合を観ていて、少なくともジョコビッチ選手は錦織選手とのストローク戦を楽しんでいるのでは?と思う時があります。お互いどんどんプレーの質が上がって、本当に凄いレベルで戦っていて、観ている方もぐんぐん引き込まれ鳥肌が立つような状態。
    錦織選手自身はどう感じているのかな?最終的にジョコビッチ選手に勝ち切られてしまうと楽しむという気持ちにはならないのかな…?その辺のところを本人に聞いてみたい気がします。

      引用  返信

  • 錦織選手、お疲れ様でした。
    団長様、ありがとうございます。
    ジョコビッチ戦、終わってから、悔しくて悔しくて…(-_-;)
    でも団長様の文章を読んで、あと一歩、あと一歩を信じて。
    いつか、ジョコビッチ選手の壁を突き破る日を見たいです☆
    錦織選手、頑張ってください\(^o^)/

      引用  返信

  • 最終セット2-2からの第5ゲーム、ジュースまで行って錦織に粘られブレイクできなかったジョコビッチ。「戦略」としての突然のコンタクト修正。ブレイクできなかったあとのブレイクされる「不安」からの「戦略」-ジョコビッチもぎりぎりだったと思います。セット間ならまだ理解もするが、「いま??」これは反則ではないがギリギリと言っていいのでは。2年ほど前にも、コンタクトではないが、遅延行為ともいえる行為で、松岡氏が「反則ではないが、ぎりぎり,いろいろやりますね」とコメントしていたことがあった(詳しく忘れたが、錦織戦の大事な場面)。
     ジョコビッチにとって錦織戦はトップ復活・維持への生命戦だから必死。苦手意識は勝つことによってしか払拭できないものの、ジョコビッチ戦勝利は、新たなステージへと直結すると思います。

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  • ナダルジョコビッチ戦始まりましたね。
    賭けではナダル有利だけれど、今回はジョコビッチに勝ってほしい。
    あれだけの試合をしたのだからいっそ優勝してほしいです。

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  • ジョコが錦織選手の証明してくれてる。
    嬉しいじゃないですか。昨日と今日とジョコもナダルも錦織も最上のレベルにある。

      引用  返信

  • 今日のジョコビッチ選手も、以前の彼と変わらないくらい強いですね。ナダル選手とも互角の戦いです。本当に錦織選手の強さを証明してくれていると思います。よく考えたら、ナダル選手も怪我明けですね。
    この試合の勝者に優勝してほしいです。
    錦織選手を破ったジョコビッチ選手に優勝してほしいという意見もありますが、私としては、そこから無双になってサーフェスかかわらず連勝街道を行くジョコビッチ選手は怖いので、今回はナダル選手優勝でジョコビッチ選手には錦織選手がつけ入る隙を残しておいてほしいです。

      引用  返信

  • ローマSFのQS、ナダル選手がジョコビッチ選手を破りました。

    クレーシーズンに入り錦織選手も色々「戻して来た」と思いますが、ジョコビッチ選手も同様に「戻して来た」と、ど素人ながら痛感しています。

    そう考えると全仏のシード群が錦織&ジョコビッチ選手が同じシード群の見込み・・・、良かったぁぁぁ😆😆😆

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  • ゆうたさん、
    「全仏のシード群が錦織&ジョコビッチ選手が同じシード群の見込み」
    は、本当に良かった!と、私も胸をなでおろしました。
    とりあえず、ジョコビッチ選手と対戦確率は低いと判ったことは
    自分の気持ちにとって朗報です。

      引用  返信

  • さま
    ご返信ありがとうございます。

    全仏後に向けてptも稼いでおきたいので、リベンジするなら「より高〜〜〜いステージ」という事で。

    錦織選手も今回のクレーシーズンにおいて色々な面で全仏に向けての「外堀」は埋めたと思っているで(全てでは有りませんが)、「二の丸(ジョコビッチ)」そして「本丸(当然ナダル)」攻略を目指して頑張って欲しいですね!

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  • 錦織君を倒したジョコビッチがこの際優勝してほしいとマドリードでは思いましたが、昨日の敗戦では全く反対の感情が沸き上がってきました。

    このままジョコビッチが優勝しちゃって「あの時ニシコリに勝てたのが復活のきっかけだった」なんてコメントを聞くのは(言わないかもしれないけど)嫌だ。ナダル、あとは頼んだ。必ず勝ってくれ。

    という気持ち。そして、ナダルが勝ってくれたので、少し平静な気持ちが戻ってきました(笑)。(すみません、心が狭くて)

    全仏では錦織君とジョコビッチが同じシード群、しかも錦織君が20位でジョコビッチが21位の見込みなんですって?(いやそんな、たった1つの差で嬉しいとかそんなことは。)

    錦織君が最後にジョコビッチに勝ったのはグランドスラムだから、グランドスラムで勝ってもらいましょう。

      引用  返信

  • ナダル戦後のジョコビッチの談話http://www.atpworldtour.com/en/news/djokovic-rome-2018-reaction

    I believe that one match, one tournament can turn things around one way or another,” expressed Djokovic. “It just depends how you deal with it, how you process everything and how you accept it. How you take the positives or the negatives out of it and use it for your benefit in the future.”

    錦織頑張れ。

      引用  返信

  • aoiですさん,
    同感だなあ♪( ´▽`)
    ナダル戦のジョコビッチ選手が、昨日同様の「強さの戻ってきた」ジョコビッチ選
    手であったことは、錦織選手の強さも証明しましたよね(⌒▽⌒)
    その上でナダル選手に消耗されることもなく、全仏へ行けた!っていうのはかなり
    いい結果だったなと思えてきましたよ(^◇^;)

      引用  返信

  • あけびさま,
    ご返信、ありがとうございます。
    はい、もう一つの白熱した準決勝を見ても、あの強敵チリッチ、ズベレフ両選手を1大会で二人とも破った錦織選手の強さは証明されたと思います。それにしても、やはりこの二人も消耗していそうだったので、準々決勝で敗れたことは体にとってはプラスに働きそうですね。さらにジョコビッチ選手とは同じシード群になったとのことですし、ドロー運は一つプラスですね。
    あともう一つ付け加えると、錦織選手にとってはこの悔しさは久しぶりだったんじゃないですか?怪我明けということも忘れてそうです。
    これは大きなことです。負けはしたものの、ジョコビッチ選手を仕留めるいくつかのヒントを実戦の中で更に得られたと同時に、苦手意識よりも『大きな獲物』をあと少しで獲り逃がした悔しさの方が強まって、次は絶対勝つ!という、より強い気持ちが芽生えたのでは?
    きっと次戦では、長年追い続けた大熊を追うマタギ?はたまた巨大マグロを追う漁師?並みに眼光鋭い錦織選手が見られるような気がします。

      引用  返信

  • 今日は。
    ローマ準決勝、ナダル選手とジョコビッチ選手も凄絶な戦いでしたね。イタリア系メディアのUbitennisでは、選手のコメントのほとんどを公式SNSで呟いているので非常に重宝しているのですが、中にジョコビッチ選手のこんなコメントが。
    「TV観戦の人にはわからないと思うけど、向かい風の状況では、彼(ナダル選手)がほとんど(のストローク)を支配してしまう」
    なるほど。こういった気象条件も影響するんだなあと。

    FUMAさま
    実は私もほとんど同じ心境です(笑) 錦織選手戦がジョコビッチ選手の本格復活のきっかけになるなんてトンでもない!と。客観的にはそうなんですけれど、錦織選手に勝った後の、四方の観客に向けての「皆さんに愛を」のパフォーマンス、二度とさせてなるものか!とも(苦笑)

    さてRGです。
    ジョコビッチ選手が同じシード群で、ゆうたさま同様胸を撫で下ろしていますが(笑)、肝心のドローですよね。ドロー・セレモニーは現地時間5/24(木)の19:00、日本時間5/25(金)未明、たぶん02:00過ぎ頃でしょうか。すっかりリニューアルされたRG(リニューアル内容は以前フォーラムでご紹介済みです)で快進撃を続けてほしいですね。
    RG公式より。
    <Roland-Garros: What’s new in 2018?>
    https://www.rolandgarros.com/en-us/article/roland-garros-whats-new-in-2018-french-open

      引用  返信

  •  ジョコは、錦織に対する絶対の自信を持っている、そう見て間違いないでしょう。だから、接戦になっても、慌てずに戦い続けて勝利できるのでしょう。サーブ、体力、経験が足りないのは、皆さんの分析通りだと思います。
     ジョコに対する敗戦スパイラルを抜け出すのには、今までにないプラスアルファの一手、一技が必要になると思います。それが、具体的に何のか、錦織も自問自答し続けていることでしょう。早く、その解答が見つかることを祈っています。みなさんは、その一手が何なのだと思いますか?私もずっと考えています。

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。