錦織圭、帰ってきたテニスの神様に一歩及ばず(2017全豪4回戦)

2017 Australian Open (Grand Slam)
4th Round
Roger Federer[17] def. Kei Nishikori[5], 6-7(4),6-4,6-1,4-6,6-3

テニスの神様フェデラーはまだ健在でした・・・。
フェデラー、この強さは文句の付けようがありません。
錦織は良く粘った。1stセットは5-1から追いつかれたけど、結局は取ったし、フェデラーが神がかったテニスを披露する中、諦めずに1チャンスをものにして第4セットを取った。
ファイナルセット、ミスがでて1ブレイクを許したが、そこまでに力を使い果たしていた。
あそこで我慢しきれなくても、私は責めることはできません。
全く、悲観する必要のないテニスだったと思います。

でも悔しい!!!! 悔しいです!!
今までで一番悔しいかも!!

1stセット

錦織の試合の入りは完璧。33ポイント目まで1本も凡ミスがありませんでした。
フェデラーのサーブを高い確率で返し、ストロークもコントロール良く支配します。
フェデラーは少々ミスが早い感じでしたが、錦織のストロークにミスをさせられている感じでした。
特に、試合のキーポイントとなると思われた、デュースサイドからのワイドサーブをことごとく止めました。

試合が動いたのは5−1から。フェデラーのサーブが良くなり、楽にキープし始めます。
錦織はサーブアンドボレーからイージーなボレーミスを2本出し、ブレイクされてしまいます。
次のサービスゲームもブレイクされ、タイブレークに。
ここはなんとか集中を高めてセットを先取します。

しかし、落ち着いたフェデラーのサービスゲームは徐々に手が付けられなくなっていきます。

2ndセット

フェデラーのサービスゲームはほぼノーチャンス。コーナー一杯に打ち分けられてはどうしようもありません。
錦織はよくキープしていましたが、ストロークでそれほど優位に立てているわけではなく、むしろサーブでなんとかしている状態でした。
これは錦織本来のプレイスタイルではありません。
危惧したことが顕在化したのが第7ゲーム。リターンから攻められ、上手くスライスでミスを誘われピンチ。これは切り抜けますが、リターンからのアタックを意識させられ、ダブルフォルト。次も取られてブレイクされてしまいました。

3rdセット

フェデラーは攻撃が凄まじい上に全然ミスをしてくれません。
フォアハンドは以前から凄まじいですが、バックハンドからも打ってきます。
サーブはアドサイドからのセンターへのコントロールがもう、完璧です。
このセットもノーチャンス。錦織は逆を突かれすぎて、体力を削られ動きが落ちてしまいます。
半ば次のセットに望みを託すような形で元気なくセットを落とします。

4thセット

後がない錦織でしたが、勝利へのどん欲さは失っていませんでした。
疲れた体を駆使して粘りのディフェンス、そして迷わず正しいタイミングで攻撃へ転じます。

第4ゲーム、錦織のサーブはビッグゲーム。合計20ポイントのこのゲーム、両者のウィナーの応酬が続きます。
また決まるまでのラリーが濃密・・・。信じられないカウンターを放ち合いますが、簡単には決まりません。
錦織は幾度となくピンチを迎えながらひたすら返し続けますl。

そして次のゲーム、その末に得たほんの僅かな王者のほころび、スマッシュミスに乗じてついに久しぶりのブレイクを奪います。
フェデラーもまた、ここまで高い集中力でキープし続けてきましたので、このほんの僅かなミスは致し方ないところ。
勝負はファイナルセットへ。

フェデラーにも少々の疲れは見えましたが、何よりサーブの安定感が全く落ちていなかったので錦織不利に思えました。
錦織はファイナルセットの勝率は高いものの、ここまでで相当に体力を消耗しているのが気になりました。

ファイナルセット

ファイナルセットは今度はフェデラーが二枚腰。粘ります。
錦織がリターンを足下に放っても軽くショートバウンドでオープンコートへ。
ストレートを攻めてもスライスで深く返球。
そして早いタイミングでのフォアは鋭角にコートをえぐり、錦織に触らせない。
疲れがピークに達した錦織は、腰が高くなり第2ゲームでストロークミスを連発してしまいます。
しかしこれは責めることはできません。フェデラーの攻めが厳しすぎて、むしろここまでよく耐えたと感じました。
最後までフェデラーのサービスが崩れず、試合終了。
むしろ、あれだけやられてフルセットによく持ち込んだなという印象の試合でした。
35歳、休養明け、17位のテニスではまったくありませんでした。

598 件のコメント

  • NORICHANさま、ジョコビッチが方針転換して2月のデ杯出場?!嬉しいです🎵記事のご紹介ありがとうございました。

    マイナーな反応失礼しました〜m(__)m

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  • 錦織選手 負けはしましたが今持てる力の全てを出し切って 最後まで戦いきったと思います。お疲れ様でした。
    試合後はいろいろな感情が湧いてきて整理ができませんでしたが 皆さんのご意見を読ませてもらったら前向きになれました。主役がいなくなった全豪は寂しいですが どんな結末が待っているか見届けたいと思います。

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  • トップシードダウンだの、フェデラーの劇的な復活だのの陰にひっそり隠れつつ、ゴファン選手が地味に勝ち上がってきていましたね。

    今日ティームに勝てば全豪初めてのベスト8。
    ティームも好きな選手だけど、何となくゴファンに頑張ってほしい。

    4回戦で、シードも、(たぶん)実力も拮抗している者同士の対決。
    羨ましいなーw。

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  • 昨日のフェデラーは強すぎて笑っちゃいました
    3-1で負けるかもって4セット目思ったんですが
    その4セット目で本当に錦織はどうにか勝とうと頑張っていて涙が出そうでした

    負けてしまったのは残念ですが怪我さえしなければすぐにまたフェデラーと戦う機会はあるでしょう
    この敗戦でさらに錦織が強くなれることを願います

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  • ティーム選手も結構好きだが、ここはゴファン選手に勝ってほしい。
    少しプレイスタイルが錦織選手に似ている気がします。
    フェデラー選手に似ているディミトロフ選手 vs 錦織選手に似ているゴファン選手をちょっと見てみたいです。
    なんかブレイク合戦になってますね。
    初トップテン目指して頑張れ~!!

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  • フェデラーの実力は長期安定で試合をこなすという体力では確かにピークを過ぎていて、今のランキングになってしまっていますが、コンディションのいい実力のピークはまだまだ健在なのを思い知らされました。

    エース簡単に取りまくるサービス、錦織の厳しいコースの球でも自在にさらに厳しい球を打ち返す技術、変幻自在にネットに出る攻撃性、見ごたえのあるテニスのデパートですね!

    まだまだ錦織は挑戦者の立場であることが再認識されました。

    あと、錦織選手がベンチで着替えしてた時の上半身の筋肉のつきかたが、かなり筋肉増えた感じがしました。
    このオフのフィジカルの結果ですね。
    これが今年のサーブのレベルアップに繋がってるのかも?

    ただし筋肉の増量は、バランスを考えないと体のしなやかさや機敏性や、フットワークに影響するので、これが今年のシーズンにどう影響するか興味あります。

    当然チームとして、この辺りのフィジカルバランスのデザインは十分配慮されていると思うので、楽しみにみています。

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  • 今日は。
    ちょっと錦織選手から離れた小ネタを。

    ニコダイさま
    ジョコビッチ選手、やはり試合勘から離れたくないでしょうね。今後、オレやっぱドバイ出るわって言い出すかもです。ポイントのことも気になるでしょうし。ただドバイ、アーリー・エントリーがマレー選手、バブリンカ選手、フェデラー選手、モンフィス選手、ベルディヒ選手…。さあ自信を取り戻せる布陣でしょうか。

    昨日海外ニュース、Sports India等で、キリオス選手のコーチにアガシ氏就任か?!という記事が出たのですが、アガシ氏お断りした模様。私はこのコラボ、非常に面白いなと思ったのですが。

    マレー選手とジョコビッチ選手を倒したのは、ジュニア時代からの同期、イストミン選手とM・ズベレフ選手。まるで「お前達ばかり日の目見やがって。オレらだってできるんだ」的な、サラリーマンの悲哀に似ているような気がします。

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  • ただただ、残念。

    悔しくて、仕事が手につかない。

    ニュースで流れるのがつらくて、

    テレビつけてません。

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  • いつも思いますが、ドロー運が悪すぎです。グランドスラムを勝つには運も必要です。ホントいつも運がないですね。たまに、今回のドローは!!いける!って時は、大体どこか故障してて、力発揮できず。。。少しの運だけです。世界5位!素晴らしいです。でも、8位とか9位の方が良くね?なんて思っちゃう時が多々あります。こんな事言ったら皆様に怒られちゃいますね。250大会500大会は上位シードは一回戦BAYってメリットありますけど。GSは8位9位ぐらいのシードの方が力発揮できるんじゃない?なんて安易な考えをしてしまいます。とっくに獲れる力はあるのに、ホント、運がなさすぎます。話ずれますが、伊達さんも復帰後、あの運のなさ。運だけではないですが。。。
    錦織さんが可哀想で。だからこそ、凄いと思います。モチベーションの高さ。素晴らしいです。いつも、泣きそうになります。フェデラーの復帰はとても嬉しいのですが。。今の錦織さんの方が上と確信しておりましたが、やはり経験の差ですかね。1ゲーム目の入り方をみて、一気にいければいいかも。。と思いましたが嫌な予感もありました。前に、対戦相手忘れちゃいましたが、素晴らしい入り方で、良し!と思ったら最後までスタミナ続かず負けちゃった試合を思い出していました。テニス観戦歴もう何年になるでしょうか?コナーズ、レンドル、マッケンロー、ボルグ、エバート、ナブラチロワの時代からずぅっと見てます。錦織さんはとうに1つか2つ獲っててもおかしくないです。
    あとは、強力な運だけです。
    偉そうな事書きました。申し訳ありません。

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  • まずは強いフェデラーが戻ってきてくれたことに感謝。2004年からフェデラーをずっと見てきたので、強い彼がまだ見られて最高です。

    しかし、本当に悔しい負けでした。ただ体調も良くなかったようなので、無理に勝てなくて結果オーライと思います。
    錦織選手のGS初優勝は全仏か全米でやって欲しいと個人的に常々思ってるので、今回のレッスンはその時の為の布石だと思うことにしました。
    ただこれが4回戦レベルの試合とは勿体なさすぎる。これだけの出来で180ポイントしか入らないなんて。

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  • おいおい 様
    けして親切と思ってしたわけではありませんが、ご迷惑をおかけしたとしたら大変申し訳有りませんでした。

    taniyan120 様
    引用させていただいてかえってありがた迷惑になっていたとしたら、
    ごめんなさい。

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  • どの大会も悔しくない選手は一人なんですよね〜 昨日は悔しかったけど 面白い試合を見せてくれる圭君には何時も労いと感謝しかありません! このブログに来たら なんだかんだ色々な角度からテニスについて語って下さって興味深いし楽しみにさせて頂いています。
    ただ、圭君が負けると必ず悔しさやガッカリした気持ちの中身を少し考えて投稿して欲しい方がいて ガッカリします😥
    昨日の様な試合を観て楽しめないのは損ですよ! (上から目線でごめんなさい) どう考えてもスポーツの醍醐味満載でしたよね
    GSの優勝はあってもなくても目の前で こんな素晴らしいテニスを見せてくれてます。 自分が到底出来ないことをやってくれているのを分析したり語るのですから僭越にならない様に気をつけたいものです!

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  • 今日は。
    風さま
    コールシュライバー選手、モンフィス選手に負けはしたものの、昨年の1R敗退から大きくプラスで3R進出。よかったですね。後は彼にドロー運が続きますように。

    朝日オンラインから、記者さんのコラムです。
    <錦織圭が勝つためには何が足りなかったのか?フェデラーとの間にあった“明確な差”>
    https://dot.asahi.com/dot/2017012300023.html
    言葉の使い方に多少の「?」があるものの、ラスト3行の表現は「ほっほー」と。

    スポーツ紙ですが、何と辻野隆三さんがコラムを投稿されていました。シリーズだったのかな?
    <<辻野隆三チェック!> 気迫、余裕で上回ったフェデラー>
    http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/sports/news/CK2017012302000137.html
    フェデラー選手も実は、休養中に相当厳しいトレーニングをしてきた、とのこと。やはりどの選手も厳しいトレーニングを自らに課しているようですね。

    先程ご紹介した小ネタ、キリオス選手のコーチの件ですが、やはり記事が出ていました。
    <アガシはキリオスに親近感を覚えるも、コーチする気はなし>
    http://www.thetennisdaily.jp/news_detail.asp?idx=121422&page=2&code_s=
    マッケンロー氏、またキリオス選手に対し歯に衣着せぬ発言を。あ、これは以前舌戦を繰り広げているとご紹介しましたね。

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  • いつもブログ見させてもらってるEMIと申します!
    初めての投稿です!
    テニスが大好きで錦織をいつも応援してるのですがいつもは負けても次がんばればいいのさーって思うのですけど今回のフェデラー戦は今日になっても悔しくて悔しくてたまりません!
    接戦でも最後に錦織に勝ってほしかった!フェデラーのことも大好きなんですが本当に今回はとっても悔しいです!力の差を見せつけてこんなに強くなったぞーっと見せつける予定(私のなかで)だったので!

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  • NORICHANさま
    ジョコビッチのデビス杯出場情報ありがとうございました。
    同じく思いがけず?早期敗退してしまった錦織選手がアルゼンチンオープンまでの間を嫌ってデビス杯出場を再考って事には・・・・・なってくれませんかね???

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  • 錦織サイドから見ると力の差を見せつけられたような気分になりますけど、逆にフェデラーの方から見ると、あんだけウィナーとってミスもしなくて、完璧としか言えない試合運びをしてもなおフルセットまで持っていかれてしまったとも考えられますね。
    たとえ完璧な試合をしたとしても簡単に勝たせてくれないというのが私の中のbig4のイメージでしたので、改めて錦織選手はあの神の領域に入りかけているのだなと思いました。
    本当にGSがいつ獲れるかというレベルに達しているのだと思います。だからこそこの試合はメチャクチャ悔しいですし、裏を返せばそれだけ強くなったんだなと感じます

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  • フェデラー、やはり強い。年齢的に旬は過ぎてるのに、です。フェデラーはこうでなくては。かつて絶好調のフェデラーのテニスを観ている者ならばわかると思いますが、彼の存在は元々選手に、あるいはフェデラー以外の選手のファンに絶望を与えるものだったのですから。USIpenで優勝した時のチリッチや、絶好調のサフィンでなければまず負けないフェデラーに感じました。
    ジョコビッチやマレーがいないから勿体無いとか、情けないことは考えるべきでは無い。これがトップのレベルなのでしょう。
    それでも錦織圭が、あの時のチリッチのような神がかり状態になればグランドスラム優勝は十二分に可能だと思います。そのくらいのレベルにあると思う。彼は既に日本人のレジェンドです。

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  • 昨日は試合見終わったあと、やけに疲れててすぐ寝てしまいました。
    コメントいっぱいだろうな~とは思いましたが‥
    やっぱり(((^_^;) まだ全然追い付けてません。

    昨日のフェデラー選手は凄いの一言でした。
    もともと凄いけどこんなに攻撃的だったかしら?と思ってしまいました。錦織選手のナイスショットもそんなにいい体勢でないのにさらに際どいコースに返してた…
    錦織選手もフルセットに持ち込み粘りましたが残念でした。
    でも何が一番残念かってこの試合がまだ4回戦だと言うこと。二週めに進めないのが悲しい(≧口≦)ノ

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  • 本当のフェデラー全盛期は昨日の状態でさらにほとんどミスもないような状態でした。
    当時は誰もたちうちできなかったですからね。

    昨日は残念すぎますが、チャンスは十分あると感じるこのとできた試合内容だと思いました!

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  • フェデラー選手、強かったです!
    錦織コートのあの一角に、何度も何度もボールが突き刺さりましたね、まるで糸が引いてあるかのように(しばらくは青と黄色を同時に見たくない)。
    サーブも素晴らしかった。
    解説の方と同じタイミングで「ああっ?」「うわっ!?」と叫べたので、私もスーパーショットの何たるかが少しは分かってきたものと自負しましたけれども。
    見応えのある試合で、悔しいけれども応援し甲斐がありました。
    デ杯以降、対マレー選手の試合は見応えあり過ぎでへとへとになっていましたが、この試合も相当エネルギー消耗…。
    あと一歩。あと一歩と思います。
    応援の自主トレしなければ。

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  • NORICHAN 様
    お声掛けありがとうございます。ここではスレ違いなのであまり言わないようにしていますが、コーリィの頑張りはうれしく思います。
    WOWOWで放送が無かったのが残念でした。

    辻野さんのコラムも読ませていただきました。
    確かに「うまさ」だけじゃなく「強さ」も必要だということを
    フェデラー先生に教えられた試合でもありましたね。
    今回対戦できたのはほんとうによかったと思います。
    でも4回戦じゃなくて決勝戦で当たりたかったです。

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  • 全豪ファイナルにふさわしい素晴らしい熱戦。と何度も勘違いしそうになるほどお互いのハイレベルの実力を引き出し合い、燃え尽きた名勝負だったと思います。

    GS17回優勝者と、試合の読み、勝負の駆け引きにおいて互角に渡り合い、最後のポイントまで頭が真っ白にならずに考え続けてプレーできた。その点において幼くなかった。
    脇腹に痛みが出た後も、プレイ中は怪我を怖がらずに全力で動き続けた。最後の1ポイントまで逆転の可能性を信じてフェデラーを脅かし続けた。だから勝利後のフェデラーが今まで見たこともない位我を忘れてぴょんぴょんはねて喜んだんだと思います。ちょっとでも気を抜いたら負ける、とフェデラーも最後までプレッシャーを受け続けていた。

    錦織は1セットめの出だしからもっとラツコ戦のようなフットワークと強打全開で行って突き放すかと予想したのですが、思ったより慎重な闘い方をして、それがちょうどよかったのか33ポイントノーUEでした。
    2ndセットの途中でハイペースと強打でフェデラーを突き放すタイミングをねらっているのかと思って見ていましたが、ペースを上げる前に先にブレークされてしまいしました。ここが勝敗の分かれ目でした。
    錦織もフェデラーのミスが増え足が止まる時が必ず来るはずだと信じて耐えて戦っていたでしょうが、相手は後半にいくにつれ安定してきて、その調子を最後まで落とさなかった。

    今回の錦織はディフェンス力が高かったと思います。
    サーブは工夫があって単調にならず、良かったと思います。
    もう少しフォアの順クロスで、ただコースを変えるだけでなく、軸足をきめてしっかり踏み込んで強打してコーナーに打ち込み相手の甘い返球を引き出すショットを増やして欲しかった。

    ラツコ戦ほどの俊敏なフットワークと振り切った強打が見られなかったのは、対フェデラーだと相手が何をしてくるか、絶えず予想と警戒をしながら先を考え続けてプレーするので、脳の疲労がずっと大きく、5セットもたないと考えたのか、結果的に抑え気味で戦っても脇腹に痛みが出てしまったので、出し切るという意味ではペース配分はこれでちょうどよかったのかもしれない。欲を言えば、2セット目を取ってフェデラーの心を挫くために、フットワークを急にハイペースに上げる仕掛けが2セット目初めに欲しかった。

    GSセンターコートの満員の観客の前で、全盛期に近い凄みのあるプレーをしたフェデラーと5セットマッチで互角に戦った。次に同じコートでフェデラーとやったら今度は錦織が勝つかもしれません。

    これは大きな経験です。新たなハーケンをこれまでにない高みに打ち込んだのです。

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  • 2014全米の準優勝は 療養明けやったから 出来たわけではないな
    チャンの指導が錦織の才能を磨き上げた結果 マドリードでラファを 圧倒したりと いつブレークしても不思議じゃない年だったわけや

    研究されてなかったことも手伝ったなー

    怪我が出んかったのも トレーニングの量と関係付けることは難しい
    昨年の 全豪・全仏・全米でも 怪我は出てないからな
    全米はスタミナ切れを起こしたけど そこはプレースタイルと マレーとの激戦 気温・湿度 の問題で 今年は サーブの確率や質に少し向上が見られて オフの努力が感じられるな

    ブリスベンの臀部は そもそも癖になっとる部分やし 全豪の左腰は 違和感や
    左腰は (右利きの選手が)長い試合で サーブやストロークの球数が増えたら 違和感を感じやすいってことは 競技テニス経験者なら分かるな(クズ戦のフルセットも効いとるやろな)
    自分は ハードコートでやるときに よう発生したわ (社会人になって 1セットマッチを 15分休憩挟みながら5試合して やっと優勝できる シングルスの大会で よう発生した せやけど 痛くはないけん 普通にプレーして 勝つことも出来たけどな )

    何れにしても 違和感
    そりゃ100%元気なのが1番やし 多少の影響はあるやろけど GS後半戦で勝ち進むような選手たちなら 2つ3つ抱えとる もんやな

    臀部は癖
    左腰は激しく長い試合になればよくあること
    何れにしても違和感レベルの この2つを オフ等の トレーニングのやりすぎと捉えるんは 厳しいな
    必要なトレーニング・必要な試合数でも頻繁に怪我が出るのが昔からの錦織
    せやけど 近年はかなり減ってきとる
    チーム錦織と本人の血の滲む努力の賜物やな

    あとはチャンの強靭なメンタルを授けられるかや
    勿論 トップ8選手のメンタルは持っとるよ ホンマに素晴らしいわ
    せやけど トップ8の選手で満足する気がないならば そこで留まったらアカン
    GS獲る選手のメンタリティが必要不可欠
    絶対に 安易な選択ミスとかで 相手を元気付けたり 自分から流れを渡すようなことは したらアカン

    錦織のフォアも 言いよったけど 1st setのサーブ&ボレーは ちょい 軽さが見られたな
    ストロークも好調やし ボレーもやっとくか的な…
    そんなチャンス(いいサーブ)ってわけでも なかったし フェデラーにストロークで圧倒しとったし 最後にキープして きっちり締めるゲームなわけやから 変化を付けるべき場面でもない 選択ミスやな

    しかしロジャーは強かった
    サーブの コースと質と配球が良すぎて ブレーク難易度がビッグサーバーと変わらんからな
    錦織と同レベルかそれ以上に ストロークが出来るビッグサーバーを相手にしたわけや

    1st setの選択ミスによる元気付けと プレースタイルの差による 疲労の度合い・サーブ力の差が 手伝って 最後に集中力の差が出てしもたけど これは地力の差やから しゃーないと言うしかない
    よう頑張った お疲れさん

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  • ジョコさんがデ杯に出るみたいですね。
    錦織選手もそうですが、デ杯って
    一種のパワースポット的な役割をする事が
    あるので、色々な意味で回復して欲しいです。

    AOの今後の楽しみは、セレナ対コンテ。
    事実上の決勝と個人的に思う程、特にコンテが
    エグい程強いなあって思います。

    第1週だけでも十二分な程、オージービーフを
    堪能しました。
    次はアサードとシェラスコ、そう南米クエストが
    待っていますよ、奥様( ̄∀ ̄)

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  • ゴファン勝ちました。
    おめでとう!

    パワーに押されそうで押されないプレーがいいですね。

    次も勝ってしまえ!

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  • ゴファン選手、ベルギー男子初のベスト8進出だそうです。おめでとうございます!!
    本人もチームもすごく嬉しそうでした。

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  • @zeug
    全くzeugさんの云われる通りでしたネ!1スト セットTBを 取った時点で 股関節を感じたのか ファースト サーブを チェンジ アップ サーブに切変えざるを得なかったのを ギルバードが 不思議だ不思議だとさわいでましたネ!インテンショナルなのか せざるを得なかったのが 紛らわしかったですが 結局 脇腹とも関係してたのかも知れません!フェデラーの調子もアレだけ 良かったのには 驚異的で 従って 読みも的中してたましたネ! でも、次は錦織が 強くなっていると この経験を通して~と思いたいデス!又 錦織にはその才能が未だ未だかなり隠れて残っています。

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  • @ゆうた
    Konta, 黒馬ですネ!セレナの コーチ パトリックが 非常に 警戒態勢ですネ! men’s は フェデラー vs ラファ を期待しています!back to the future として!

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  • ゴファン選手、初のトップテン入りおめでとう。ティーム選手もよく頑張りました。
    よく見るとジョコビッチ選手の山は、Dがつく選手ばかりが出場ですね。D.ティーム、D.ゴファン、Dimtrov、D.イストミン、それとDjokovic。

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  • 送信失敗したみたいなのでもう一度だけ。
    うちの奥さん、フェデラーのあの喜び様を見て凄く悔しかったらしく熱出して寝込んじゃいました💦インタビューでのケイ連発にも「フェデラー好きなんだけど圭くんバカにされてるみたいでなんか嫌❗」と。今回は凹み方が半端ないです。
    ここではNGワードですが一言だけ言わせて下さい。あんな記事や写真を見ちゃったせいでしょうか、メディアは抑えてますが、ネットは凄いです。もちろん鵜呑みにはしませんが、“これは”と思うのも有り、いいとこまで行きながら勝ちきれないということが多い現実。ここで言われている議論、フィジカル、メンタル以外に“彼の私生活”の影響は大丈夫なんでしょうか?僕はつい、父親の気持ちになってしまうので…場違いなコメント申し訳ありませんでした。

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  • ジョコに勝ったイストミンが、ディミトロフから1stセットアップです!

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  • @節穴さん
    フェデラーの試合後のオンコートインタビューでも、「(この試合は)自分のキャリアにとって大きな意味をもつ」といい、今日wowowでやっていたオフコートインタビューでも「(圭と僕の)2人とも引退した後に振り返って、お互いに良い試合をやったねと言えるだろうから」と興奮気味に語っていましたね。17回もGSで優勝を経験し数々の名勝負を繰り広げてきたフェデラーにとっても、この錦織との試合で5セットのアップダウンのドラマの末に勝利をもぎ取ったことが本当にスリリングな体験だったのだということが伝わって来ました。

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  • フェデラー戦は惜しかったとも言えますが、彼我の実力差は否定できないでしょう。フィジカルにおいても差がみられた。でも、本当の差はサーブにあると思います。

    錦織選手はどうしてあそこまで、センターのサーブにやられるのか。レシーブは読みの勝負とも言いますが、ならなんでああまで読みを外すのか。だれか解説してください。私は「錦織選手はセンターのケアが甘い」と見ます。フェデラーにエースを20本以上取られるのは、恥です。

    ワイドを意識するとよく言いますが、距離的な問題もあって、センターの方がエースを取りやすいんですね。錦織選手はとっくにそんなことはご存知のはずなのに、センターを事実上、ほったらかしなのです。歯がゆくてたまりません。

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  • 今日は。
    イストミン選手、1st setはディミトロフ選手を圧倒しましたね。まさに台風の目です。
    えべっさんさま
    それを口にするのがちょっと怖かったので(笑)

    ズベレフ兄弟逸話がミーシャから語られたコメント抄訳が含まれた記事です。
    <マレー撃破の伏兵、どん底から復活の裏に未来を担う弟の活躍>
    http://www.afpbb.com/articles/-/3115044
    プランAを実行し続ける職人肌。そして実弟との微笑ましいエピソード。でも先日読んだ海外記事では兄ミーシャが「2人で家に帰ると、いつもサーシャが当然のように先に入る」と文句ぶーぶー(笑)

    日清ギャラリーさんから4回戦写真集です。
    http://sports.nissin.com/nishikori/gallery/2017/list10.html
    フェデラー選手と笑顔で称え合った後、ベンチでうなだれる錦織選手…。本当にお疲れ様と肩をさすってあげたいですね。

    Number Webから。ただ読んでください。
    <スポーツ名言集 今日の名言>
    http://number.bunshun.jp/articles/-/827282

      引用  返信

  • フェデラー戦は確かに惜しい試合でしたが、彼我の実力差をみせつけられた気がしました。といっても、差はちょっとしたものです。フィジカルの差であり、サーブの差です。

    私は以前から、錦織選手がセンターへのサービスに無頓着すぎると思ってきました。ご批判は甘受します。ただ、フェデラーからエースを20本以上も取られるのは、恥だと感じます。なぜ、錦織選手はワイドばかり気にかけて、センターを軽視するのでしょうか。だれか解説してください。

    センターの方が距離が近いので、エースが取りやすいなんて、素人丸出しですね。でも、錦織選手を見ていると、あまりにノーケアな気がするのです。もっとセンターを気にかけていたら、試合結果も違っていたかもしれないと思います。

      引用  返信

  • 下団さま
    コメントありがとうございます。自分と中継アナの観点にギャップが大きから、耳障りなコメントが多いと感じるのだと思います。

    風さん
    ご賛同、ありがとうございます。(迷惑だなんてトンデモないです!ありがたいし、嬉しいです!!)
    でも・・・私のコメントは、データに基づく客観的なものではなく、あくまで主観的なものなので悪しからず・・・です!^_^;

    PS 全豪セカンドウイーク、ジュニアを除き日本人で残っているのは女子ダブルスの加藤・穂積ペアだけになりましたね。
    私は、ジュニア時代の加藤未唯ちゃんと同じテニスクラブに通っていて、彼女は小学校時代からすんごい球を打ってました。1つでも上を目指して頑張って欲しいです!

      引用  返信

  • 女子ダブルスQFの
    加藤選手・穂積選手組 VS ルチッチ=バーロニー選手・ペトコビッチ選手組
    24日の日本時間で10:30以降にSHOWコート3で開始予定です。
    頑張れ~\(゜ロ\)(/ロ゜)/

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  • 今外出先から帰宅してWOWOWつけたのですが、イストミン選手怪我ですか?
    解説者の方もそのような雰囲気な話をしているのですが…。全く動けていないし、痛々しいです(T ^ T)。

    17:35追加コメ
    今右股関節アイシングしているのを見ました。
    2セット目に痛めたのですね。どの選手も身体を酷使しながら戦っていますね。結果はどうあれ、最後まで諦めない姿は感動します。

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  • アホさん
    そもそも、錦織選手が、「ワイドばかり気にかけて、センターを軽視」している、というのはあなたの主観的な判断であって、事実かどうか分かりません(僕は事実ではないと思いますが)。
    また、仮に、それが事実だったとしても、チーム錦織のスタッフでもない限り、その理由なんて解説できないでしょう。

    それとは別に、「フェデラーからエースを20本以上も取られるのは、恥だと感じます」というのは、まぁ別にあなたの勝手と言えばあなたの勝手ですが、錦織選手は世界のプロテニス選手の中では背が低い(=リーチも短い)という体格的なハンデがあるため、他の選手に比べて、サービスエースを取られやすいのはどうしても避けられないことであり(=高速サーブがコーナー一杯に決まったときにはどんなに頑張っても触れない=サービスエースを取られる)、これは恥でも何でもないと思います。
    これを恥だと思うのは、錦織選手が200キロ超えのサーブを打てないのを恥だと思う、と言っているのと大差ないと思います。

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  • 滅多に投稿せずROMっている者ですが、凄い試合への興奮が収まらず、投稿する次第です。

     フェデラー選手と錦織選手の取り合わせ以外では想像できない超高速の球回しを堪能しました。ほとんど卓球をしているようなテンポでボールが次々と行き交っていく様子を見ていると、どんどん息が詰まっていきます。こんな試合ができる選手が「ごく身近」に応援の対象として存在していることが、どれだけ幸せなことか、強く感じます。

     フィジカルの問題を指摘する人がたくさんいらっしゃいますが、「この1試合」限定で考えた時に、相手は錦織選手の振り回しに疲労困憊となり、一方の錦織選手は後半に進むほどピンピンしているという様子を何度も目にします。錦織選手がフィジカルで上回る、というケースです。これは錦織選手の予測が抜群に良く、ボールが来る所に先回りして、最低限の体力しか使っていないから、だろうということは錦織選手と相手の動きから推定できます。
     一方、フェデラー戦での錦織選手は特の2、3セットで予測を次々と外され、逆に予測によって大きく動いた後に裏を取られて方向転換するという流れがあまりに多かったため、瞬発力をどんどん奪われていきました。
     サッカーの試合で何キロ走ったという統計がよく使われますが、体力的な部分では、走った距離以上に、スプリントした(全力で走った)回数が大きくものをいいます。そういう意味で、今回の錦織選手はフェデラー選手の戦略によって、何度も何度も方向転換させられた上で、スプリントを強いられ、その上でポイントまで失うという状況が続きました。いつも自分がやっていることを相手にやられたという印象です。
     これで5セットまで勝負を持ち越したことが、むしろすごいことだと思います。1試合戦うフィジカルは十分すぎるほど持っていると思うし、大会を通してフィジカルを維持するには、かつて団長さんもおっしゃっていたことがあるような気がしますが、厳しい戦いが最後の2試合程度で済むようなシード位置を獲得していくしかないのだと思います。
     今回のMTOは「予防的」な意味もあったと思います。実際、トレーナーを呼ぶタイミングは、慎重にに計っていたという印象です。
     試合前の練習は、試合の中で想定される動きは全てやっておかないと、故障がこわくて試合には臨めません。どの程度の練習が「し過ぎ」であるのかは、本人が良い塩梅を探し出すほかないし、そこに誰かが口を挟んでも意味はないと思います。

     「メンタル」の問題に対する指摘も、「強い」とか「弱い」のレベルは既に超越しているように思います。
     今回は「勝てる、勝たなければならない試合」だと強く考えたが故に配球の面で、通常より少しだけ安全策を多く選択したようにも見受けられました。「勝者のメンタル」と「挑戦者のメンタル」をどれだけうまく配合できるかが、勝負を分けたように思います。今回はフェデラー選手が挑戦者のメンタルを持ち続けたのに対して、錦織選手は中途半端になってしまった、あるいは勝者から挑戦者への切り替えがうまくいかなかったのだと思います。

     いずれにせよ、経験が解決するでしょう。まだまだフェデラー選手の年齢になるまでには時間が残されています。

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  • BIG4が戻ってきたと記事にありました
    いつも対戦毎に、この4人の本気を引き出して来た錦織選手に、それでもGSで優勝してほしいし負けても何かつかんでほしいです応援し続けます!

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  • フェデラーのプレーで唯一見る価値がないなと思うのは、ネットでのポジショニングです、ネットプレーでは性格が悪い方が有利と感じているので、いい人のフェデラーさんには不向きかと。

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  • ゴファンもディミトロフも1セット目を落としながらの逆転勝ちでしたね。同じ流れに乗ってバウティスタにラオニッチを破ってもらいたい。セットを取り返して、現在1-1のよう。
    錦織、ゴファン、バウティスタ、引退したけどヒューイット等、小柄ながらもフットワークとスピードで闘ってる選手は本当に応援したくなります。
    3年前の全豪ではデルポトロに勝ったんだし、相性は良い大会だと思います、頑張れ!

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  • @野球人 さん、
    「ぅんぅん、そうだな~」と共感しながら読ませていただきました^o^
    MTOは予防的な意味のものだったと私も強く願っています。治療明けのゲームも動けていたと思うし、大事に至らないとイイなぁ^^;

    >配球の面で、通常より少しだけ安全策を多く選択した
    この点について私はいささか懐疑的です。私にはむしろ安全策を選択する場面が少なかった印象を受けました。まぁ主観なので人それぞれ感じ方は違うでしょう。

    「練習のし過ぎ」「センターへのサーブ軽視」など、錦織選手本人やチームKEIにしかわかりえない戦略的なことや、データ分析による選択もあるでしょうし、周りが口を挟むことではないと思いますね。

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  • 今晩は。
    ROMさま
    イストミン選手情報有難うございます。
    スコア確認してどうしたんだろうと。さすがに5セット2連戦からのディミトロフ選手の猛攻は厳しかったのですね。でも彼の場合、ここで無理しなくても十分な戦績。多分ウズベク・チームとしてのデ杯も控えているでしょうし、これから自信もつけてますます上がってくるでしょう。

    ラオニッチ選手は第4セット、ベーグル焼きそうな勢い。
    ナダル選手vs.モンフィス選手戦を今見始めましたが、ナダル選手もまたモチベが上がっているような…(苦笑)

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  • 錦織くん、お疲れ様でした。
    第4セットの粘りは素晴らしかったです。正直1-3負けかと思っていましたから。。(信じられずにすみません)
    試合について二言ほど。
    やはり第1セットのもたつきはいただけないですね。完全にフェデラーにカムバックの時間を与えました。第3セットを6-1で獲ったフェデラーとは対照的です。
    ボレーについては結果論かなと思います。第2セット中盤以降、錦織くんはキープに苦戦してサーブアンドボレーを出す余裕がなかったですが、もう少しサービスゲームに余裕があり色々な戦術を使えていたら、第1セットからのあのプレーはフェデラーに意識を植え付け、迷いを生じさせたのではないかと思います。
    1、2度の失敗で戦術を引っ込めるのは逆効果と修三さんが解説していたことがあります。フェデラーはジョコビッチに何度パスを食らってもネットを取り続けます。まぁ、錦織くんはもう少しS&Vを有効な武器に昇華する必要があるかもしれませんが。

    それにしてもフェデラーは凄まじかったですね。
    療養中も厳しいトレーニングをしていたんでしょうね。既に療養ではない笑
    バックの精度、攻めが素晴らしかったです。早いタイミングのDTLと鋭いクロス。完全に弱点ではなく武器になっていました。
    錦織くんが負けた今、この復活のFさんがどこまで勝つかが注目です。
    でもフェデラーはS&Vが苦手なイメージがあります。2013年WB2回戦、対スタコフスキーのイメージが強すぎですかね。。
    フルセットのダメージもあるし、次のズベレフ兄の試合は不気味な気がしています。

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  • センターとワイド、どっちがエースとられやすいかについては、
    基本としてリターンは角の二等分線上に構えるのがニュートラルポジションなので
    (そうでないと、空いてる方に打たれまくります)
    明確にどっちが取られやすいというのはないと思います。
    (サーバーのサーブの特性によります)

    ただ、(アドサイドの場合)

    センター:ネットが低い
    ワイド:超鋭角サーブもありえる(ただしネットが高い)

    という、非対称があります。

    「角の二等分線」というのは、「現実的な」ワイドと、センターの2つのコースが作る角度の
    ちょうど二等分線上にリターンを構えるべし、ということです。

    「現実的でない」ワイドってのが、上記の「超鋭角サーブ」に等しいと考えてください。

    センターの方は、ラインがあるので角度の限界は決まっています。
    (プラス、スライスで逃がすことはできますが)

    昨日のフェデラーの場合は、センターへのサーブのプレースメントが異常だった(ライン際)ことが、ノータッチを量産された最大の要因と思います。

    ほんのボール2個くらいで、リターンの可能性は大きく変わります。
    プロに求められる精度はすさまじいです。

    錦織もいい精度でサーブを打っていますが、フェデラーと比べるとボール2、3個甘かったのではないでしょうか。

    でも、フェデラーもいつでも打てるものではないと思います。
    昨日はあの精度、スピード(平均188キロ)で、68%もの1stサーブを入れてきました・・・。
    (錦織は平均170キロ、65%)

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  • ちなみに・・・

    センターはネットが低い
    ワイドはネットが高いが、距離が長いので重力で少し落ちる

    ってことを考慮すると、ワイドだから入りにくいってことはそんなにないみたいですよ。物理的に。
    普通にテニスの科学系の本にデータが書いてあります。

    「ほんの少しだけ」ワイドが入りにくいみたいですが、多分みなさんのイメージよりは不利ではないはずです。

    あ、でもコーナーより浅く、(サービスライン際でなく、サイドライン際に)打っていくと、どんどんマージンが低くなっていきます。

    マージンがそんなに下がらない角度までが「現実的な」角度です。

    多分、カルロビッチなどは背が高いので、かなり浅いサイドライン際に打ってもそんなにマージンが下がらないとおもいます。

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  • 錦織選手はセンターを軽視していた訳ではないとは思いますが、フェデラーのサーブ対策(この日のフェデラーに対して。いつも使える訳ではない)として、思い切ってセンター寄りに構えるというのは、ありではないかと、試合見てて思いました。
    ブラッド・ギルバートが、マッケンローのワイドサーブ対策としてやったのと逆パターン(古!)です。
    ギャンブルではありますが、心理的な揺さぶりを狙っています。
    錦織選手の性格的に無理かな〜。
    アガシあたりだったら、やりそうな気がします。

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     テニスを愛する理系人間。よく理屈っぽいと言われる。  プレースタイルはサーブアンドボレー、というよりサーブ。ストロークは弱い。  2008年2月15日に本ブログを開設。その数日後に錦織圭はあのデルレイビーチ優勝を成し遂げる。  錦織圭の存在を知ったのは2004年。その後2006年全仏ジュニアベスト8で再注目。2007年のプロデビュー(AIGオープン)で錦織の試合を初観戦。その後の活躍を確信し、今に至る。